試作型10式初号機 - CHAOS BREAKER - 第4章**「境界突入」** 。第一話。
試作型10式初号機 - CHAOS BREAKER -
第4章**「境界突入」** 。
それは、様々な問いと答えを得る場所。得られるかどうかは・・・「何者にもわからない」。
境界、それは誰にも何者にも予測のつかない「ブラックボックス」。
だが、こちらには、それと比較にならない「質」と「量」を誇る「びっくり箱」が散乱している。
その中でも飛び切りの3人、無邪気なその笑顔から飛び出す、その言葉は”予測不能”。
「じゃじゃーん!!アークMk-Ⅱただいま推参!!」
「どっからだしたの!?てか、でっか!?」
「Mk-Ⅱ、か」
「ハルまでそっち側なの!?」
「いや、そうじゃなくて、”アーク”という機体のデータを参考にしたばかりだからな」
アイルを横目で見ながらハルが説明する。
「そーだよ、これはアークを参考にしたんだ!だからMk-Ⅱ!」
「非戦闘員を安全に輸送できるんだ!!」
「なるほど・・・」
「胃薬もいっぱい搭載できるよ!!」
「それ・・・安心していい情報なんだよね?ね?・・・ああ、また胃が・・・」
アークMk-Ⅱ。その名にふさわしく、「箱舟」と呼ぶにふさわしい見た目をしていて、完全に輸送に特化しているようだった。
「それに・・・」
「それに?」
「「「僕たちも境界の中に行ってみたいからね!!」」」
「それが理由なの!?」」」
「ふぉっふぉっふぉ。ならわしも連れてってもらおうかの?」
「ハカセまで!?」
果たして、次に飛び出すびっくり箱は一体何だろうか?楽しみなような、恐ろしいような。
「まあ、頼もしくはあるな」
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周りが混沌とし始める中、
アイルは”いつもとかわらず”首を傾げた
「ミンナ、ドウシタノ」
「これは・・・アイルの設計思想、その必然性と安定因子の存在。そして、それをつなぎ合わせる二機の記憶を母体としたアイルの意識。
これがアイルの安定化に寄与し。この境界のなかで”唯一一切変わらない存在”として確立されるに至ったわけか」
「…誰?」
「ん?調律者Aに決まっておろう?何をわかりきったことを聞いているんだ?正気か?」
「いや、キャラ変わりすぎじゃない!?むしろ、あんたの正気を疑うわよ!?」
**「アイルの設計思想、その必然性と安定因子の存在。そして、それをつなぎ合わせる二機の記憶を母体としたアイルの意識」**
「…まさか、調律者へのツッコミが”ミカの安定化”に寄与するとは…」
「・・・わたしって、そんなにツッコミキャラのイメージ強いの?」
「うん、もうロマンに匹敵するね!」
「匹敵ってなに!?何一つ理解できない・・・ていうか理解したくないんだけど!!」
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「ふむ。ロマンを理解するには、まだ修業が足りないようだな」
「修行って何!?ていうか、あんたは早くキャラ戻しなさい!!」
「ふぉっふぉっふぉ」
「ハカセも笑ってないで何とかして!?」
「なるほど・・・つまり、それぞれの”核”となる部分、あるいは”強い感情”など境界の干渉を跳ねのける要素や手段がある、ということか」
「ハルも冷静に分析しないで!?」
「ふぉっふぉっふぉ」
「・・・ハカセ、わざとやってない?」




