side β 国際連合第12679号計画
更新が遅れて本当に申し訳ございません。
しかも今回は物語自体に殆ど関係がありません。
今後もこちらの方は更新が遅れてしまうことが多々あると思いますが、2ヶ月ほどしたらまた普通に更新出来るようになると思いますのでお待ち頂ければ幸いです。
計画立案責任者 ドワイト・D・アイゼンハウアー米国陸軍元帥、ゲオルギー・ジューコフソ連陸軍元帥、バーナード・モントゴメリー英国陸軍大将
編集・追記実行者履歴 ウィンストン・チャーチル英国首相、リチャード・ニクソン米国大統領、ジェラルド・R・フォード米国大統領、ロナルド・レーガン米国大統領、ジョージ・W・ブッシュ米国大統領
執筆年月日 西暦1947年6月28日
第1条 計画の概要及び発動方法
1.本計画は人類又は地球の存続が危ぶまれる事態が発生した際、国連加盟国の3分の2以上の賛成議決によって発動されるものである。
2.国連常連理事国は本計画のうち『自然的災害』と『侵略的災害』のうちどちらを発議するかを『議決5日前』までに決定する義務を負う。
3.どちらの計画を可決した場合でも国連全加盟国の軍及び警察等治安組織は国連統合軍によって接収されるものとする。
第2条 『災害』の分類について
1.『自然的災害』とは火山噴火、大規模地震、太陽風などによる電磁パルス、超新星爆発、隕石落下など自然的要因による災害を指し、この場合被害を最小限に食い止め、生態系や人類への影響を抑えることが主目的となる。ただし、大規模地震や火山噴火の場合は地球的規模での著しい影響が起きると懸念されるもの以外『災害』の定義には当てはまらないため計画の実行は不可能である。
2.『侵略的災害』とは主に地球外知的生命による地球への侵略ないし破壊行為を指すが、地球に大規模な破壊をもたらす兵器を開発又は使用する国家などもこれに当てはまる。『自然的災害』で挙げた隕石落下や電磁パルスなども人間やその他の生命体が故意に行ったものならば『侵略的災害』となる。この場合は侵略的行為を行う生命体や組織を殲滅、又は打倒することが主目的となる。
第3条 国連統合軍の組織
1.国連統合軍はいかなる国の政治的、軍事的介入も受けない独立組織である。
2.国連統合軍の運営資金は国連分担金を使用するが、不足分は常任理事国及び非常任理事国が負担するものとする。(それでも尚不足する場合は加盟国のGNPの5%程度までを負担させる事が出来る)
3.国連統合軍の最高権限組織の名称は『国際連合統合軍参謀総本部』とする。
4.国連統合軍は陸軍・海軍・空軍と必要に応じて宇宙軍・特殊作戦軍を設置する。
5.国連統合軍はその階級として23個を置く。(下図参照)
将官 元帥・上級大将・大将・中将・少将・准将
佐官 代将(海軍のみ)・大佐・中佐・少佐
尉官 大尉・中尉・少尉・准尉
下士官 上級曹長・曹長・軍曹・伍長(海空軍については特殊規定が存在。詳しくは別表1を参照)
兵 兵長・上等兵・一等兵・二等兵・三等兵
6.国連統合軍は軍及び治安機関の提供を拒否する国連加盟国に対して軍事的強制措置をとることが出来る。
7.国連統合軍は運用する兵器、その他システムを自己開発するため、技術開発局の設置を行う事が出来る。
別表1
1954年削除
第4章 『自然的災害』の場合の国連統合軍及び国連の対応
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第5章 『侵略的災害』の場合の国連統合軍及び国連の対応
1.本章は侵略的災害を起こす者が知的生命体であり、なおかつ物理的手段を以て侵略的行為を行っていると仮定する。これ以外のケースは計画12680号に移行する(1963年追記)
2.『侵略的災害』発生から14日以内に国連は緊急総会を開く義務を負う。
3.計画12679号が可決された場合速やかに国連加盟国全ての軍及び治安機関を接収し国連統合軍へと編入、再編成を行う。
4.この際、全世界に欧州方面軍・中央アジア方面軍・極東方面軍・北米方面軍・南米方面軍・アフリカ方面軍の6つの陸軍方面軍を置く。(海空軍については別表2及び3を参照せよ。また、各方面軍の担当地域については下図を参照すること)
5.各方面軍は更に3つの軍に細分化し、その下には10個程度の師団を置くものとする。
6.災害の原因が地球外生命にある場合はその生命体を太陽系アステロイドベルト付近まで後退させること。(1984年追記)
7.また、災害の原因が地球外生命にある場合は宇宙軍等の創設も認可される。(2003年追記)
別表2 国連統合海軍の構成
国連統合海軍は全世界に極東艦隊、太平洋艦隊、北大西洋艦隊、南大西洋艦隊、インド洋艦隊、北海艦隊、地中海艦隊、南氷洋分遣艦隊の8個の方面艦隊を置くものとする。
極東方面艦隊の担当海域は南シナ海、東シナ海、日本海、フィリピン海、オホーツク海であり、太平洋艦隊はそれ以外の太平洋全域を担当する。
北大西洋艦隊と南大西洋艦隊は赤道を中心にして担当海域を分配するものとする。
別表3 国連統合空軍の編成
国連統合空軍は全世界に極東方面航空総軍、中部太平洋航空総軍、南太平洋方面航空総軍、北米方面航空総軍、南米方面航空総軍、欧州方面航空総軍、アフリカ方面航空総軍、中東方面航空総軍、中部ロシア方面航空総軍、東南アジア方面航空総軍の11個航空総軍を置くものとする。
ただし、中東方面航空総軍と中部ロシア方面航空総軍、極東方面航空総軍と東南アジア方面航空総軍はそれぞれ統合が可能である。
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