クトゥルフ?
~承前
「おいおい……」
空を見上げていたジャクソンは小声でポツリと零した。
その後、同じ様に空を見上げていたビルが呟いた。
「創作物は誰かの頭に現れた現実と言うがな」
Bチームの面々が見上げる先に浮かぶなにか。
先ほどまでエディが『ヒルダ』と呼んでいたヘカトンケイルが変化していた。
ただそれは、あまりにも凡庸な、もっと言えばありきたりな姿。
凡そ地球文明圏においてヲタク要素を持つ者なら誰でも連想する姿だ。
「……冗談だろ?」
ライアンが呟くのも無理は無い。
ある架空の物語に出て来る存在が目の前に浮いていた。
「ハワード・ラグクラフトの小説って実話だったんだな」
ペイトンの言ったそれは、後世でクトゥルフ神話とまとめられるSFだった。
ただ、目の前に浮いている化け物をどう表現しようかと思うとそれしかない。
だが……
――――ちがうよ
バードだけはヘルメットの中でそう呟いていた。
いや、正確にはヘルメットでは無く何処かに居る自分の本体の中で……だ。
もっとも解りやすい表現をすれば、その化け物はクトゥルフそのもの。
タコやイカと言った頭足綱の形態をとる胴体に緑色の眼球が三対ある姿。
その頭部分に開口部は見当たらないが、顎らしい部分から触手が生えていた。
そして、その頭を乗せた身体は驚く程に巨大で威圧的と言って良いだろう。
4本の腕と2本の脚。手には鋭利な鉤爪、水かき付きの脚で二足歩行の姿だ。
身体は悪臭を放っていて、ヌメリ付きな緑色の鱗で覆われている。
後背部にはコウモリの翼を連想させる巨大な翼があるが、おそらく飾りだ。
だが、バードは気が付いていた。
あれは。あの化け物は、実体の無い思念上の存在だ。
ここへやって来た者達に共通する想像上の化け物を平均化した存在でしかない。
つまり、クトゥルフの姿は我々の想像でしか無い……
心の奥底で様々な思念がグルグルと渦を巻いている。
仮説と検証と確信と新たな仮説の発生と、そしてまた根拠の無い確信。
――――あれは……
――――倒せない……
理屈じゃ無く直感としてバードはそう思った。
正確には、自分達では倒せない……と言うことだ。
そして同時にエディのやり口を我が事として痛感する。
倒せなくとも良い。それなら嫌がらせをするから問題無い。
それ以上は求めないし、それだけで十分効果がある。
あれを倒すのは……
――――あのモヤモヤ
不意に空を見上げたバード。
その眼差しの先には、ぼんやりと霞んだナニカが浮いている。
恐らくはこの事態の解決を図れる存在なのだろう。
――――あッ! そうかッ!
この時点でバードの視界が開けた。疑念が解消したのだ。
自分達は嫌がらせをするためにここへ連れてこられた消耗品だ。
事態を解決するのはあのコボルド達で、自分達は傍観者に過ぎない。
異なる世界へ干渉していると言いきったエディの思惑がそれだ。
そして……
「へぇ……風流だな」
ボソッと呟いたロックも空を見上げた。
ぼんやりと浮かんでいる存在が鈴をならした。
「あれ、アンルック処理でもされてるのか?」
ロックの所作に気がついたのか、ビルも同じように空を見上げた。
気がつけばBチーム全員がその何かを見ていた。
――――遂に姿を現したな
――――旧世界の支配者よ
――――お前の力は辺りの者を狂わすのでな
それは、驚くほどに透明な声だった。
ややもすれば機械音声にも聞こえるほどに。
そして同時にバードは思った。この声には感情がないと。
まるでAI端末が語りかけてくるような、単なる道具としての言葉。
だが、それと同時に再び鈴の音が響いた。
理屈はわからないが、バードは心が浄化されと思った。
モヤモヤとした疑念や不信感がスッと消えてなくなったのだ。
――――あれが……本当の敵か
妙な感動に心震えてたとき、コボルドの王がそう言った。
彼等も本当の敵を認識していなかったと少し驚く。
「そうだ。あれがヒルダの本当の姿だ」
エディは軽い調子でそう応えた。
だが、それに続く言葉は痛みの発露だった。
「本来あれは海中深くで眠っていたのだ。だが、その怨念は地上に生きる者に影響を与えていた。野望に燃える者。嫉妬に狂う者。欲望を御せぬ者。感情が暴走した者達に取り付き、気を狂わせ狂乱状態にさせてしまう。リンデルは父を裏切った罪悪感から狂を発し、あのヒルダに精神を取り込まれた」
思わず『はぁ?』と漏らしたバード。
リンデル? 誰それ? と混乱した。たぶんエディの記憶に居る人物だ。
その正体は解らないが、少なくともコボルドの王は驚いていた。
つまり、エディが干渉した結果、存在が失われた存在かもしれない。
或いは全く別の形で存在するはずだった可能性の存在かもしれない。
歴史や世界を書き換えることの罪深さに少しおののいた。
本来生まれてくるはずの存在を消し去った可能性だ。
そして同時に、全部承知でそれを行ったエディの凄さも感じた。
それが必要なのだと判断したのだろう。
全ての責任を背負う覚悟を決めていたのだ。
「バード。エディは何の話をしてるんだ?」
日本語を理解出来ないテッド大佐がバードに内容をたずねてきた。
同時通訳する事を忘れ聞き入っていたバードの意識が現実に戻された。
「えっと、要約すれば、エディはあのモンスターを倒す為に時間と空間を飛び越えて干渉してきたと言うことの様です。要するに別の世界線へ次元の壁を越えて影響を与え歴史自体を再構築したのでしょう」
要約もやり過ぎれば本来の意味を失うもの。
全体としての要領を掴みにくいものだが、そこにビルが注釈を加えた。
「恐らくですが、あのコボルドの王がエディの転生前の存在のようです。で、本来の歴史では一族内で裏切り等があって、最終的にエディは相当悲惨な人生の終わりを迎え、その歴史を変えようとしているようです」
ビルの要約にチームラジオの中から重い溜息が幾つも聞こえた。
エディの都合で振り回されるのは何度も経験しているが、ここまでとは……だ。
いったい何があったのか?は、その内エディが教えてくれるだろう。
今はただ、事の推移を見守るしか無い。だが……
「いや、違うぜビル。エディは歴史じゃ無くて今を変えたいんだ」
ビルの要約に口を挟んだロックはエディの言葉をひとしきり聞いてから続けた。
「要するに、あのモンスターが今のシリウスを蝕む原因らしい。本来の歴史じゃ俺達は居なくて、あのイヌと何かよくわからねぇ存在が共同でアイツを封印しようとしたけど失敗して、んで、イヌの王様なのか?よくわからねぇが、そのお后さまがモンスターを取り込んで地中深くで分解しようとしてるみたいだ」
ロックが蕩々と語った言葉にテッド大佐が思い咳きをひとつこぼした。
理屈じゃ無く直感で解る事もある。シリウスの貧しさを体験したからだ。
バードと共にロックも見た光景。
ニューアメリカ州タイシャン郊外の牧場で、カウボーイだったテッド。
骨の撓む思いで働いた百姓達の苦労を余す事無く味わった人間だ。
絶望的に収穫性の悪いシリウスで大地を耕して来た人々の絶望的な苦労。
その理由を改善しようとエディが奔走してきたのだろう。
ただ、その全貌を語って聞かせるほどの時間は無い。
「この星の物は永遠なる飢えに苦しめられる……って、今エディが言ったよ」
バードが伝えたエディの言葉にテッド大佐は『あれが諸悪の根源か』と言った。
僅かなその言葉にどれ程の意味が込められたのか、バードも掴めなかった。
だが、その直後にテッド大佐が意外な動きをした。
背中のマウントへ銃を掛けたのだ。
「あれが…… あのモンスターが居なければ…… シリウスはもっともっと豊かだったと言うことだな。どれ程の血が流れたのかを思い知らせてやるか」
グツグツと沸き立つような怒りの波動がテッドから漏れ始めた。
チームの全員がゾクリと寒気を感じる様な、猛烈な怒りだ。
テッド大佐の人生がどれ程に壮絶かは言葉で言い尽くせないだろう。
その両手からすり抜けこぼれていった、本来掴めたはずの幸せな日々。
なにより、テッドという男の味わった悔しさや悲しみ全ての原因。
――――許す訳が無い……
バードは奥歯を噛んでテッドを見ていた。
ソロマチン大佐と共に歩むはずだった、平凡だけど幸せな日々。
心の何処かに埃を被って放置されていた女の感情が急に沸き起こった。
ただ、心が散々に乱れかき混ぜられた時、エディの言葉が聞こえた。
何者かと会話していた様だが、それはもうどうでも良かった。
イヌや空に浮かぶ何かやモンスターに聞こえるよう日本語で叫んだエディ。
だが、どうやったのかは解らないものの、チームラジオにも声が聞こえた。
「異なる世界、異なる宇宙から私はここへアクセスしてきたのだよ。全てはあれを倒す為に! 復讐に燃える昼と諦観の夜を幾万と越えてやって来たのだ!」
怒り狂うテッドの感情を吹き飛ばすような、猛烈な意志。
エディは幾度も生まれ変わってきては失敗してきたと言うのだ。
その証拠に、空を漂うモンスターは笑っていた。
誰もがクトゥルフと思う仮想のモンスターが蔑んでいた。
エディは5度目の挑戦だと言った。つまり、何度も敗北しているのだった。
だからこそ、今ここに自分がいるのだとバードは理解した。
今回こそは勝ちきる為に、最強の戦力を拵えたのだろう。
シリウスを地球から独立させ、反地球派をまとめて粛正しつつ……
「アイツの弱点はここだ! あそこに総火力集中投射を行え!!」
エディは空を指差してそう叫んだ。
その指先からグリーン波長のレーザーが伸びてモンスターを指し示した。
「アイサー!」
最初にそう返答したのは、意外なことにここまで沈黙していたドリーだった。
今のBチームを預かるのはあくまでドリーだ。それ故に返答したのだろう。
「右腕に装備してる弾体加速兵器を使え。40ミリランチャーだ。切り札のお出ましだからな! 派手に行くぞ!」
それを聞いたバードは今日2回目の『はぁ?』が出た。
ただ、ついさっき左腕のレールガンを使ったばかりだ。
ご都合主義のアニメ漫画よろしく、きっと右腕に『それ』があるのだろう。
「へっへっへ! こりゃ良いっすね! 最高だ!」
ヴァシリが嬉しそうにそんな事を漏らした。
バードは視界の中にプロパティ画面を呼び出して装備リストを見た。
そこに書いてあるのは、歩兵戦車などが装備している弾体加速装置だ。
――――40ミリレールガン?
巨大な対物狙撃銃と言うべきそれは、至近距離ならMBTの装甲も撃ち抜く。
音速の10倍程度まで一気に加速された殺意の塊を打ち出す仕組みだ。
「撃てッ!」
ドリーの言葉に合わせチーム全員が猛烈な射撃を加えた。
いや、射撃と言うより砲撃に近い威力だ。
リニアレール上で加速された弾体は凄まじいスピンも与えられる。
強力なジャイロ効果で一点に力を加えるそれはモンスターに突き刺さった。
そして、弾体先頭部に付いたドリル状の溝が硬い鱗を貫通して奥へめり込む。
――――極めつけに……悪趣味
内心奥深くでそんな事を呟いたバード。
だが、ヘルメットの中ではニヤリと笑っていた。
殺意と悪意と敵意を詰め合わせにした、人が持つ負の感情を凝縮したもの。
一切の容赦を挟まず苦痛のみを与え、確実に命を削り取る仕組み。
「なるほど! 最高だ!」
ヴァシリの言葉に応えるようにペイトンが言った。
何処か厭世的なスタンスの男だ。そんなシーンに心躍るのかも知れない。
モンスターにめり込んだ弾体は完全に肉へ潜り込み爆発した。
弾体に納められた爆薬が小さな金属粒を盛大に撒き散らしながら。
心からの憎しみを込めた鉛の榴弾は硬い筋肉で押し潰され広がる仕組みだ。
突入時の貫徹力とスピンする遠心力、爆薬の圧力が加わり筋肉を引き裂いた。
そして……
「え?」
ヘルメットの中でほくそ笑んでいたバードの身体を衝撃波が叩いた。
ドンという強い震動と共に、視界へ突然警報が浮かんだ。
可聴域を大幅に超える超高周波域で大音量を記録したのだ。
もはや音と言うより超音波レベルの周波数だ。
――――これ、生身じゃ耐えられないな
バードの直感したとおり、辺りのコボルドが次々と蹲った。
耳から血を流してる者や眼を押さえている者もいる。
囲いの無い剥き出しの電子レンジに近いのかも知れない。だが。
「さぁ! まだまだ行くぞ! お前のそれは我々には効かないからな!」
エディは楽しそうな声をあげて両手を空に突き上げた。
両手の指全てからグリーンのレーザーが伸びてモンスターを指し示した。
――――なるほどね……
エディがサイボーグにこだわった理由をバードはやっと理解した。
かつて地球軍でブーステッドと呼ばれた強化人間が廃れた理由も……だ。
この超音波攻撃は生身の人間には対処できないだろう。
サイボーグは音を単なるデータとして処理し、脳への影響を排除出来る。
それ故にエディは今回の人生でサイボーグを発展させたのかも知れない。
「全員聞こえるな! 今度はパンツァーファウストだ! 持って来ただろ!」
エディは英語でチーム無線に声を掛けた。
背中のマウントに2発だけ用意してあった切り札中の切り札だ。
「さぁ、喰らえ!」
エディの声が弾んでいる。そんな中、最初にドリーがぶっ放した。
クルップ式無反動砲その物のパンツァーファウストがモンスターに直撃する。
モンロー効果でスラグジェットをその体内へとぶち込まれているのだ。
――――うわぁ
思えば今まで散々とグロいモノを見て来た。
育成カプセルの中のレプリを銃で撃って、胎児が弾け飛ぶのも見た。
脳漿の弾け飛んだ頭蓋だとか、肋骨が開いた状態の死体なんて珍しくも無い。
巨大なミートチョッパーで挽肉になった死体。
爆発に巻き込まれ壁に張り付いた赤肉の板。
高湿度地域でニクバエが卵を産み付け、蛆だらけの死体だってあった。
いつの間にか感覚がマヒしていたバードだが、それでも素直に思った。
グロい。そして、エグイ。なにより、これは痛そうだ……と。
「あのモンスター。身体の中がどうなってるんだろうな?」
不意にダニーがそんな事を言いだした。
と言うのも、強烈なスラグジェットを受けて身体が崩壊し始めたからだ。
手足が根元から吹き飛び、どす黒い体液をダラダラと流し始めた。
抜け落ちた手足は上空にある黒い渦に飲み込まれ始めていた。
「事象の地平と我々は呼んでいる。この世界へ存在し続ける限界点だ」
エディがそんな事を言った時、モンスター自体がぐらりと揺れていた。
空間座標を維持できず、自分自身が吸い込まれようとしていた。
――――なるほどね
あの仮想的なブラックホールはモンスターが何らかの手段で生み出したもの。
それがどんなメカニズムかは理解の範疇を越えるが、効果は解る。
強烈な重力の井戸に飲み込まれ、分子間引力を失って素粒子崩壊を起こす。
その時に発する強烈なエネルギーでもって、引力は更に強化されるのだろう。
空中に静止していたモンスターが吸い込まれ始めるほどに……
――――なるほど。よく考えたな
再び全く感情を感じさせない声が響いた。
きっとあの良く見えない存在だとバードは考えた。
それ以上は解らないし、研究している場面でもない。
「さすがに聡明だな。神の水準にまで実力を高めた存在は伊達では無いな」
エディは軽い調子でそんな事を言い、空を見上げた。
それを見たバードは便宜的にあれを超越者と考えることにした。
恐らくはこの世界において強力な力を持つ存在なのだろう。
魔法だとか魔術だとか、そんなおとぎ話を信じるほど初心じゃない。
しかし、目の前に起きている超自然的な現象を説明するにはその方が合理的だ。
およそ軍人というモノは余計な思索詮索は行わないもの。
目の前で起きている事態は事態として丸呑みし、対処を考えるのだ。
「エディ いつまで攻撃すれば良い?」
全員がパンツァーファウストを撃ちきり、再び弾体加速装置を使っていた。
そんな中、バードだけが自前のレールガンを撃っていた。
「遠慮なく撃ち続けろ。あのバケモノが死にきるまで!」
エディの声が弾んでいる。長年の苦労が報われているのだろう。
そんな事を見て取ったバードは、レールガンの弾丸を撃ち尽くしていた。
「さて、そろそろ仕上げと行くか。お前をどう分解してやろうか考え続けて来たのだよ。過去何度か良い所まで言ったのだが、毎回失敗した。その反省を踏まえているからな!」
エディがそんな事を言った時、超音波攻撃で蹲っていた面々が立ち上がった。
強力な一撃なのは間違いないが、回復しないという事でも無いのだろう。
ただ、そんな者達全てが唖然として様子を眺めていた。
あのイヌの王様を含め、この世界の者すべてが唖然としている状況だ。
「さぁ、そろそろ切り札を使ったらどうだ?」
エディは勝者の笑みを添えてモンスターを煽った。
強烈な攻撃で四肢を失い、空中に浮かんでいるだけの状態だ。
大きく膨らんでいた身体すらも萎んで小さくなっていた。
魔物がどうとかなどとSFの話をするつもりなど一切ない。
しかし、圧倒的な超自然の強敵でも物理攻撃には弱いのだろう。
如何なるものであっても、神の定めた摂理からは逃れられないのだから。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」
モンスターが理解出来ない何かを叫んだ。
いや、叫んだというより吠えたてたと言うべきだろうか。
何を意味するものかは解らないが、何を言いたいかは嫌でも解る。
散々と殺し合いをしてきた者ならば肌身で感じる痛さだ。
「へぇ…… まだまだ楽しませてくれそうだな」
ぼそりとロックが呟いた。
何事かと思えば、空に浮かぶモンスターの身体が回復し始めた。
失われた手足が生えて来て、萎んだ胴体も膨らみ始めたのだ。
「そうだ! それだよ! それで過去幾度も苦杯を味わった!」
エディがそんな事を言ったのと同時、何処かで女の悲鳴が聞こえた。
これは人間の声だとバードは思うのだが、どこに居るかは解らない。
ただ、間違いなく一つ言えることがる。
あのモンスターは明確に弱っている。それもただ事じゃない位に。
何も無い所から腕や足を再生させたのだから、その分だけ体力を失うはずだ。
――――これで殺し切るんだろうな……
バードはそう確信した。一番シンプルで確実な殺し方だ。
ただ、まだ少し掛かるな……と、変な所も確信するのだった。




