現れたのは…
バカ2号登場!!(笑)
「兄さん!!!」
低音の気持ち悪…ゴホン…可愛らしいお声でバカ王太子を呼んだ女性。
こちらにバッサバッサとピンクのフリッフリな裾を揺らして?向かってくる女性に周りも品がないと感じているような雰囲気です。
バカ王太子の近くまで寄ってきた女性はしばらくして隣にいる私に気付いたようで私をまじまじと見てきました。
じぃーーーーー
な、何でしょう…。
…こう、まじまじと見られると自分の姿に何か問題があるのかと疑いたくなってきます……。
「…この人は?」
ブフッ!!!
この人呼ばわり……。
これでも一応、次代の王妃ですし、王族ですよ?
笑顔がひきつりそうになるのを扇で隠しなんとか皆からはばれないようにできました。
「わたくしは「ああ!彼女はサファイア嬢だよ!!!」………。」
おい…。
遮ったな、今、遮ったな?
さっきから……いやいや、落ち着け。私。キレるのはまだだ。
「ふーん……。」
…何かしら?ふーんって。喧嘩売ってるの?……
彼女は私をじろじろと上から下まで確認してくる。
こんな人、初めてだ。何だか気味が悪い。
そう言えば……。
そう思って見上げた先にはプルプルと震えるエディーの姿があった。
あれは、キレてる。
今にも騒ぎ出しそうだ。
ダメよ!!絶対に!!今、彼らを処罰すれば国際問題だわ!!
そんな意味を込めて首を横にふった。
エディーはその意味に気付いたのか怒りを多少押さえてくれたようだ。
「私は偉大なブルーファルケ帝国の美しき王女、オリビア・ブルーファルケよ。あなたそんな骨みたいな体で良く人前に出れるわね。」
クスリと笑う王女。
…どうやら彼女の方も兄の王太子に似て頭が弱いようだ。
一国のしかも自分の国よりも大国の王太子妃に向かってそんな言い方普通しない。
ていうか、骨みたいですって?
いや、それはたぶんあなたが太いだけですわよ?
取り合えず王女は正式な…おかしな脚色のついた…挨拶をしてくださったので私も正式な挨拶を返さねばなりません。
「わたくしはアクアリスト王国の「ところでオリビア。」…。」
はぁ!?
今!話してた!!私が!!
なんで、遮るの!?私の挨拶は!?
あまりのことに手にしていた扇がミシリといった。
「何でしょう?兄さん。」
て、お前も気にせんのかい!!
うう、ダメよ。サフィー。今は耐えるのよ。
これもあと数時間…。
「あぁ、せっかくだから今、言っとこうと思ってだな。ほら、私はまだ結婚していなかっただろう?私のように美しい王子はどうにも皆近寄りづらいらしくてな!!いい相手が見つけられなかったのだが実は彼女と結婚することにしたのだよ!」
この人、自分のことどんなだと思ってるの?
美しい?なんだろう、それ。
近寄りづらいって多分あなたが思ってることと逆の理由だと思う……。
うん…。
この人は自分に自信を持ちすぎだ。
本当にヤバイ。この人……。
それにしても、こんなやつと結婚する人がいるんですね。ビックリ!!
えぇ、ホントビックリ!!!
一体、誰でしょう。
キョロキョロと周りを見回すがどうもそれらしい人はいない。
……ん?あれ?
先程からみんなの驚き方がおかしい。
エディーも剣に手をかけている。
…何で?
「サファイア嬢。俺と結婚してくれるな?」
は?
はいぃーーーーー???????




