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卓球ノート  作者: 誠也
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心技体智

初めての大会が終わったわけだけど、俺達全員が次の広島県大会に進出することが決まった。広島県大会は3週間後になるらしい。その前には全日本ジュニア選手権庄原市予選が来週あるし、また頑張らないといけないな。


「ねえ、皆次の全日本ジュニア選手権庄原市予選には高校生も出てくるんだよ。」

「マジで!絶対つえーじゃん。」

「俺今度はボコボコにやられるかも。」

「そうだな~、今の皆ならそこらの高校生と同じレベルかな。だからそんなにやられはしないと思うよ。」

「そうかな~。」

「そうだ皆、心技体って知ってる?」

「ああ、よくスポーツとかで使われる言葉だろ。精神力の心、技術の技、体力の体で、全部バランスよく鍛えるといいとかそんな感じだろ?」

「うん、そんな感じ。でね、卓球の場合それに一文字追加されるんだ。智って言ってね戦術のことを指す言葉で、心技体智ってなるんだ。」

「戦術ねえ~。」

「うん、卓球で試合に勝つにはこの戦術が重要なんだ。例えばサーブ。下回転系のサーブを出すとどんなレシーブが返ってくるかな?」

「短ければツッツキとかストップ、長かったらドライブかな?」

「そう。そんな感じでねサーブとかでも相手がこんなボールを返してくるとか考えながら出すと、三球目の攻撃パターンが見えてくるでしょ。何も考えないより、少しイメージしてやると試合を有利に進められるんだ。強いなと思う相手でも戦術次第でなんとかなるときもあるんだ。だから今度高校生とやるけど事前にいろいろ考えておくといいと思う。」

「なるほどな。なんとなくわかった。」


確かに戦術って大事だよな。織田信長だって、あの今川義元と桶狭間の戦いで鉄砲を使うっていう意表を突いた戦い方で勝利したんだもんな。スケールは違うけど、俺のやる試合だって戦術次第で強い相手に勝てるようになるんだ。いろいろ考えてみよう。

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