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お叱り サフィー目線
サフィーの兄、レイド登場!
「なぁぁぁにしてるんだぁぁぁ!!」
耳がぁ……!耳がぁ……!
鼓膜がやぶれそうなほどの大きな声。
私、サファイアはただいま絶賛怒られ中です……。
「レ、レイドそんなに怒らないでくれ……」
「誰が怒らせたんだ?」
「………俺たちです……」
「お、お兄様…」
あぁ、エディーがぁぁ!
レイドお兄様は怒らせると怖いのです。というか手がつけられないのです…。
「エディー、サフィー。お前ら、自分達が王族だって自覚あんのか!?」
「「す、すみません…」」
「特にサフィー。勝手に城下に行くな。」
「は、はい。」
だって、行きたいんだもん!!
涙目の私に容赦なく説教をするお兄様。
「まぁ。今日はこれくらいにしておく。だけど2人とも1ヶ月は外出禁止な!」
「そ、そんな!!」
「ってことで、執務を再開するように~」
そう言い残してお兄様は部屋を出ていった。
私が今日改めて学習したことそれは……
お兄様を決して怒らせてはいけない!!




