リン3
痛い、あの日以来、時に体中裂くような痛みを感じる、毎日疲れるまで鍛えなきゃ眠るすらできない。夜前に寝て朝になっても眠いはいつぶり、でも最後は痛みに苛まれて現実に戻る。
ひさしぶりに別れの日を夢に出た、普段より何倍の痛みを感じる、父と悲鳴、目の前に殺された母、そして悲惨な状況に堪えない呆ける小さな私。
思うわず涙を流した、何もできない私を責める、そしてダックの冷たい言葉に刺さられた。彼は昔そんなじゃない、毎回酷いことをした後は優しく慰めてくれる。
「リン~~~、起きて大丈夫?」
「へ、へいき、おなか、すいた」
喉の痛みのせいでまともな言葉もでない、単語ことで話す、もう何人見られても回復の目星はない、しゃべると卑劣感もともに来る。
「こにちは、体の具合はどう、リンお嬢さん」
フィナと一緒に居たのはズボン一枚、180センチを超えた筋肉、こわー、冒険者たちが酒場にいた様子、声でか。
「紹介するね、学園の回復部門の部長カバリさん、昨日リンに回復魔法をかけた人」
「どう、も、リン、です」
がちがちの戦闘員じゃないの、なにその無駄の筋肉。
「ほーー、俺の筋肉に見ほれたか、この、完璧の、筋肉を」
いや、ないです、見て悪かった、きもいポーズやめて。
「外傷は見当たらない、内傷はどう?」
「いつも、おなじ」
「そうか、フィナに事情を聴いた、呪いの類もないし、やはり成長系の病」
「じゃあやはりドロシーさまに見てもらえなきゃ」
「うん、お嬢さんかたは何か食べて後ゆっくり学園内回って、お腹すいたまま筋肉は育てない」
「すまん、リン、一日何も食べてない、食堂はもう閉まってるし、気に入りの店紹介するわ」
もう昼過ぎ、思ったより長く寝ました、知らない場所だから太陽の位置は当たれない。
……
「むく、むく」
店は大道路の隣、とても美味しい、皿一つ分の量が少ない以外文句はない、何十枚の皿を空っぽにしました。
「はは、相変わらずちっちゃいなのによく食べるね、胃袋は異次元かな」
「おいし」
これくらい普通、冒険者のみんあも大食いばかり、肉何キロ食える。
「実はさハンクから手紙あって、予定は明日来るはずでなぜ早まった、一人で」
「ひとり、ない、ダック、いっしょ」
「はぁーー、あいつか、昔聴いた、あの時は言えなかったが、あんなの家族じゃない、家族でもっとお互い大切の関係で。もちろんリンは彼のことを好きかも…その…諦めてほうがいいじゃない」
言いたいことは分かる、ダックはあの頃からたくさんの人に嫌われている、そして彼自身も好かれようとしない、どうでもいい奴のために己を曲がらない。
「ごちそ、さま」
「まあ、いやなことを忘れて、この先を考え。やっぱり病気を直って武器も変えよう、ハンクから聞いたし、リンは決め手がない、対人戦はよくても魔族の多様性にアタック貧乏」
先生から頂いた特製、リンの体に合わせて作られた、軽く鋭い、長剣より少々短い。最近牛頭の魔将と戦ったときも、防具に通さない、居ない部分も筋まで届かない、厚い筋肉に阻む、筋肉で一生の敵かもしれない。
「あり、がとう」
「ハンクたちは明日来るし、明日チーム仲間と一緒にドロシーさまの塔へ。そうそう、学園のこと教えるね、君たちは特待生だし」
この学園は三賢と最近任命された理事長によって運営する、必要な材料や日用品は本土から仕入れ、ここでは加工品や研究して産み物を本土に売る。島の大半は学園の私有地けど海側の一部は観光と商人、物流なと学園に便利を運ぶ町、それが今私たち居る場所。
三賢とは塔の主、中高を除いて派閥の最上位責任者、錬金術のノーリル・ヒキムーシ、魔女のドロシー・マギヤロード、精霊使のランドゼ・ホウライ。ハンクはここでみんなの成長を望んでる、あの日魔王軍四天王、デュラハンの相手に私たち何もできない、純粋な実力に負けて逃げました。
この国フェリドムは戦線の後方支援を担う、傭兵も冒険者も人員的支援は一切出ない。もちろん三賢とその研究成果は戦争に出ることを拒否した、改革を成功し国の最上位、大統領と自称する偉い人の命令で。王ではなく、世襲制も廃棄、教会からの指示を拒む理由は本国の国民を第一位、崇拝する口ぶりであの方をたくさん褒めました。
後は学園の寮番、荷物の場所、特待生の優待策をいろいろ教えてくれた。
「あ、ダック、は、どこ、あえる」
「知らないよ、高等部に来てないみたい、君たちとエインツベルン第二王女のことはみんな知ってる」
「おうじょ、は、ダック、といっしょ」
「えぇ~~~、じゃあ、あいつが婚約者」
「こんやく、なに?」
「そこからか、婚約者でさ、将来結婚する二人間の関係」
「け、こん?」
「それもしらない」
いいえ、聞いたことある、しかし興味ないから深く知るようとしなかった、でもダックの関係なら知りたい。
「ん…結婚でさ、知り合いの二人が本式で家族になるような儀式」
家族。
「もちろんあたしたち門徒生のような姉妹関係じゃなく、結婚はさ一生一世の付き合い、二人ずっとずっと共に生きるのこと」
「姉妹、かぞく、ちがう?」
「どう説明しろ、そう、リンも両親いるでしょう、両親は愛し合って家族になる、それが結婚」
父と母は本来家族ではない、違うけど家族になった。
「そろそろ帰ろ、学園の設備も案内する」
……
部屋に戻る前にメイドたちを見た、なかに見覚え、ダックがレティとよぶメイドもいた。
「おい、リン」
「へいき、ようじ、ある」
彼女ならきっと知ってる。
「それじゃあ」
来ると隣のメイドは行っちゃった。
「なにが用ですか?」
「ダック、あいたい」
「ご主人様は学園内居ます、いつでも会える」
「う~~、いま」
さき知ったことを伝えたい。
「残念、ご主人様は用事あっていま不在、夜に帰る予定がまだ時間あるし、しばらく話せるか、誰もいない場所で」
「うん」
高等部を抜けて小さな公園に来ました、まだ学園の中、昨日は感心してくれないのに。
「ご主人様から説明もらった、リンさんの潜在能力を高く評価した、やはり君は魔人だよね」
「はい」
「成人前に魔力がないのは魔人の特質かな、もし成人になったら何ができる?」
「わか、らない」
いやな気分、ダックと二人だけの秘密なのに。
「ね、気持ちを義理の兄で止まってくれない」
なんのこと。
「分かるさ、ご主人様は君にとって特別の人、しかしご主人様にとって君は良くしていた他人、もうたくさん愛でられただろ。だからさ、ご主人様に対す感情をご主人様が受け入れる範囲で、過ぎた真似をやめて」
分からない、彼女の主張、要望の意味が分からない。
「唖然とする顔、意味わかってない?」
「…うん」
「初めて会ったときは王女オブスキアさまと一緒にいたね、彼女が現在ご主人様の婚約者、いずれ結婚する相手。曖昧な関係はご主人様の事業を邪魔する、欲しくない結果になる」
偽りの笑顔、真実に隠す本音。
「うそ、ついた」
「ん?」
「きみ、ひとり、じめ、だから、うそ」
「独り占めなんて、わたくしはただご主人様のメイド、ご主人様のために」
「じぶんの、ため、でしょう」
図星、笑顔は消えた。
「なぜわかる?」
「おなじ、あのひ、みんな、にがした、ときも、おなじ」
「そうか、事実を言ったのに」
しかし嘘をした、ダックの指示じゃない、彼女の独断。
「じゃあ、ご主人様をあきらめて」
「いやだ」
即答で返事した。彼女の顔が一気に沈んだ、心の底からもがく空気が漂う。
「頼みます、お願いします」
「……」
「お願いします、お願いします」
突然膝ついてあたしの肩を掴む。
「いいでしょう、いいじゃない、君は仲間や姉弟子がいる、みんなが君のことを大事にしている、そとでたくさんたくさん幸せのことができて、いっぱいいっぱいもらった、幸せでしょう、きっと幸せで溢れるでしょう。でもわたくしは違う、わたくしは彼しかない、彼がわたくしのすべて、彼がいないとわたくしは死ぬ、死んでしまう。譲って、譲ってくれ、譲ってくれろ!」
後半はヒステリーの叫び、涙流して口大きく叫ぶ姿が痛い、痛いけど。
「だめ」
顔は失念に代わり、手の力が弱まった、その隙に後退して距離をとる、なんとなくこうすべきの気がして、同情心が恐怖心に変え。
そらからたくさんの魔方陣が浮かぶ、その中から色んな魔族か降ってくる、早く学園のみんなに支援を。
「染まったね」
「?なに」
「真っ先に弱者を助けとそう考えたでしょう」
「あ、たり、まえ」
「へへ、あたりまえ、はは、ははは、わたくしはきっとおかしな」
彼女の攻撃かな、周りの植物が動く、木の成長?折る音が四方から聞こえる、しかし見る限り動きはない。なんの打算は不明、けどここに残す理由もない。
「な?」
突然地面から鞭のような根が行先を叩く、その後無数の根が周囲から現れ、草しかない公園を囲む。切ってもすぐ伸びる、うじゃうじゃして通れない。
「なんじゃこれ、カイの仕業か?」
粗い声、彼女の後ろから四メートルのミノタウロス、あれは。
「久しぶりな、小さな剣士」
十二魔将の一人、まさかこの奇襲は魔王軍。
「通ってもらうよ、エルフ」
彼女は何も言わず魔将を通らせた、前回は仲間と一緒に何とか勝ったがひとりじゃどうしようもない、逃げる、まだ逃げ道。
「苗は小さいうち容易く潰せる、文句は言うな、リン・クリムゾン」
斧を躱す、太い手の上に走る、もう片手に捕まる前に飛んで肩に乗って一気に飛び越える、根の壁を。しかし一つ長く変えた根が私の足を掴んで引っ張り、切り裂く後もう一本は体こと掴んで元の場所へ投げる。
「ほら」
地面をすりっている斧を直面する、剣で防ぐにも体は耐えられない、その衝撃を利用してもっと高く飛んで外へ。今回は薔薇の茎、逆の方向から振って投げてくる、切っても切れないからまた押し返された。
「もう一発」
真上から重い一撃、防げるはずない、受け流すも無理、受けて自身を流す。無理やりの反動で根の壁へ飛ばされた、そして鞭に叩かれる、止まって自身の状況確認する、手が震える、背中には熱い血の感触。まだ軽い傷、いつもの動きはできる、でも現状は最悪。
まだ走れる、しつこく、攻撃も雑で範囲でかい、今回は集中して躱すと攻撃、前回同様数センチの肉を切り込んで終わる。
しかし前回と違って攻撃した足は私に向かって蹴る、不可抗力の力に押され、剣も肉に挟まれて一時に抜けない。こうしてミノタウロスの動きを見えないその私よりでかい拳に当てられた、ミノタウロスは体の姿勢崩すまでも私に一発当たる。
致命傷になってないが、負傷によって体はぶれる、逃げる、逃げなきゃ、ミノタウロスが再び立ち直す前に、唯一の出口を。
「生きたい?」
彼女はどかない、私を逃がしない。
「見逃してもいいよ、さっきの頼み、最後のチャンス」
切り込め、彼女の周りに根が居ないと甘く見すぎた。最初の暴風、立ち所を捉えないほどの、後は足下に根が現れて掴まれた、体は強く縛られて動けない。
「想像してもいいよ、死んだらなにも得られない、いっそう嘘してもいい、自分に嘘をつけ。ご主人様はそんなに大事なのか、そうでもない、己の命に比べない、生きてまだ会える、だから。命乞いをしろ!」
脅し、誘拐された後何人に脅された、痛いのは最初の、あの日、心の痛みに比べばどうでもいいになって無情になる。最後はいつ頃だって、わたしがダックの訓練相手を拒んで調教されたとき、同じだな、しかし死んでもいいと考え無意味だ。本当に酷いな、あの時死んだらすべて終わるのに。あの夜優しくしてくれなかったら、希望を、心を開けない。
牢屋に引き出されて、お風呂に綺麗されて、薄い服を着て、ダックの部屋へ向かう。
“汚らわしい、まだ七歳の子供なのにもう盛んでる”
今もその意味を知らない、だけどあの夜初めてダックの優しさを感じた、柔らかいマットレスと温かい布団より彼の感触、言葉に救われた気がする。
頭を胸に抱きらながら撫でられ、耳元から彼の言葉。
“だいじょうぶ、なにもしない、ねよ”
まるで父と母に抱かされた様に夜は悲しみを忘れた、その時かな、意味不明な信頼、徐々に心を開け、彼の前になんても話せるになった。
そして色なことを教えられた、己を大事にすること、誰よりも、いつだって己を第一位にすること、だから彼と同じにする…
“私は嘘が嫌い、特に己に嘘を付くこと、なんとかさせようとすることで自身を曲がることだ、妥協じゃなく心底からそう思いたいならそれでいい”
すげーな、彼と何回会話をすることで憧れを深める。
“場合によって死んでも争うって拒む、私はお前らの思った通りさせない”
頑固だな、でもすき。
「そう、死ね」
横に斧は振ってくる、とっさに剣を横にガードして吹っ飛ばされる、剣と根も一瞬折った、私は地面に落ちて骨何本折った音が響く、足は想像付かない逆方向に曲げている、二つに切られていない、まだ下部分に感覚がいる、しかし立てないだろ、痛みより動けないのほうが問題、今にも息を引き取りそう。
「これで脅威の一つを潰した、あんた主の協力のおかげ」
…あるじ、ここに私を除くと二人しか、彼女の主なら、あの方は、いいえ、うそだ、ありえない、彼は私を見捨てない、しない。
「まだ生きてる、とどめを刺せ」
いやだ、死にたくない、誰か……
もうむり、上半身を立つしか何もできない、どんどん近づいて来るあいつに殺される想像が脳を満たす。どうすればいい、教えてくれ、ダック。
“あんたは両親の死を目の前にしたとき何をした、逃げたか、それとも後先考えずに戦った?”
何もしない、力もない、方法も知らない、弱くて無知で悲しみに溺る、昔彼との会話中答えなかった、嫌の記憶を振り出せないため。
“今更逃げてどうなる、絶望したか”
“ダックは絶望の時にどうする”
“知らない、まずはそうしないため努力する。でも絶望に落ちたら、もう本当何もできない時なら、私は叫ぶ、体を搾り取るくらい精一杯叫んで脳を空っぽにする、本能に任せる”
上半身を立て顔を空へ向く、口を開く。全身全霊の絶叫、波を流す、声はできたかもわからない、ただ喉から熱く痛みを感じる、心が痛い、心臓の鼓動が激しく打って痛い、胸が張り裂けそうで痛い、徐々に全身へ蔓延する。
堪えないのにやめなかった、やがてその痛みは脳を覆う。
“まま、寝る前に話して、魔王様の物語”
“じゃあ今回はわたしたちのご先祖様、三番目の魔王、光の魔人フィリックスさま”
“ひかり?炎じゃないの?”
“魔王様の別称よ、理由はこれから説明。二番目の魔王様、災厄の黒龍、龍王ディアボロスが落ちたあとも黒炎は力の象徴として信仰している、あの頃魔人の貴族様たちはみんな黒炎の研究をしている。二百年ぶり、やっと黒炎を操れる魔人が現れた、それは炎の一族のフィリックスさま、みんなに示すあとすぐ魔王として認めた。しかし彼の名を世界に広まるのは大地を燃え尽きる黒炎じゃない、多くの英雄を切り殺す、あらゆるものを切断する、光の魔剣。誰もその剣の行く先を阻めない、戦士の盾、剣聖の剣、魔法使いのシールド、すべてを切断”
“すげー、リンもご先祖様みたいにつよくなれるかな”
“なれるさ、でもリンがその力を欲する理由が見つけたらね、力に溺れず、迷わず、心底の願えを叶えるため、血筋に流す魔力はリンの力になる”
一人、思いはただの一人。
「うがああああ」
居たかな、先自信満々なのに今は怯えている、そんなに怖いなのに攻撃仕掛けてくる。まあ、どうでもいい、避けて、拳二つを合わせて手の中に剣を抜く、最短の道を選んでその首を切る、何センチ厚いのヘルメットを構えなく。
さっきまで動けない体なのに、ああ、知る必要ない、やるべきことをやれ。
ここにもう一人いる、私を邪魔する人。
「なんで聞かない」
同じく最短の突進と首筋への一振り、彼女はもう避けないと思い込んだ時後ろへ傾いて避けた。後ろに根らしいものが彼女を引っ張ってどんどん遠ざかる、彼女を目的ではない、しかし必ず私の邪魔をする、故に、殺す。




