表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

闇の権力者たちの日本近代史

 坂本龍治はダバオでチップを渡される。それには闇の中から世界を支配している権力者の日本支配の研修会が記録されていた。坂本はこれを手がかりに闇の権力者に迫るうち外務省の大平通産局の田中コロムビア大学博士課程の白井貴子と出会う。戦争紛争の絶滅を目指す坂本にプロの殺し屋東郷平四郎、町工場の技術者啓太が協力する。
 とくに啓太の開発した謎の飛行物体は世界中の次々と兵器を破壊してゆく。さらに金融システムのコンピューターパルスを破壊すると坂本に脅された闇の権力者たちは新東京裁判所の法廷に立たされる。彼らの巻き返しはなるか、はたまた坂本に屈するか。世界を舞台に繰り広げられる両者の果てしない抗争を描く長編小説。
 フィリピンはミンダナオ、坂本龍治はある日本人からチップを手渡される。そのチップには有史来世界を支配しようとしてきた闇の権力者たちの研修会のもようが録音されていた。奴らが世界を支配しているとの坂本の想像を裏付けるものだ。録音は明治維新から戦後体制の今日までの日本支配の概略を説明した後質疑応答がなされていた。

 坂本は彼らを捕獲して強制収容所で矯正しようとしているが、彼らとは誰なのか何名なのかを掴めていない。そもそも彼らの先祖は神がイスラエルの民に抹殺を命じた11部族の末裔とも言われる。イタリアではフェニキア人とよばれその商才で財を築き、戦争屋を開業、戦争を起こしては当事者国に武器を売りつけ戦費を貸付ける手法は今日まで受け継がれている。

 英仏百年戦争、米国独立戦争に限らず戦争はすべて奴らのシナリオであるというのが坂本の持論である。勿論確証はなく推論に過ぎない。その証拠を固めるべくプロの殺し屋東郷、コロムビア大学博士課程白井貴子、外務省アジア局長大平、通産局長田中らの協力を得て奴らの強制連行に踏み切る。問題は奴らの罪状の立証と刑の執行である。

 坂本は勝手に新東京裁判所を開廷して訊問してゆく。少しおめでたいところがある坂本だが、戦争絶滅と世界平和を掲げるその純粋さが多くの人を惹きつけ手を貸さずにはおられなくする。坂本は戦争屋廃絶なくして平和はありえないと太陽光利用の謎の飛行物体を世界中に配備し、各地紛争武器兵器の使用と真っ向勝負に挑んでゆく。
あらすじ 
2013/05/14 02:13
目次
2013/05/14 02:32
序 章 ダバオ
2013/05/14 02:39
録音チップ
2013/05/14 11:39
塩崎家の夕餉
2013/05/14 11:58
再びダヴァウへ
2013/05/14 12:03
ユキ卒業講演
2013/05/14 12:39
海難救助隊視察
2013/05/15 05:20
検証戦後体制
2013/05/15 05:43
砂漠の朝
2013/05/15 05:56
泥球合戦
2013/05/15 06:02
荒野の呼び声
2013/05/15 06:07
国家論、戦争とは
2013/05/15 07:58
遺伝子鑑定
2013/05/15 08:03
カナン人定尋問
2013/05/15 08:17
目的動機
2013/05/15 08:19
炙り出し作戦
2013/05/15 22:43
民事法廷
2013/05/15 23:02
手荒な手法
2013/06/05 23:47
カナンの証言
2013/06/05 23:56
虱潰し作戦
2013/06/06 00:10
二人の黒幕
2013/06/06 00:12
啓太結婚式
2013/06/06 00:14
黒幕の詰めろ
2013/06/06 00:19
殺し屋の警備保障会社
2013/08/31 08:24
偵察用トモカサ
2013/09/01 10:52
黒幕起訴
2013/09/22 16:03
体内爆薬
2013/09/22 16:05
白人女の価値観
2013/09/22 16:09
椰子の実落ちる
2013/11/03 06:00
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ