表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの日の風の、その続き 〜戦う公爵令嬢と、王女が選んだ未来〜   作者: 凛花


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/36

最終話 そして、続いていく。





エレーナの話を聞き終わったとき、リクの顔からは、もう迷いが消えていた。



女なのに公爵で、公爵なのに闘う母。


そんな母を、止めない父。




なんで、と思っていたけれど――



その答えは。






——




「ゼンってば、本当に心配性なのよ。少し出かけるだけでも、ついて行こうかって。

今日だって、リゼのところに行くって言ったら、公務切り上げて帰ってこようとしたんだから。」



エリシアの呆れたような小言に、リゼは「そんなの!」と、身を乗り出した。




「いいじゃない!それ。クロードなんて全然よ?もう少し甘やかしてくれてもいいのに」


その時、ちょうどクロードが部屋に入ってきて、着ていた上着を椅子に掛けながら、




「……必要ないだろ」


そう言って怪訝な顔をする。



「ほらね!そういうとこ!」


それを聞いて、リゼが怒る。


そんな2人を見て、エリシアはクスクスと笑っていた。



「でも、ちゃんと隣にいるじゃない」



最後にそう言ったエリシアの言葉に、3人の会話をそばで聞いていたリクは顔を上げる。




--なんであれで成り立ってるんだ、って思っていた。



でも、今なら少し分かる。


言い合って、ぶつかって、それでも--隣にいる。



守るって、きっと。


ただ庇うことじゃない。



--離れないことだ。




--隣に、立ち続けることなんだ。







あの日の風の、その続きは。



--確かに、ここにあった。











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ