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後悔しても遅いです。捨てられ令嬢の私は、一途な運命の人と幸せになりますので、さようなら。  作者: 逆立ちハムスター


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その婚約破棄、喜んでお受けいたします

王立アカデミーの卒業を祝う壮麗な夜会。王宮の最も大きな『星明かりの間』は、天井に吊るされた幾百もの魔力石のシャンデリアによって、真昼のような眩い光に包まれていた。

壁際に並べられた長机には、隣国から取り寄せられた珍しい果実や、腕利きの料理人たちが丹精込めて作り上げた目にも鮮やかな料理の数々が並んでいる。楽団が奏でる優雅なワルツの旋律に合わせて、色とりどりのドレスと豪奢な燕尾服に身を包んだ若い貴族たちが、これからの輝かしい未来を語り合いながらステップを踏んでいた。


誰もが笑顔を浮かべ、甘やかな喜びに酔いしれる空間。

しかし、その大広間の中央だけが、まるで真冬の吹雪に晒されたかのように冷え切っていた。


「セレナ・ヴァレンタイン公爵令嬢! 貴様のような嫉妬に狂った悪逆非道な女は、私の未来の王妃にふさわしくない! よって、今この場をもって、貴様との婚約を破棄する!」


音楽をかき消すような、怒りに満ちた声が響き渡る。

声の主は、このエルミナージュ王国の第一王太子であり、私の婚約者であるレオンハルト殿下だった。金糸を紡いだような美しい金髪と、晴れ渡った空のような青い瞳を持つ彼は、普段であれば令嬢たちの羨望の的となる見目麗しい青年だ。

だが今の彼は、顔を真っ赤にして怒りを露わにし、私に向けて鋭い指を突きつけていた。


そして彼の腕の中には、怯えた小鳥のように身をすくませる少女がすっぽりと収まっている。

薄紅色のふわふわとした髪に、潤んだ大きな翡翠の瞳。庇護欲をそそる小柄な体躯の彼女は、男爵家から最近引き取られたばかりの庶子、リリア・フローレンスだった。

彼女はレオンハルト殿下の胸元をギュッと握りしめながら、かすかな声で「殿下、怖い、です……」と震え声を出している。その姿はまさに、悲劇のヒロインそのものだった。


対する私は、燃えるような真紅の髪を複雑に結い上げ、王国の伝統的な深い藍色のドレスを身に纏っていた。背筋をピンと伸ばし、扇で口元を隠しながら、表情一つ変えずに彼らを見据える。

ヴァレンタイン公爵家長女として、そして未来の王妃として、いかなる時も取り乱さないよう徹底的な教育を施されてきた私からすれば、大勢の前で大声を張り上げる殿下の振る舞いこそが信じられなかった。


「……レオンハルト殿下。突然のことに戸惑っておりますが、それは一体、どのような理由からでしょうか?」


私は努めて冷静に、鈴の転がるような澄んだ声で問い返した。

胸の内にあったのは、婚約破棄を突きつけられた絶望でも、愛する人に裏切られた悲しみでもない。ただひたすらに重く、冷たい『徒労感』だけだった。


「しらばっくれるな! 貴様がリリアに対して陰湿な嫌がらせを繰り返してきたことは、すでに調査済みだ!」

殿下は勝ち誇ったように大声を上げた。

「彼女の希少な魔法学の教科書を泥で汚し、階段から突き落とそうとし、あまつさえ取り巻きの令嬢たちを使って夜会で彼女のドレスにワインをかけようとしただろう! 希少な『光の魔法』に目覚め、学園の注目の的となったリリアに対し、己の地位が脅かされると嫉妬に狂ったのだな。醜悪極まりない!」


次々と並べ立てられる罪状に、周囲を取り囲む貴族たちからヒソヒソと囁き声が漏れ始める。私へ向けられる視線には、明らかな侮蔑と非難の色が混じっていた。


(……教科書が汚れていたのは、彼女が雨の日に中庭で転んで水溜りに落としたから。階段で足を踏み外して転びそうになった彼女の腕を掴んで助け上げたのは私。そして、夜会で彼女のドレスにワインがかかりそうになった時、咄嗟に庇って自分のドレスを汚したのは私ですけれど……)


私は扇の下で、誰にも気づかれないように深く、深い溜息をついた。


レオンハルト殿下は、顔は美しいが、ひどく怠惰で思い込みが激しい性格だった。政務や王太子としての厳しい教育を嫌い、何かと理由をつけては逃げ出そうとする。

私はこの国のため、そして幼い頃に王命によって結ばれた婚約の義務を果たすため、血を吐くような努力で彼を支えてきた。

彼がさぼった執務を徹夜で片付け、彼が提出すべき政策の草案を練り上げ、彼が立派な王太子として周囲から称賛されるよう、公爵家の力を使って裏で必死に根回しをしてきたのだ。私の睡眠時間は毎日三時間にも満たず、過労で何度か倒れかけたこともあった。


しかし、彼は私のその献身を「堅苦しい」「小言ばかりで可愛げがない」と煙たがった。

そこへ現れたのが、何もできないが故に無条件に殿下を頼り、甘い言葉で彼を称賛し続ける男爵令嬢のリリアだったのだ。厳しい現実を突きつける私よりも、自分のちっぽけな自尊心を満たしてくれる彼女に惹かれるのは、彼のような精神的に幼い男にとっては必然だったのだろう。


「リリアは数百年ぶりに現れた『光の魔法』の使い手だ! 彼女こそが、この国に真の光をもたらす聖女であり、私の隣に立つべき運命の伴侶なのだ。お前のような冷酷で血も涙もない女は、本来ならば国外追放刑にでも処してやりたいところだが……これまでの公爵家の功績に免じて、婚約破棄のみで許してやる。寛大な処置に感謝することだな!」


胸を張り、高らかに宣言する殿下。その腕の中で、リリアが「殿下、私のためにそこまで……ありがとうございますぅ」と甘ったるい声を上げる。

その時、リリアの視線が殿下の死角から私へと向けられた。潤んだ瞳の奥で、その唇の端がニヤリと、勝利を確信したように歪んだのを私は見逃さなかった。


ああ、なるほど。そういうことか。

彼女は自分の立場を確固たるものにするために、自ら悲劇のヒロインを演じ、私を悪役に仕立て上げたのだ。そして愚かな王太子は、それにまんまと乗せられた。


私はゆっくりと扇を閉じ、背筋をさらに一段と伸ばした。

周囲は、私が泣き崩れて許しを乞うか、あるいは怒り狂ってリリアに掴みかかるだろうと期待しているような目で見ている。殿下もまた、私がすがりついてくるのを待っているかのように、顎を上げて傲慢な表情を浮かべていた。


けれど、私の心の中では、これまで私を縛り付けていた重い鎖が、音を立てて崩れ去っていくのを感じていた。


もう限界だった。そして、もう十分だった。

愛も情もない、ただ己の虚栄心を満たすことしか考えていない男のために、私のたった一度きりの人生をすり減らすのは。


「――承知いたしました」


静まり返った大広間に、私の澄み切った声が凛と響いた。

まるで小鳥が囀るような、朗らかな声だった。


「なっ……?」

殿下が予想外の返答に目を丸くする。


「レオンハルト殿下。今のお言葉、次期国王たる王太子としての、正式なご発言と受け取ってよろしいですね? ここにおられる多くの貴族の方々が、確かな証人となってくださっていますわ」

「あ、ああ! 当然だ! 私は本気だぞ! 公爵家が泣きついてこようと、決定が覆ることはない!」

「良きに計らいました。それでは、私セレナ・ヴァレンタインは、王太子レオンハルト殿下からの婚約破棄を、謹んでお受けいたします」


私はドレスの裾を優雅につまみ、完璧なカーテシー(淑女の礼)を披露した。

顔を上げた私の口元には、作られた冷たい微笑みではなく、心底からの安堵と喜びに満ちた、晴れやかな笑顔が浮かんでいた。


「な、なんだその態度は……! 自分が何を失ったのか分かっているのか!? 未来の王妃の座だぞ! 権力も、名誉も、すべてを失ったのだぞ!」

私のあまりにあっさりとした態度に、殿下は逆に苛立ちを募らせたように吠えた。


「ええ、重々承知しております。ですが、殿下のような『素晴らしい』お方には、私のような小言ばかりの女よりも、そちらのリリア様のような可愛らしい方の方がお似合いかと存じます。……ああ、そういえば」

私はわざとらしくポンと手を打った。

「これまで殿下の執務室に持ち込まれていた書類の八割方は、私が夜通し確認し、修正案を添えて処理しておりました。他国との貿易協定案や、治水工事の予算編成、貴族間の領地問題の調停など……明日からはすべて、殿下ご自身と、そちらの聡明な聖女様でこなされるのですよね。さすがは殿下ですわ。素晴らしい治世になることでしょう。陰ながら、心より応援しております」


「は……? 執務の代行だと? 何を言っている、あれは私の実力で……私が決済印を押して……」

殿下の顔色が一瞬にして灰色に変わった。

彼はおそらく、自分が最後にハンコを押していただけの書類が、どれほどの複雑な工程と調整を経て彼の机に置かれていたのか、まったく理解していなかったのだろう。今になってようやく、これから自分が直面する地獄のような仕事量の片鱗に気づき始めたらしい。


「それでは、私はこれで失礼いたします。これまで長い間、大変お世話になりました」

呆然とする殿下と、話が見えずに首を傾げているリリアを置き去りにし、私は踵を返した。

もうこんな茶番に付き合っている暇はない。早く家に帰って、何年も着ていなかったゆったりとした寝着に着替え、泥のように眠りたい。


私が大広間の出口へ向かって歩き出そうとした、まさにその時だった。


「――待て。その婚約破棄、見過ごすわけにはいかないな」


低く、甘く、それでいて絶対的な権力と魔力を孕んだ声が、広間全体を震わせた。


その声が響いた途端、大広間の空気が物理的に凍りついたかのように張り詰めた。ざわめいていた貴族たちが一斉に息を呑み、まるでモーセが海を割ったかのように、群衆が自然と左右に分かれて道を作った。

その道の奥から現れたのは、漆黒の軍服を身に纏った大柄な男性だった。


闇夜を切り取ったかのような艶やかな黒髪に、すべてを見透かすような冷たく鋭いアメジストの瞳。顔立ちは神々しいほどに美しく整っているが、そこから放たれる威圧感は歴戦の猛者のそれであり、立っているだけで周囲の空気を圧倒していた。


彼を知らない者は、この場に一人としていなかった。


我が国の東に位置する、大陸最大の軍事国家・グランツ帝国。

その帝国の筆頭大公にして、皇帝の右腕であり、戦場では数多の敵を一人で屠る「氷の死神」として諸外国から恐れられている最強の魔剣士。


ユリウス・フォン・グランツ大公殿下、その人である。


「グ、グランツ大公閣下……!? な、なぜ、帝国の皇族たるあなたが、我が国の卒業パーティに……?」

レオンハルト殿下が顔を真っ青に引きつらせ、声のトーンをひっくり返した。

帝国は我がエルミナージュ王国とは比較にならないほど強大な力を持つ大国だ。その実質的な最高権力者の一人である大公が、事前の通達もなく突然姿を現したのだから、パニックになるのも無理はない。一介の王太子が軽々しく口を利ける相手では決してないのだ。


しかし、ユリウス様はレオンハルト殿下を一瞥すらすることなく、まっすぐに私の方へと歩み寄ってきた。

コツ、コツ、と軍靴の音が静寂の大広間に不気味なほど響く。


私の目の前で立ち止まった彼は、先ほどの恐ろしい威圧感が嘘のように、酷く優しく、そして熱を帯びた瞳で私を見下ろした。


「セレナ嬢。君が自由になるこの日を、私はずっと、ずっと待ちわびていた」

「……ユリウス、様?」


予期せぬ人物の登場に呆然とする私の右手を、彼はそっとすくい上げた。黒革の手袋越しでもわかる力強い手。彼はそのまま恭しく跪き、私の手の甲に、羽のように軽い口づけを落とした。

直に触れていないというのに、そこから焼け付くような熱が伝わってきて、私の顔が一気に赤く染まるのがわかった。


「なっ……!? 大、大公閣下! 何をなさっているのですか! その女は性悪な令嬢ですよ!? リリアを苛め抜いた、心根の腐った女です! なぜそのような女の手を……!」

状況を理解できていないレオンハルト殿下が、焦ったように声を荒らげた。


その瞬間だった。

「黙れ、下衆が」


ユリウス様が冷酷なアメジストの瞳だけでレオンハルト殿下を射抜いた。

ドゴォォォォンッ! と、目に見えない巨大な質量の魔力が広間中に膨れ上がり、空気が軋むような音がした。

「ひっ!?」

「きゃああっ!」

レオンハルト殿下とリリアは、その尋常ではない魔力の重圧に耐えきれず、無様な悲鳴を上げて床にへたり込んだ。他の貴族たちも青ざめて震え上がり、誰一人として声を出すことができない。


「貴様ごとき愚物が、私の『運命の伴侶』を愚弄することは、この私が万死に値する罪として裁くぞ」

「う、運命の、伴侶……!?」


床に這いつくばったまま、レオンハルト殿下が絶望的な声を漏らした。

周囲からも息を呑む音が聞こえる。無理もない、私も驚きのあまり目を見開いていたのだから。


「ユリウス様、運命の伴侶とは、どういうことですか? 私が、あなたの……?」

問いかける私に、ユリウス様は魔力をスッと霧散させると、再び私に向き直った。その顔には、先ほどの冷酷さとは無縁の、まるで恋い焦がれた宝物を見つめるような甘い微笑みが浮かんでいた。


彼は懐から、小さなビロードの箱を取り出した。パカリと開けられた箱の中には、純度の高い魔力石を星のようにカッティングした、目が眩むほど美しい大粒のダイヤモンドの指輪が収められていた。

帝国の皇族が、一生に一度、ただ一人の伴侶にのみ贈るという伝説の『星の誓い』の指輪だ。


「セレナ。君が王太子妃教育という名目で不当に縛られ、あんな能力のない男の尻拭いのために身を粉にして働いている姿を見るたび、私は狂いそうなほど嫉妬し、同時に心を痛めていた。君のその類稀なる政治的才能、隠された優しさ、そして何より、どんな理不尽にも屈しない気高さ……それをまったく理解できないこの腐りきった国に、君をこれ以上置いておくつもりは毛頭ない」

「ユリウス、様……」


実は、彼とはこれまでにも何度か関わりがあった。

帝国との外交交渉の際、レオンハルト殿下が匙を投げた複雑な条約案を、私が裏で徹夜してまとめ上げたことがあった。その交渉相手がユリウス様だったのだ。

私が執務室で疲労のあまり倒れるように眠ってしまった時、目が覚めると必ず温かい毛布が掛けられ、傍らには最高級の茶葉で淹れられた紅茶が置かれていた。後になって、それが視察と称してこっそり城を訪れていたユリウス様の気遣いであったことを知った。


私の書いた政策案や意見書を見るなり、彼は「素晴らしい見識だ。君の頭脳は大陸の宝だ」と惜しみない称賛を送ってくれた。

私を「便利な道具」や「堅苦しい小言女」としてではなく、「一人の有能な人間」、そして「一人の女性」として尊重してくれたのは、私の人生において彼だけだったのだ。


「私と共に帝国へ来てくれ、セレナ。君を縛るものはもう何もない。私の妻になってくれ。私の命、権力、財産、そのすべてを懸けて、君を必ず、世界で一番幸せな女性にすると誓おう」


公開プロポーズ。それも、大陸最強の大国の筆頭大公からの。

あまりの急展開に頭が真っ白になりそうだったが、彼の真摯で情熱的な瞳を見つめていると、凍りついていたはずの私の心が、春の雪解けのように温かく溶けていくのを感じた。


(ああ……私、本当はずっと、誰かにそう言ってほしかったんだわ)


頑張りを認めてほしかった。私自身を見てほしかった。

そして今、私が最も尊敬し、密かに心惹かれていた人が、私の手を引こうとしている。


「……ユリウス様。私のような、たった今婚約破棄されたばかりの『捨てられ令嬢』で、本当によろしいのですか?」

溢れそうになる涙をごまかすため、私はわざと意地悪くそう問うてみた。


するとユリウス様は、ふわりと、氷の死神という異名が信じられないほど甘く蕩けるような微笑みを浮かべた。

「君でなければ、絶対に駄目なんだ。君という至宝を自分から捨てた愚か者どもには、これから国ごと死ぬほど後悔してもらうことになるが……君はもう、後ろを振り返らなくていい。ただ前を向いて、私の腕の中に飛び込んでおいで」


私は深く息を吸い込み、そして最高の笑顔を咲かせた。

もう、迷う理由なんてどこにもない。


「……ふふっ。こちらこそ、未熟者ではございますが、どうかよろしくお願いいたします。私の運命の人」


私が手を差し出すと、彼は震える手で私の左手を取り、薬指にそっと『星の誓い』の指輪をはめた。指輪が私の魔力と呼応し、眩い光を放って広間を照らし出す。

次の瞬間、ユリウス様は立ち上がり、私の腰を力強く抱き寄せた。すっぽりと彼の広い胸に収まり、軍服から香る爽やかな香衣の匂いに包まれる。


静まり返っていた広間が、一拍遅れて、割れんばかりのどよめきと歓声に包まれた。

先程まで私を蔑んでいた貴族たちは、今度は信じられない奇跡を見るような目で私を見つめ、そして、床にへたり込んだまま絶望に顔を歪めるレオンハルト殿下たちを、まるで汚物でも見るかのように嘲笑っていた。


「さあ、行こうか、私の愛しい人。私たちの国へ」

「はい、ユリウス様」


ユリウス様に優しくエスコートされながら、私は大広間を後にする。

出口を抜ける直前、チラリとだけ後ろを振り返った。


そこには、私が執務を代行しなくなることで明日から崩壊するであろう政務の山と、大国である帝国を完全に敵に回してしまったという事実をようやく理解し、白目を剥いて泡を吹いている元婚約者の姿があった。

そしてその隣には、自らが頼りにしていた男があっけなく没落していく様を見て、計画が完全に狂ったと絶望の涙を流す男爵令嬢の姿。

彼らがこの先、溜まりに溜まった公務による過労と、帝国からの尋常ではない経済制裁の圧力で、国もろとも破滅の道を辿っていくのは、もはや火を見るより明らかだった。


けれど、もう私には一切関係のないことだ。


後悔しても、もう遅いです。

捨てられ令嬢の私は、私の本当の価値をわかってくれる、一途で不器用な運命の人と共に、これからとびきり幸せになりますので――


どうぞ皆様、さようなら。

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