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ブラック&シュガー(ジャンル:セクシー?)

ブラック&シュガー


 家で久しぶりにコーヒーを飲む。とはいえ、三時間後の始発で、また会社に行くのだが。

「ブラックコーヒーでさえ目が覚めないな。毎日、黒系の服を着てブラック企業に行くなんて、ブルー通り越して、紺になってきた気分だ……。」

「そんなに、黒が嫌なら下着も変えてこようか?」

隣の彼女がブラウスを脱ぐ手を止める。

「黒なの?」

「上下、ともに。……珍しく、揃えてみたんだけど。」

そういわれると、ブラウスからうっすら黒の下着の線が見える。オレは彼女に抱き付いた。

「下着はブラックでもいいや。どうせ、脱がせるし。」

「もう。」

彼女が甘い溜息をついた。

口にキスをすると、甘い。

「甘いんだけど、なに、食べたの?」

「砂糖まぶしたドーナッツ。後で、食べっ。」

「後で。」

とりあえず、彼女の口の周りの砂糖をなめることに専念することにした。


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