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侑斗side
侑斗side
莉奈に、田原に告白されたと話を聞いた時、正直心底ショックだった。
俺は、仲のいい莉奈を取られたくなかったからかもしれない。
でも、泣き出す莉奈をそのままになんてできなくて、俺は屋上に連れてきて優しく話を聞いた。
そして、俺達は何かが起こって入れ替わってしまった。
俺は莉奈に。
莉奈は俺に。
莉奈は慌てているけど、俺は莉奈と一緒にいたいから、心の中でまだこのままでいたいと思う俺がいる。
そんなのは……駄目なのに。
「……でね、あれ、侑斗?」
はっ。
「あ、あぁ。ごめん。何だ?」
自分から出る莉奈の声。
「だからー、もう1回屋上から落ちて起こったことをすれば戻れるんじゃないかな?って」
「でも起こったことがわかんないと意味無いだろ?どうする?そこは」
「そうなの!それが分かんないから……」
ずいっと身体を俺の方に向けてくる莉奈。
これが、本物の莉奈の身体だったら……
なんて考える俺はおかしいな。




