表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/103

第21話 ガブリエルとの対面


 中へ入ると、可愛らしい部屋の内装をしていた。俺たちは、扉の前で立ち止まると、部屋の奥の方からうっすらと声が聞こえた。


「待ってたよ~」

「え?」

「え? じゃないよ~。あ! ちょっと待っててね」


 声を聞いてから、数分程待ったところでこちらへ一人の少女がやってくる。


(この方がガブリエル様?)


 目の前の少女を凝視していると、問いかけてきた。


「え~と。メイソンくんとルーナちゃん、クロエちゃんだよね?」

「あ、はい」


 俺の言葉に続くようにルーナとクロエが挨拶を済ませるが、二人はなぜあったことも無いのに名前を知っているのか疑問そうな顔をしていた。


 そりゃあそうだ。俺だって普通なら驚く。いや、実際今も驚いてる。だけど今、目の前にしている方は多分ガブリエル様。そう考えると、どこか納得してしまう俺が居た。


「私はガブリエルだよ~。よろしくね!!」

「よ、よろしくお願いします」

「「よろしくお願いいたします」」

「そんなに畏まらなくていいよ~。もっとフランクにね?」

「......」


(いや、フランクにとか言われても無理だろ!!)


 ガブリエル様はもっと自分の立場を考えた方がいい! あなたは神話に出てくる逸話の人物。実際、今あって見て初めて実在すると実感がわいてきているほどだ。


 そんな方に対して、フランクに接しろと言われても無理だろ......。俺は恐る恐るルーナとクロエの方を向くと、二人ともどんな対応をしていいか困っている様子であった。


「ま、最初はこんなもんなのかな~」

「そう言っていただけると助かります」


 流石にここで瞬時に対応できるほど俺たちはフランクな人間じゃない。


「まあいいや。それじゃあメイソンくんはともかく、ルーナちゃんとクロエちゃんがなんで私が名前を知っているのかわからなそうだから説明するね」

「「ありがとうございます」」


 ガブリエル様は、ルーナとクロエが聞く準備ができたことを確認してから淡々と話し始めた。ざっくりと内容を説明すると、案の定ガブリエル様は神からお告げを受けることが出来る。そのため、神からお告げを聞いて俺たち三人を知ったらしい。


「ま、ざっくりと言うとこんな感じだよ~」

「質問いいですか?」


 クロエが手を上げながら言った。


「うんいいよ~。なんでも聞いて聞いて!!」

「神様からお告げを聞けるというのは、いつどこでも聞けるということでしょうか?」

「あ~、それはほぼ無理だよ。まあむちゃすれば聞くこともできるけど、私から神様にコンタクトをとることはほぼできないかな?」

「ありがとうございます。では、どのようなことを神様からお告げを受けたのですか?」


 すると、ガブリエル様は少し迷った顔をした後、俺の方を向きながら話し始めた。


「お告げを受けたのはメイソンくんであって、クロエちゃんやルーナちゃんじゃないんだ。それだけは最初に言っておくね」

「はい」

「直近、数年もしないうちに魔族が世界の秩序を崩すというお告げで、それを止められる可能性がある人物がメイソンくんだったってこと」


(え? 俺が止めるって......)


 まあ、ルッツくんの話を聞いている限り、魔族が世界の秩序を崩すと言うのは予想ができた。そうじゃなくても、ここ最近でリーフさんが魔族に変わったこと、バカルさんやドラゴンゾンビが現れたことが魔族の手によることだと知っているため、少し考えればわかることだ。


 でも、そこは問題じゃない。俺が世界の秩序を崩す魔族を止めるってことを神様からお告げされたことが驚きなんだ。なんせ、今の俺が魔族と戦って勝てるのかと言われればそうじゃないと思う。


 だが、ガブリエル様の言葉を聞いたクロエやルーナは、少し驚いた表情をしながらも、こちらを向きながら納得した表情もしていた。その表情を見ていたガブリエル様が


「その表情。わかっているようだね」

「はい。メイソンはそれぐらいできる人ですので」

「ちょ、ちょっと待ってください。俺は......」


 俺が話を遮ると、ガブリエル様から少し殺気を感じながら


「メイソンくん。神様のお告げが嘘だとでも?」

「い、いやそう言いたいわけではありませんが、今の俺が止められるとは......」

「最初に言ったじゃん。魔族が世界の秩序を崩すのは早くても数年後。そこまでに強くなってくれればいいんだよ?」

「......」


 そう言われても、俺がそこまでに魔族を倒せるだけの力を手に入れているなんて到底思えなかった.......。そりゃあ、ここ最近で強くなったのは自分自身が一番わかっている。


 だけど、ルッツくんを助けた時のことを思い出してほしい。あの時出会った少女に数年後には勝てるだけの力が付いているとでも? あの隠しきれない殺気を目の当たりにしてしまったら、流石に無理だと思ってしまう。


「まあ神様が言っているんだから、自信をもって」

「は、はい......」


 俺がガブリエル様から聞かされたお告げに頭を悩ましている時、左方向から


「私も一ついいですか?」

「ルーナちゃんいいよ~」

「ありがとうございます。神様からお告げを聞けるなら魔族がどこから攻め込んでくるとかわかるんじゃないですか?」


 するとガブリエル様が深刻そうな顔をしながら


「それだけは神様もできないんだよ」

「「「え?」」」

新連載です! もしよろしければ読んでください!


「無能の雑魚」と勇者パーティを追放されたので、勇者の裏側で英雄として成り上がる。え?今更戻って来いと言われてももう遅い。


https://ncode.syosetu.com/n9908hx/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


▼煙雨の新作です!!!▼

魔眼の英雄~「無能の雑魚」と勇者パーティを追放されたので、勇者の裏側で英雄として成り上がる。え?今更戻って来いと言われてももう遅い。



お読み頂きありがとうございます!!

↑↑評価は広告下にある☆☆☆☆☆を★★★★★にしたらできます!

ブックマークや特に評価をしていただけると嬉しいです。

+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ