就職
陸上は順調に成果を出している3人だが、就職という山場を迎えた。
スポンサーも3人には注目していた。
アジア大会で世界で華々しく活躍をした3人も大学4年生であり、来春には卒業し、寮もでなければならなかった。
さくらは保育士の資格もとり、夢だった児童養護施設の職員になりたかった。
陽菜と七海は実業団に就職して陸上を続けたかった。
朝倉も藤森も3人をなんとか五輪に連れていきたかった。十分に可能性があるところまできており、受け皿が欲しかった。
社長の一声で五輪選手を受け入れて所属選手とするので有名なニッチハウスという子供服のメーカーが3人を受け入れてくれることになった。
さくらはニッチハウス所属ながらも足立区の児童養護施設に週1日だけ日勤で働かせてもらうことになった。
陽菜はミニマム松村の事務所に所属し芸能活動もしつつ、ニッチハウス所属に。七海もニッチハウス所属。
寮はでるが、トレーニングは引き続き滝野川大で藤森の下行うことになった。
藤森は学長の石橋に呼ばれて話していた。
石橋「藤森君、よくやった。志願者も増えてるよ、ガッハッハ」
藤森「ありがとうございます」
「3人ともトップ選手になるなんて、本当に君の腕は素晴らしいよ」
「ありがとうございます」
「特にあの陽菜君が日本選手権で、騒ぎになったといのがいいね。滝野川のロゴが全国に観られた」
「たしかに...」
「ニッチハウスの林さんにお世話になるんだろ」
「ええ、でも練習は滝野川のグラウンドをお借りします」
「よっしゃ、よっしゃ。そしたらどんどんテレビのインタビューとか受けなさい。滝野川のグランドで。もちろん背景に滝野川のロゴを出すように」
「積極的に大学の宣伝をさせていただきます」
藤森は『使えるモノは使わないと』という考えになっていた。
つづく
◎登場人物
中川さくら/さくちん 158cm あねご
桜井 陽菜/はるはる 175cm 物静かな美人
田原七海/みーなな 166cm 知恵袋
朝倉宣伸 元五輪リレーメダリスト 陸連理事
藤森健次郎 滝野川大監督 元世界陸上リレーメンバー
石橋 滝野川大学学長
社会人となる3人に思いもよらない悲劇が起きる。




