白昼悪夢
目覚めと違う、瞼を開けないまま光を感じる、白く一面が突然半分閉ざされた。
“かみやくん、聞こえるか”
あぁ、ふわふわの音、人が頭の上にしゃべる、返事は、できない。
“い未だ患者の意識戻れない、危険状態、生命維持をして観察、君は外の家族に伝え”
“はい、先生”
ここは病院か、戻れた、ああ、思い出した、交通事故によって路上の電柱が落ちた、みきがその下にいたから、大丈夫かな、守るために動いたがその後の記憶がない、意識飛んだ。
設備の音、黒影がうろうろ回る、どれだけ時間経った。
“先生、血圧と心拍数に異常、呼吸も完全に停止する”
“急いて蘇生”
何もできない、何をされても感じない、ただ最後を待つ、光が消え、意識が落ちる。
……
強い光が目を刺す、瞼を開け、夢だった、まるで前世最後の夢、いまの体がそう伝えてくる、ここは現実。
感覚を探る、左腕と胸の上に彼女が寝てる、そっと落として疲れた体を起こす。窓のガラスに映る自分の姿を見て、右腰から左肩まで赤い傷跡の中に真っ直ぐの白い線、肌としても白過ぎるくらい。
窓から彼女の姿も見える、起きてこちにくる、寄り添って首筋を噛む、意外に反抗する気がない、しばらくたって口を離した。
「痛くないの?」
「なぜ私を生かした」
「理由なんて知ってるくせに」
二人の体が一層密着する、彼女は両手で後ろから抱き、思うがままに触れ回る、そこまで付き合いつもりはない。
「帰る」
「いいよ」
振り返った瞬間、顔に指が突き刺された。
「だめ、いまあたし裸」
「じゃあな」
「ひーど、昨日の出来事をなかったにしようとする」
「なにがしたい」
「泊まらせて」
・
初めての出会いは屋敷の外、奇妙な少年が奴隷のオークションに誰も要らない一つの怪物を買った、ぬるぬる動く肉の塊、それは魔毒に侵された末期症状、普通の人間はそうなる前に死んだはず、しかし精霊に祝福されるわたくしは死ぬ資格すら与えない。
「そ、その、ご主人様、あれを部屋に飼うつもり?」
「そうだ、だから運べと言った」
「無理です、あんな化け物を触るなんてできません」
そうだね、こんな姿、いいえ、魔毒の症状が出たから、誰からも触れられなかった、使用人、奴隷商、妹さえ見るだけで避ける。
「ち、まあーいい、私が運ぶ」
倍以上大きいわたくしの半身を背負い、奥へ歩いていく。人の感触、体温、こうなったには初めて、この時はそれ以外何も感じなかった、しかしこの子は変の疑問は残す。
「めーぇ、めーぇ」
思わず赤ちゃんのなき声を出た、これも久しぶり、妹以外に声を出ようとする。
「待ってたよ、もう少し」
屋敷の中に入ってまた二階へ登った。
「ぁ、あ、あの、書房に置くおつもり?」
「うん」
ソファーの上に置かれ、使用人たちは信じられない顔をして出た。
「これからここがお前の家だ」
意味不明の言葉、意味不明の触れ方、素手でわたくしに触る、一つの場所に何とも振り返す、熱が上がる。
「ご主人様、どうかこの部屋だけは勘弁してください」
「分かった」
来たから、使用人たちはこの部屋の掃除を拒否する、彼一人が部屋を掃除する場面になった。
「そうだな、君も洗っておこう」
べたべたの雑巾、また初めての感触、冷たい、ぞくぞくした、体中一掃されました。
「一様目玉と口あるし、四肢は、目に近いのは手で、下のは足かな、四つあるで区別くらいできるかも、さー、お手」
手を伸びてくる、意味不明のままその手をじっと見る。
「まだ理解できないかな」
諦めて向こうにいるソファーに座る、彼がこの部屋にいるとき大体本を見ている、仕事みたいな書くことは一度もない、ただただここで、わたくしと一緒にいてくれる。
そしてこの部屋から彼以外の部外者が入り込んだ。
「ダック、痛いよ、ふっふして」
赤いショートヘアの娘、彼を親しく呼べ。
「ほら、入って絆創膏貼ってやる」
「いーーー、なんてこの部屋、あれを入れてみんな入りたくないの」
「なら出て明日にする、これくらいの傷すぐ直る」
「えええ、いやもん」
結局娘は入って手を伸びて彼に手当された。
「ね、あいつに見られて気分悪い、ダックも別の部屋にいこう」
「おかげでこの部屋は静かになった、お前たちも別の部屋に勉強しろ」
「いやもん、ダックが気にしないならリンも気にしない」
娘はそのはまま彼の隣に座って膝の上に寝る、彼の手は娘の頭に以前動きをする、とても、幸せそうの光景。
娘が出て彼は机へ移動する際に動く。
「めーぇ、めーぇ」
「ん?どうした」
彼が近づいて触る時、上にいる二つをその手に接触。彼はびっくりした顔が手を引かなかった、そしてゆっくり手を引いてまた目の前に伸びる。
「お手」
その声に答えてまた二つの先端を伸びる、接触を交わすと彼は笑う、両腕を広げって抱き付いてくる、また一つの手がその動きをする、熱が深く伝えてくる。
「よしよし」
良かった、彼が喜んでくて、もっと答えたい気持ちが心に残る。
次の日は別の娘たちがきた、髪色違うの双子、蒼いのソウツキとピンクのヒツキ。
「ダックさま、魔法の訓練をしましょう」
「いいえ、ダックさまはヒツキと魔道具の勉強」
彼の左右に座って手を引っ張る、そして二人の会話に彼のことを知った、魔法は苦手のよう、だが何がを作りたい好奇心が高い、三人は共に勉強と実験の仲、新しい知識を学んで実用する。ソウツキは魔法使い、ヒツキは錬金術師、ってその方へ目指しています。
赤髪のリンと違って二人は常に彼を求めている、まっすぐのソウツキとひねくれるのヒツキ、双子の性格も別々。
「この魔法生物はなに、実験用?」
「いいえ、呪いだ、これから呪いの研究」
「どっちも違う、これはペットだ」
「えぇ、猫で間に合ってるのに、また」
「そうよ、ペットと遊ぶ時間あるならもっと、その、構ってくれよ」
「お姉ちゃんずるい、ダックさまをくどってる」
「ち、違うの、そんな意味じゃない、勉強と実験だ、もっと試したいことあって」
「二人とも静かに、無駄話はやめて最近知ってことを教えろ」
双子の知性は高いみたい、本を読んで勉強し彼に簡潔で教える、見解と実用、想像も伝える。子供らしい妄想だが自ら推理し結論をまとめる、楽しいやり取り、最後に時間が経つのが速かったと言い、未練と次への期待を残す。
二人きりになってそばに来た。
「歩けるかな」
そう言って前に立つ、手を届かない高さに置く、それを触れよってしても届かない、一層全体を伸ばしてソファーから落ちた。
「めーぇ」
彼は立ってまま、届かないから彼の足元へ進んで抱く。
「まあ、移動くらいはできるみたい、えらいね」
頭なでなでされた、この晩床にもぞもぞする、彼がいないときに頑張って明日見せるため。
朝部屋の扉が開く同時に彼のもとへ這う、遅いけど彼は待ってくれる。
「よく頑張りました」
また褒美をもらえました、なでなでくれた。
今日は彼と一緒に庭へ散歩します、双子が言った猫もいる、猫というより獣人、白毛の子供、首に輪を付けて彼が鎖を持つ、日当たりのいい草場に座って輪を解除する、解放された獣人は庭の中を嬉しそうに走り回る。
彼はそのまま寝る、まるで好きに動けばいいと黙認する、なら彼のそばへ移動し寄り添って寝る、やがて猫にも気づかれ。
「ニャー」
もう片方に寝る、また穏やかな一日を過ごした。
日常が経っていく、やがて屋敷に使用人が一人もいない、わたくしのいない場所で仕事をやめたいと彼に伝えた、初めて彼の困る顔を見た。使用人がいないと掃除おろか、食事も問題になった。
しばらく彼一人で切り盛りし、やめることにした。
「これで時間の無駄、私の時間は貴重だ、だからこの日からお前らが順番にご飯を作る」
みんなが集めた、猫を除いて、リン、ソウツキ、ヒツキと一つ特別な一人。銀色の髪と星みたいな目、なぜ特別で、彼がやげに気を遣おうとすること、他の違う態度で分かる。
結果を伝えよう、みんながだめだ、教えようとしても一般見識が全くない。
リンはよく食材以外のものを切ってしまう。
ソウツキはすぐ魔法に頼って見るに堪えないものへ変化する。
ヒツキは調味料の区別ができない、量もはっくしない、少々や一さじで間違える。
リーズという娘はどじ子、何もかも出来ていない。
教える側の彼はため息をついた。
「やっぱりメイドを雇うか」
彼はそう結論出た、彼だけが忙しい日々が過ごすなか見知らぬ余所者が訪れた。
慌てて机の下に隠した、こっそり覗く、相手は金髪青い目の貴族、彼が硬い、自由のない姿勢で向かう。
「久しぶりです、お父さま」
「要件だけ伝える、今持つ奴隷を解放する」
「理由を聞かせて」
「はあ~、お前の打算は分かってる、もう半年で、或いは偽の歳を登録する、だがそれは不可能となった。直々に第一王女殿下と政務大臣がこの領地に来る、狙いはお前だ」
「だったらなぜ私を、元々強引の手段を取るには一年後の話、こんな明らか」
「恥知らずめ、まだ理解していない、お前の悪名が王族の耳に入った。あぁああ、引きこもりもよいが、奴隷を買って構わない、せめて家名を汚すことやめると言い伝えたはず。黙認としても誰が悪事を報告した場合、法務局が干渉しがねない」
「それてつまり」
「そうよ、お前が解任したあいつらが告げ口をした、噂が都合よく解釈され、すでに貴族社会に流行っている、お前を、家名を笑い話にされた」
「そんなでたらめのことを信じるつもりか」
「二度も言わない、王女殿下は法のために国中回しっている、そして明日ここに辿り付く、今夜あいつらを追い出せ…だれだ、出てこい!」
話の内容に驚く、机に当たった。
「…!あれが噂の化け物、本当に悪趣味のこと。孤児院には連絡した、今晩引き渡しに行け、そうしない場合屋敷を取り戻す、金の援助も断ち切る」
最後の言葉を言い残して出た、言葉も返せない彼に寄り添って慰める、そう思ってる。
「レティシア」
「めーえええ、めーーー」
名前を呼ばれて激情する、自分のことを思い出したように反抗、違う、そうじゃない、あんなのわたくしじゃない、わたくしはただ、ただきみの。
「いやか?じゃあレティ、略称でいい?」
「めー、めーぇ」
寄り添っていく、お互い抱き合う、慰めあう。
「レティ、あなたが決めて」
「めー?」
「あいつらは離れ屋の地下牢にいます、私は決められない、だからあなたが決めて、行動して、私は何もしない」
意味わからない、だが彼はその人の言う通りしないとわかる、何もできない者を頼る、居場所教えても手がない、会話もできない、出来ないこと無意味の選択権を押しつけられても、結局彼は逃避を選んだ。
彼は何も変わらない一日を過ごす、夜になった、最後にこう言った。
「レティ、あいつらを解放して、孤児院の場所は…」
冷たい言葉に確かな行動を教えた、そうしようと、彼が決めた、だが、何を期待している。
彼は言葉残してすぐ帰った、夜は静かに過ごす、庭に出てその離れ屋の前に立つ、空を見上げて、二つの月を見て迷う、彼の意図が分からない。
“知る必要ないだろ”
声が聞こえる、レティシア、黒いドレス、月の光を映る白銀の髪、頭の中にだけ存在するエルフ、わたくしを惑わす存在。
“彼は選択しを与えた、お前は何も行動しない、だって気づいた、彼の本音。しかし最後にお前を命令した、答えを出た、許しを得た、なぜ迷う、お前が望んだことだろ”
望んだ?何を、わたくしは何もできない、望んでも。
“お前だけ残れる”
そうだ、わたくしだけ。
“子供でもないきお前は孤児院に行けない、つまり解放するのはみんな子供”
彼のものは一人だけ残る。
“だったらやるべきことは一つ”
望め、彼の願うを叶うため、彼が必要の存在になる、彼がこれから頼れる存在、彼が望む存在、彼が……
「風の精霊、我が身を切り裂き。火の精霊、我が身焦がせ。水の精霊、我が身を潤い。命の精霊、我が身を癒せ。何度も、何回も、我が望む体に変えるまで、壊して再生、壊せ、壊せ、治せ、治せ、振り返す、もっと、死んで生まれ変わるほど」
……
一度捨てた痛みを、堪えない醜い自分を、彼のためにすべて取り戻す。
木の枝で作れた使用人服を付ける、火の松明を持って地下へ向かう。
物音に気付き、みんなが起きている、鍵を持って扉を開ける、二つだけ鍵を使うことした、猫と拘束されていた少年、みんなを出して少年が真っ先に動く、猫を連れて。
逃がすわけには行けないから精霊に頼んで捕まる。
「君たちはこれから孤児院に預けられる、行かないと言わせぬ、これは…ご主人様の命令。ここにいてご主人様が罪に問わる、おとなしくついてくれるなら強引な手段はしない」
「ほんとう?あのげすやろの命令?」
「あ、ご主人様の命に従ってここに来た」
他の人は無口、迷う、知らない人ついていけないの子供らしい姿。
「餞別として金を用意した、持って外で生き方を見付けろとご主人様の言葉。わたくしから言うとご主人様を困らせたくない、だから強引の手段でも構わない」
「残りたいやつはいないさ、こいつを解け」
自分勝手の少年、己が正しいと思ってる、多分一度も外を出たことないだろ。
「行かない」
赤髪の娘が話す。
「リンはどこにも行かない」
しょうがない、彼女を気絶させて精霊に運ぶを頼む。ほかのみんなもこれを見て何も言わずおとなしくつい来る。
あとは彼の指示通り院長と引き渡しを完了します、そのあと院長に任せて一人屋敷に戻る。彼のことを考えて夜を過ごす、彼を朝になって部屋から出ない、昨日が言ったやつが来た、分かる、出向かうのはわたくしの務め、必要の時だけ彼を呼ぶ。
王女らしい人と初見で呆けた爺をリビングへ案内した、彼の部屋へ向かう、扉をノックする。彼が既に着替えを済ませた姿、わたくしを見て何も言えない、何を悟った後一緒に行く。彼があの二人と談話している間に、紅茶を用意する。
「分かってる、所有する十二歳未満の奴隷は孤児院で確認できています、こちにくるのは他の要件」
「なにかな?」
彼が不機嫌な態度で話す、相手のもう一人は嫌そうの顔を隠さない、我慢して口を黙る。
「このメイドさんは君が持つ奴隷ですか?」
「ああ、そうだが」
「新の法に従って借金関係に変える、ここに両者同意の金貨を入れて完成する、もちろん二人の中間人として納得できる金貨を勧めます」
「レティ」
姿勢を変えず名前だけを呼ぶ。
「はい」
「ここに借金の数を書け」
九つの空け場にすべて九を入れる。
「ふ、ふざけんな!あんた、正気?彼に脅されただろ、大丈夫、わたくしたち守るから、あんたがゼロをいれてもわたくしが認めば」
「殿下、おやめください」
席に戻る王女に代わって爺がまた話す。
「こんな大金認めるわけには行けない、この度の調停は二人の同意にしても法的効果はいません、次回改めて訪問いたします」
二人を送り出した後いつも通りの部屋に二人きり。
「レティ、来て」
片腕を開いてわたくしを呼ぶ、喜んで彼の胸にくっつく、彼に抱かれて幸せを感じる。すべてが報われる、彼のためなら何でもする、だってわたくしは彼しかいない。
もし彼が死んだら、わたくしも死ぬ。
そうだ、なぜわかってない、彼の命令を拒否すべきじゃない、彼を信じて共にする。
起きて精霊たちに現状を伝われ、向かう、指揮者たちが集まる場所へ。
・
帰り道馬車の中に二人。
「分からない、なんの罰も与えないで帰る、せめてあの子供たちのために」
「罰することで子供たち為にならない」
「それでも他の貴族に示せなければ」
「だったら子供たちを盾にするのはやめろ、殿下はまだ若い、視野が狭い」
「悪人に処罰が本音かもしれない、だがあの少年の告白になんの思うところないか」
「ないな、それより、彼兄妹以外の子供が興味ある」
「きっと酷い目にあって」
「いいえ、あれは子供らしい人見知りや非人道的行為された状態でもない、私たちを観察している、怯えなく考え、知性を溢れ出す目つき」
「だってあの環境」
「殿下、愚民の言葉、噂を信じぬな、特に身勝手の自白、もっと目を鍛えなさい、そして相手の感傷につられぬ。陛下のご考えはこの数日でよく理解した、殿下は未熟で、利用される安い」
「う」
「まずは結果を言う、ダック・ラインハルトは普通じゃない、奴隷の躾が行き届いている、孤児院のみんなも、屋敷にいる彼女も、そして何もより感心したことは」
「なにを、説教は受けました、だがこの結果に納得していません」
「この際、陛下も許してくれるだろ。殿下の立法に協力しているインヒューマ公爵、彼の目的は先代公爵に売られたレティシアの捜索」
「それで利用やすいかな、まさかあのメイドが。だったら見逃すはずない、圧力を与えなきゃ」
「それがだめだ、あの姿を見たからあの少年と敵対しないと決心した、彼も何を知ってその態度だろ」
「つまり弱みは握られている、しかしその弱みが分かりません」
「四十年まえ、ユグドラシル女王がこの国に訪ねた、姉、エルフの英雄、レティシア・ユグドラシルを向かうため。だが女王は魔毒に侵された姿に失神した、最後は我が国とユグドラシルの決裂の要因になった」
「……彼が魔毒を治した?」
「報告によると最近はまだ怪物のすがた」
「妹、オブスキアが助かる?」
「そうなれるように、ダック・ラインハルト、彼に対する待遇を改める必要がある、殿下、あなたにもこの度の非礼、今後のことを考え」




