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進学先は異世界でした ~俺の異世界学園生活記  作者: 於田縫紀
#8 夏休み・開始

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§41 船と宿の予約完了

 本日は六月二十五日、周一。

 間も無く夏休み。

 夏休み前のテストが終わり、結果発表と席替えが行われたところだ。

 そのせいでラインマインと席が離れてちょっと寂しい。


 なお今度の席は反対側、廊下側の前から二番目だ。

 俺の前にはアルがいる。

 俺もテストは出来たつもりだったのだが、アルはその上をいったらしい。

 俺が五百点満点中四百六十八点で各教科一問程度しかミスが無い状態。

 アル(こいつ)はほとんど満点を取っているんじゃ無いだろうか。


「結構頑張ったんだけれどね。ホクトにああも躍進されると何かがっくりくるの」

「仕方無いだろ。ホクトは学力であそこにいたわけじゃ無い」

「でもラインマイン頑張った。一列分前に来た」

 メルが言うこの場合の一列とは六人分。

 成績が末席から六人抜かしたという事だ。


「私もまあまあ及第点というところですわ」

 ちなみにヘラの席はラインマインの一つ前である。

 主要教科総合五百点満点で五点しか差が無かったとの事だ。


「でもこれで心置きなく旅行の準備が出来るね」

「でもどんな準備をしたらいいんだ。普通なら着替え、行程中の軽食と飲み物というところだけれど」

「それで大丈夫」

 メルによるとそれでいいそうだ。


「何なら予約しておく。サカイを出るのが周一か周三か周五。いつがいい」

 カレンダーを見てみる。

 七月二日が周一だ。


「七月二日周一でいいんじゃないか」

 アルもそう言う。


「そうだな、早いほうがいい。時間はわかるか」

「調べないとわからない。恐らく夕方」


「日にちはそれでいいんじゃないかしら。あと一緒に宿も予約しておいた方がいいと思いますわ」

「六人一部屋三泊四日の宿指定クーポンがあるからそれを使えばいいだろ」


 このクーポンは船代のクーポン、シルダ入街許可証と共にパヴァリア先生から受け取ったものだ。

 今回の旅行の代金は最高首長会議で持ってくれた。

 だから俺達が使うお金は昼食とお土産等だけですむ。


「なら逆に宿の予約が先ですわ。もしくは同時。一般に宿の方が予約を取りにくいですし」

「心配ない。部外者のシルダ訪問は船便と宿がセット」


 つまり部外者の出入りは完全管理されているという事だ。

 まるで出入りに厳しい外国への旅行だな。


「予約を取る」

 そう言ってメルは魔力増幅機を出す。

 彼女は軽く魔力増幅機を握って腕を上下。


「少し静かにして」

 魔力増幅機を握った左腕を軽く上に上げて、目を瞑る。

 数秒そうしていたろうか。

 メルは手を下ろし、目を開けた。


「通じた」

 彼女はそう言ってペンで予約内容を書き始める。

 七月二日周一の十四半の鐘サカイ出港。

 三日から六日朝まで予約

 朝食及び夕食付き。食事は三日の朝から六日の朝まで。昼食は無し。

 六日朝五の鐘でシルダ出港、七の鐘でアム入港。十五の鎚でアム出港、七日一の鐘でサカイ入港。


「予約完了。手続き終了」

 そう言ってメルはふっと息をついた。


「便利ですね。普通は遠信処で出向いて、一件合銀小貨一枚(千円)でお願いする必要がありますのに」

「シルダは魔法の街。手続きはほぼ魔法で可能。でもやるのは久しぶり。ちょっと疲れた」


「今のでシルダまで魔法を届かせたわけ?」

 ラインマインが驚いたように言う。

 確かにそれなら脅威だな。

 相当遠いし。


「そこまで魔力強くない。今のはカウフォードの中継処まで。中継処で大型の魔力増幅機にのせて連絡魔法を届かせる。反対も同じ」


 なるほどと俺は感心する。

 それなりに色々システム化されている訳なんだな。

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