表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/9

おかしな夫婦

長い戦乱の世が終わり、反乱軍は、ついに王国を制した。


とはいっても、王族を皆殺しにするというような野蛮なことはせず、穏便な形で旧王族たちは追放されていった。


「いいの?驕れる平家のように復讐されるよ?」


「いいんだ。僕にはチート能力があるから、やられてもやり返すだけだ。それより、僕と結婚してく王妃になってくれないか?」


えええええ。


突然のプロポーズ


まあ、やることはさんざんやってるから今さらではあるけれどさ。


「はい。私なんかでいいの?」


「その質問、失礼だよ。君のことを愛しているって言ってる僕にさ」


「だって、私は、日置籠郎だよ?」


「僕は比呂音代だもの」


そのセリフを聞いた僕の元に嵐のような感情が沸き起こった。


愛しの彼女が異世界で生きていたという喜び。


彼女を元の世界で失った時の悲しさ。


複雑な感情が入り混じり、そしてやがてそれは一滴の雫となった。


「泣くなよ」


「だって、だって……」


「この世界で2人で幸せな夫婦になろう」


私たちはその後、毎晩のようにベッドを軋ませ、5人の子どもをこさえた。


為政者となった私たちは、ディアール卿の意志を引き継ぎ、都市開発や農地開墾、商業の自由化を推進した。


異世界で男女の性別が入れ替わり、そしておしどり夫婦になる。


おかしなおかしな夫婦のなれそめの物語はこれにておしまいっ!

タイトルにはいろいろな要素を入れましたが、最後はいつもの性転換ラブコメにまとめちゃいました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ