12月10日 合流
もうすぐ今年も終わる。この時期になると、年末のコマーシャルが多いな。まぁ、年末になっても俺の生活には何も変わらないんだけど。また、直也がゲームができない時期に入ってきたから、俺はゲームをしたいとあまり思わなかった。これまでは、一人でやるゲームも面白かったけど、スマホがなくなったことに加えて直也が忙しいことも多いのだろうか?
ー12月7日ー
俺たちの前に現れた矢田は、一目散に篠木のもとへやって来た。篠木同様、普通の女の子とは異なるオーラが出ていた。俺は、二人の会話を少し緊張した面持ちで見ていた。
矢田「何してるの?」
篠木「探し物ってところかな」
探し物ってなんだよ、、、、、。仲良し女の子二人が楽しそうに話をしているのを見ている俺は何をやってるんだろうか?そんなのはどうでもいい。早く探さないと。もう、早く出てきてくれよ。
矢田「じゃあ、それなりに勉強してるんだ」
篠木「まぁ、それなりにだけどね」
二人は、誰もいない教室の前で明るい声をを響かせていた。
篠木「颯希、何してるの?」
矢田「あっ、私?私は、帰るよ」
篠木「どういうこと?」
俺も横で聞いていて意味がわからなかった。
矢田「今日は、塾で模試があるから帰るの」
篠木「そうなのー?」
矢田「うん」
あっ、、、、、。俺は、さっき見つけたモノに手が届きそうだった。
篠木「先生に何か言われなかったの?」
矢田「体調不良って言ってるからね」
二人の笑い声が響き渡った。
篠木「そんなのしていいの?」
矢田「さぁ、どうだろうね」
篠木「どうだろうね?じゃないでしょ」
窓からは、暖かい陽射しが入ってきていた。俺は、手を伸ばし何かのモノをとった。何これ、四角?
矢田「じゃあ、七海も早く戻りなよ」
篠木「まぁ、見つかったらね」
矢田「何探してるの?」
あっ!!俺は四角いモノを取り手を上げた。
矢田「何それ?」
篠木「それ、スマホじゃない?」
俺は、取り上げたモノをよく見ると、スマホではなかった。
俺 「スマホじゃないよ」
篠木「えっ、何?」
スマホではなく、小さいタブレット機械のようなものだった。
矢田「たしかに、これスマホじゃないね」
篠木は、大きくため息をついた。たしかに、これだけ探してないとこうなるよね。俺は少し理解できた。




