新政権誕生
ごきげんよう、皆さん。
ギリシャの問題を取り上げ、途中になって申し訳ない。
結論から言うと、IMFというのが、構造調整プログラムというものを強制し金を貸しつけ、その国の国民の税金を収奪してきた歴史を書いておきたかったのだ。世界銀行も、似たような機関であり、こちらは、現在の総裁が、ロバート・ゼーリックといい、ゴールドマン・サックスのアドバイザーであった人物だ・・・
もうお分かりだろう??
ゴールドマン・サックスは、ロスチャイルド家のマーチャント・バンカーであり、他の大手金融機関が、どんなに赤字を出そうとも、ゴールドマン・サックスだけは儲かるようにできているのである。
ただ、筆者が分からないところは、ギリシャの財政赤字の隠蔽に加担し、EU潰しをしたのが、ゴールドマン・サックスであったところだ。
ところが、EUというのは、原子力共同体という法律が含まれているとおり、「リオ・チント・ジンク」を握り、世界のウランを支配するロスチャイルド財閥の肝いりからスタートした。欧州に、原子力施設が広まれば、儲かるのは、ウラン採掘企業であるから。
そのロスチャイルド率いるゴールドマン・サックスが、なぜ、EU潰しをしたのか??
ギリシャ問題は、事実上、EUの継続性を困難にしている。ユーロは、ドルより危ないとさえ言われている。スペインは、住宅バブルがはじけ、財政危機に瀕している。もしスペインが、傾けば、世界GDP七位の国である。EUは経済的に崩壊するしかないだろう。
もっとも、ロスチャイルド家も、広大複雑な姻戚関係をもち、内部で、家督争いが続いている。イギリス・ロスチャイルド家と、アメリカ・ロスチャイルド家、フランス・ロスチャイルド家の三つ巴の争いなのかもしれない。
とにかく、ギリシャ問題で、ドルとポンドは、相対的に、生き残った。ドル安とはいえ、ドルが買われ始めている。ドルやポンドよりも、ユーロが先に潰れかねない・・・ただ、ユーロ諸国が潰れれば、最後には、アメリカ国債が売られることになる(援助で、そうならないようにするだろうが)。そうすると、今度は、ドルが危険になる・・・景気二番底は、必ず、来ると思っておいたほうがいい。
さて、新政権が誕生した。
はやばやと、「子供手当て」、「郵政民営化」と公約を破り、急激に自民党化してきている。
いや、まだ、分からないが。
とにかく、手の平を返したような、マスコミの賞賛振りには、呆れた。
ここまで、プロパガンダが進むと、もはや、「世論調査」ではなく「世論操作」だ。
今回、小沢は、完全に、殺された。
閣僚人事の派閥を見てみよう・・・派閥が分かれば、政治が分かる。
凌雲会:前原、仙石、枝野、安住、古川、松井、
花斉会:野田、玄葉、蓮舫
どちらも、ネオ・リベラル系といわれている。凌雲会は、清和会とつながりを持つといわれ、新米タカ派である。清和会は、小泉元首相の派閥・・・タカ派とは、「好戦的」という意味。一方、ハト派は、「穏健的」。タカ派は、対外的に強硬姿勢であり、ハト派は、対話重視の集団である。
お分かりだろうか??
これからの政策が見えてくるに違いない。
法人税減税、消費税増税、郵政民営化、派遣法改正撤廃・・・公務員制度を改革しないで、法人税を下げると??消費税を上げると??
法人税を下げても、株主と資本家の収入が増えるだけ。なぜなら、法人税は、費用にかからないからであり、法人税を下げれば、下げた分、純利益が増え、それは、配当やら資本家に回るのが落ちだからだ。それに、これから、人口減に突入する日本で、設備投資に資金が回るはずもない・・・法人税減税の効果は、一度、疑ってかかるべし。
とりあえず、参院選まで、菅新政権に要注意。




