表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/6

魔王の日常

小1の初の自己紹介で爪痕を残し、あだ名が魔王さまとなった私。

立派な中2病を目指し始まった生活もどうなったかというと…

「おはよー!まちゃ!宿題やってきた?」

「あー、算数ドリルの16ページでしょ。やったよー」

「えー、ちょっと答え見せてよー」

「ん…んんっ!我が知識の断片を授かろうなど、見返りは決して安くはないぞ?」

「まちゃ、また魔王になってるー(笑)」


現在小学3年生。中2病になろう計画は続行中。

今は中2病語をマスター出来ていなくて、まだまだ普通の言葉が出てしまう

案外と難しい!中2病語!


周りの私への関わり方としては、

【魔王さま】というあだ名も、気付けば【魔王ちゃま】から変化して、【まちゃ】で定着し始めている


3年生でクラス替えもあったりしたけれど、元々名前が【真央】なので、誰も不思議に思わない


学年が上がるにつれ、段々と変わった子という印象はあるようだけど、それで、ぼっちになる事はなかった


そして、そんな私にも仲の良い友達も出来た


さっき、宿題の答えを見せて。と言ってきた髪がふわふわした女の子は、同じクラスの【ゆうな】ちゃん

ちなみに、ゆうなちゃんは前の人生では、小学校の頃はあまり話をした事がなかった。中学からゆうなちゃんは、私立中学に進学したので、関わりがなかった


「おっはよー!魔王!!」

元気良く肩パンしてきた、この子は【詩音しおん

1年生の自己紹介の時に

「うわっ…めっちゃカッコいい!本当に魔法とか使えるのかな?」

と目を輝かせる男子…と思っていたこの子は、実はボーイッシュな女の子だった

ごめん!詩音!!

彼女の活発さは、見ていて気持ちが良い

そして、彼女は未だに私を【魔王】と呼ぶ

詩音は、前の人生では、小学、中学で何度か同じクラスになった事もあったけれど、スポーツ女子でカースト上位的な存在だった為、詩音とも関わる事はなかった


「この闇に侵そうとするか……無謀なる者よ。肩パンの代償は、貴様の魂を永劫に蝕む。」

「いやー、いいね!今日も良い魔王っぷりだねー!あ!今日の放課後、またラン・ラン行こうよ!」


ラン・ランとは、近所の駄菓子屋さん

この地域の子は、よくラン・ランで遊んでいたりする


「良かろう!ゆうな殿も我が道に同行出来るか?」

「あー、ごめん!今日はピアノの日なんだよねー。今日は2人で行ってきて。私は明後日一緒に行くよ」

「ほんじゃ、魔王、今日は2人で行こう!」


生まれ変わって思ったけど、案外と小学生の生活って楽しい

ラン・ランは、今日も近所の子どもたちが集まっている

古民家をリフォームしたお店は、どことなく温かな雰囲気で、小さいながらもなかなかの品揃えなのが人気の理由だったりする

そのお店の前にあるベンチで、詩音と2人並んで座る


「あ、そうそう。魔王さー、坂口って知ってる?」

詩音が棒アイスを食べながら尋ねてきた

「坂口?新たな刺客か?」

「3組の子なんだけど、魔王とタイプ似てるんだよ」

「我に似ていると申すか。どのあたりが我と共鳴しているのか?」

「魔王口調なところかな?なんか、女子に人気らしいよー」


へぇー、私以外にも、この歳で中2病の子がいるのかー


「ほう……我がほかに、その言葉を紡ぐ者が現れるとは。試す価値があるかもしれぬな。」

「そしたら、今度声かけておくよー。魔王と気が合うと思うんだよねー」


坂口…坂口…なーんか聞き覚えある気がするけど…誰だったかな?

前の人生で聞き覚えがある気がするけど…

んー、思い出せない


ま、今度、詩音が声かけるらしいから、その時に顔を見たら思い出すかな?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ