あとがきという名の簡単な登場人物設定
ここまで読んでいただきありがとうございました。
傍観者連載リメイクをお待たせして申し訳ないと思い、代わりといってはなんですがと一本あげました。設定ばかりが濃厚すぎて魅力を出しきれない文才のなさに絶望しましたが、それでも最後まで書き上げられたので満足しています。
ただ、当初はキチガイを格好よく撃退する話を書いていたはずが、書いているうちにいつの間にかキチガイが生粋のマゾいヤンデレに変貌したのには『どうしてこうなった』と自分自身不可解に思いました。こればかりは未だに謎!
下記は執筆するに当たっての簡潔な設定です。
お暇なときにでもどうぞ。
▼大路七
無自覚殿様系女子。
とある男子と成り代わった女子。しかし前世の記憶なんてあるはずもなく、キチガイ系女子の言葉をカケラも理解していない。無意識との落差が酷いマイペースサド。人望が勝手に集まるカリスマ。ある意味自己中の塊で総じてノリがいい。実は風紀委員長。
艶やかな黒髪の中性的な美貌を持つものの、平均より上くらいしか自覚していない。金沢弁は都会にいた三年間で多少薄れて中途半端。
原作:表面上笑顔。自覚有りの根っからのサド。人を駒と考える思考はまさしく冷酷非道な殿様で、忍者を従わえるのになんら疑問を抱かないカリスマ男子校生。悪役でありながら人気ランキング一位を獲った作品上、一番の美貌の主。おかげさまで大路七の場合、バッドエンドしかない仕様にギリギリした女子多数続出。
▼槇下志信
拗らせた忍者系男子。
物心つく頃には忍者に憧れていたためか、その反動で殿には絶対服従を誓っている。頭は悪くないけど馬鹿。ツメが甘い。殿関連じゃなければクール。風紀副委員長。
淡い茶髪の童顔。凡庸な見目がよかったと叫ぶ一応自覚ある人。小型犬。
原作:相変わらず殿に絶対服従。しかしあまりの粗末な扱いに相反して浮かぶ寂寥感などで苦悩している。主人公に支えられていくうちに、その大和撫子的な姿勢に惹かれていく。
▼桧室彦四郎
見た目不良系男子。
忍者の手綱を握っているうちに世話焼きになったオカン。殿とは波長が合って仲良し。彦にゃん呼びは最早諦めた。多趣味。
銀髪の強面。威圧感が半端ない。
原作:殿とは犬猿の仲。忍者とも距離をとり、見た目もあって不良に絡まれて荒んだ学生生活を送っている。物怖じせず接してくる主人公に、徐々に警戒心をなくして距離を縮めていく。
▼神白愛姫
愛されキチガイ系女子。
前世の記憶持ちで主人公と成り代わった女。最上級生の面子につれなくされても照れてるのねで済ます素晴らしきポジティブシンキング。に見せかけてただのマゾ。すげーマゾ。病んでるマゾ。黙っていればそれなりに可愛い。登場人物人気ランキングにて原作大路七に投票していた大ファン。逆ハーより大路七一人に絞ってもいいくらい大路七好き。大路七と敵対して蔑まれたいがために逆ハー行為をしていたキチガイ。これぞキチガイ。
原作:主人公らしく程よく明朗快活であり女らしさも半端ない。なにより心根が強く逞しい。
▼その他連中
馬鹿な俺様系男子。
八方美人な腹黒系男子。
根性悪なチャラ系男子。
寡黙な大型犬系男子。