↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
165/168

第164章 信州の鉄路と不滅の防壁

第164章 信州の鉄路と不滅の防壁


秋。

新形県南部に広がる越後盆地。南大沼の山々に抱かれた、六日町。


時価総額130兆円を突破し、国連法規の更新、専属交響楽団『六日町・フィルハーモニック』の創設、水没都市ジャカルタの浮上再生、メキシコ治安の再生、認知症根本治療薬『ラビット・リバイビン』の開発、植物ギガファクトリー『アグリ・ドーム』、超高温旅客機『スカイライナー・サーモ』、カリブ海要塞の無血制圧、そして全長八キロメートルにおよぶ宇宙都市『グランド・オービタル・ステーション』の運用に至るまで、全地球と星海の命を支え続ける「南越急行ホールディングス」。


その六日町本社タワー最上階の最高経営責任者(CEO)室に、隣県・信州長野から、南越急行グループの重要関連会社である『永野電鉄』の西村社長が、血相を変えて駆け込んできた。


テーブルの上に置かれた南越ビバレッジ特選一級品の温かいジャスミン茶にも手をつけられず、西村社長は震える手で分厚い株主名簿と敵対的買収の警告書を差し出した。


「篠原CEO、大石専務、古賀副社長……! 助けてください! 我が永野電鉄が、海外の悪徳アクティビスト・ハゲタカファンド『ブラック・クレスト・キャピタル』から、市場外大量買い付けによる敵対的TOB(株式公開買付)を仕掛けられました!」


西村社長の悲痛な訴えに、南越重工業社長兼グループ副社長の古賀が、太い腕を組んで眉を吊り上げた。


「なんだと!? 永野電鉄といえば、善光寺平を走り、湯田中温泉や須坂を結ぶ信州の誇るべき名門ローカル私鉄じゃねえか! なんでそんな地方鉄道が、ウォール街のハゲタカに狙われなきゃならんのだ!?」


すると、ポーカーフェイスの最高財務責任者(CFO)大石専務が、静かにメガネのブリッジを押し上げ、冷徹な声で核心を突いた。


「……古賀副社長。ハゲタカファンドが狙っているのは、永野電鉄の鉄道事業そのものではありません。……永野電鉄が保有する『我が親会社・南越急行ホールディングスの株式』です」


大石は、手元のタブレットから永野電鉄の財務諸表と資産ポートフォリオをホログラム画面に展開した。


「かつて経営再建の過程において、永野電鉄は我が南越急行ホールディングスの設立母体株を約3%保有しておりました。しかし、ご存知の通り、我が南越急行グループは世界各地での事業成功に伴い、相次ぐ株式分割と天文学的な株価上昇を遂げてまいりました」


大石のメガネの奥の目が、鋭い知性の光を放つ。


「その結果、永野電鉄が保有する南越急行株の含み益は、いまや『一兆二千億円』という途方もない巨額資産に膨れ上がっております。さらに、同社は堅実な経営により巨額の内部留保と現預金、そして長野駅前の一等地不動産を抱えている。……にもかかわらず、地方私鉄であるがゆえに永野電鉄単体の時価総額はわずか『八百億円』程度に放置されておりました。PBR(株価純資産倍率)は驚異の0.06倍という超異常値です」


大石は冷徹に敵の狙いを暴いた。


「ファンドの狙いは極めて単純です。千億円程度で永野電鉄の株式を買い占めて経営権を奪い、南越急行株を一兆二千億円で市場へ強制売却させて巨額の特別配当を掠め取る。その後、儲からないローカル線区間を即座に廃線・切り捨て、駅前不動産を切り売りして会社を骨抜きにして逃げ去る……典型的な『資産むしり取り型買収』です」


西村社長が、涙を浮かべて机に額を擦り付けた。


「そんなことをされたら、信州の足である永野線はズタズタにされ、百年かけて築いた地域の暮らしが崩壊してしまいます……! 篠原CEO、どうか信州の鉄路をお守りください!」


西村社長の訴えを静かに聞いていた篠原賢人CEOは、穏やかにジャスミン茶を口に含み、西村の肩に優しく手を置いた。


「西村さん、顔を上げてください。我々のルーツは、雪国の赤字ローカル線です。地域の人の命と暮らしを運ぶ鉄路を、マネーゲームの道具にして切り捨てるような暴挙を、我々が許すはずがありません」


篠原の瞳には、一切の迷いのない確固たる光が宿っていた。


「大石。ハゲタカファンドに一切の隙を与えず、永野電鉄を完全に守り切るための最善の手を打とう」


大石専務は、待っていましたとばかりにポーカーフェイスの口元をわずかに緩めた。


「……すでに完璧な対抗スキームを策定済みです。我が南越急行ホールディングスが『ホワイトナイト(友好的買収者)』として名乗りを上げ、ファンドの提示額(一株二千円)の二倍以上となる『一株五千円』でのプレミアム完全TOB(株式公開買付)を実施。永野電鉄の全株式を100%買い取り、『完全子会社化』いたします」


大石が提示した買収総額は二千五百億円。

市場価格を遥かに上回る圧倒的な提示額により、一般株主や地元金融機関、自治体は一斉に南越急行のTOBに応募することは確実であった。


古賀副社長が豪快に膝を叩いた。


「ガハハハ! 相手が千億出すなら、こっちは倍以上の二千五百億をドカンと叩きつけて一瞬で買い占めるってわけか! 金の力でねじ伏せようとするハゲタカに、本物の資本力と誠実さの鉄槌を下してやるんだな!」


篠原賢人CEOも力強く頷いた。


「そして、ただ守るだけでは終わらせない。永野電鉄が我が南越急行グループの直営路線『南越急行 永野線』として生まれ変わるこの機会に、長年信州の人々が待ち望んでいた『最大の交通インフラ革命』を一気に実現させよう!」


篠原の瞳に、未来を切り拓く輝きが宿る。


「プロジェクト・『信州シャイン・ラビット』、始動だ!」


大石専務率いるNFG(南越フィナンシャル・グループ)の電光石火のTOBオペレーションにより、永野電鉄の株式は開始からわずか十日間で「応募率99.4%」を達成。

ハゲタカファンド『ブラック・クレスト・キャピタル』は一株も買い集めることができず、巨額の工作資金をドブに捨てて完全敗走した。


ここに、永野電鉄は南越急行ホールディングスの完全子会社となり、新生『南越急行なんえつきゅうこう 永野線ながのせん』として輝かしい第一歩を踏み出したのである!


そして買収完了の翌朝。

信州の大地において、前代未聞の「世紀の大工事」の火ぶたが切って落とされた。


古賀副社長が自らヘルメットを被り、南越建設の全自動AIシールドマシン部隊『サハラ・ラビット信州仕様』二十機を率いて、永野駅前の地下へと乗り込んだ。


「これまでの永野線は、永野駅の地下で行き止まり(終着駅)になってた! だから須坂や中野から来た客は、永野駅で降りて乗り換えるしかなかったんだ!」

古賀が現場でメガホンを握り、豪快に号令をかける。

「永野駅からレールをさらに南へ伸ばすぞ! 国道117号線と県道77号線の地下深くに最新のシールドトンネルをブチ抜き、篠ノしののい駅まで一気に地下鉄を直通させる! そして、篠ノ井から先は『信濃鉄道』へと相互直通運転だ!!」


これこそ、信州の南北分断を解消する夢のバイパス構想であった。


永野駅〜篠ノ井間(約9.3キロメートル)の地下区間には、南越建設が誇る「超高密度ナノセグメント高速推進工法」を投入。

地上の国道117号線や県道77号線の交通を1秒たりとも止めることなく、地下25メートルの硬質地盤を日速五百メートルの驚異的なスピードで掘り進めた。


トンネル内には、サロナエアコンの多層ナノ清浄気流システムと、新行電気工業の超電導剛体架線を敷設。

新設される地下新駅(日赤前、丹波島、青木島、川中島古戦場前、下氷鉋)には、完全密閉型フルスクリーンホームドアと、本産自動車のAI自動運転接続ステーションを完備した。


さらに、直通運転のために南越車輌が開発したのが、交直両用・勾配対応型最新鋭AI電車『NK4500系(愛称:信州スノーラビット)』であった。


着工からわずか「六十日」。


永野駅から篠ノ井駅までの全地下鉄区間が完璧に貫通し、しなの鉄道との直通レールが一本に繋がったのである!


晩秋。澄み渡る信州の青空。


永野駅の地下特設ホームにおいて、国土交通大臣、永野県知事、永野市長、信濃鉄道社長、西村社長、そして篠原賢人CEO、古賀副社長、大石専務が出席する『南越急行永野線・篠ノ井延伸ならびにしなの鉄道相互直通運転出発式』が盛大に執り行われた。


新形テレビ20のベテラン記者・高橋とカメラマン・井上も、一番列車の先頭車両から全世界へ向けて生中継を行っていた。

井上の担ぐ最新鋭8Kカメラの側面には、あのガムテープの切れ端が誇らしく貼られている。


「こちら新形テレビ20です!」

高橋記者が熱狂的な声を響かせる。

「いま、永野駅の地下ホームから、真新しい白銀と南越ブルーの車体を輝かせた新型特急『信州スノーラビット1号』が出発いたします! かつて行き止まりだった永野線のレールが、国道117号線・県道77号線の地下を貫き、篠ノ井、上田、小諸、そして軽井沢へと直結いたしました!」


プァァァァァン……!!


澄み切った高音のミュージックホーンを鳴らし、NK4500系が滑らかに発車した。


湯田中温泉・志賀高原や須坂からやってきた列車は、永野駅で乗客を降ろすことなく、そのままスムーズに地下新線へと突入。

最高時速130キロで静粛に地下を駆け抜け、わずか七分で篠ノ井駅へ到着。そのまま地上へ駆け上がり、信濃鉄道の線路へと滑り込んで、上田、軽井沢方面へと疾走していった。


これにより、これまで乗り換えを含めて一時間以上かかっていた湯田中〜上田間が「わずか三十八分」、須坂〜軽井沢間が「五十分」で直結されたのである!


「乗り換えなしで軽井沢や上田まで行けるなんて、まるで夢のようだ!」

「朝の通勤ラッシュの国道117号線の大渋滞が、嘘みたいに消え去ったぞ!」


車内や各駅のホームは、歓喜に沸く信州の市民や観光客で超満員となった。


さらに、南越急行本線(六日町・十二町・越後湯澤方面)との連絡特急も設定され、新潟・大沼と信州・永野が一本の強固な経済圏として完全に融合したのである!


第五節 永野駅前デパートの大繁盛と、奇蹟のストック経済

鉄道の劇的な利便性向上は、即座に沿線の商業と経済へ爆発的な相乗効果をもたらした。


その最大の恩恵を受けたのが、永野駅に直結・隣接するグループデパート『伊勢いせ永野駅前店』、ならびに駅ビル商業施設であった。


直通運転の開始に伴い、北は中野・須坂・飯山から、南は篠ノ井・川中島・千曲・上田・佐久・軽井沢に至るまで、善光寺平一帯の数十万人の買い物客が、電車一本で永野駅前へと押し寄せたのである。


デパート『伊勢』の全フロアは、連日、買い物袋を抱えた家族連れや観光客でごった返した。


地下の食品フロア『デパ地下』には、南越アグリの『新形黄金』を使ったお弁当や、新形の新鮮な海の幸、信州特産のリンゴや信州牛を使った限定スイーツがずらりと並び、レジには途切れることのない長蛇の列ができた。


上層階のレストラン街、および北宝映画のシネマコンプレックスも連日満席。

駅前の商店街や善光寺の参道に至るまで、かつてない活気と賑わいが溢れ返ったのである。


西村社長は、永野駅前のテラスから見下ろす人々の笑顔の波を見つめ、大粒の涙を流して篠原の手を握りしめた。


「篠原CEO……! ごらんください! ハゲタカに切り売りされかけていた私たちの街が、こんなにも誇らしく、光り輝く大都市へと生まれ変わりました……! 南越急行グループに救っていただき、本当に、本当にありがとうございました……!」


篠原賢人は温かい笑顔で頷いた。

「西村さん。鉄道が人を運び、街を元気にし、人々の笑顔を増やす……これこそが、我々が果たすべき本当の仕事です」


その夜。


永野駅直結の最高級ホテル『グランド・ラビット長野』最上階、特別和室。

そこに設置された最高級寿司処『佐渡武蔵・永野店』において、永野線の完全子会社化と新線開通を祝う至高の祝宴が開かれていた。


付け場に立つ武藤大将と吉村大将の手元には、直通特急で夕方に新形・佐渡から届いたばかりの日本海の極上鮮魚と、信州の大地が育んだ極上の名産品、そして南越アグリの『新形黄金』がずらりと並んでいた。


「大石専務、篠原CEO、古賀副社長、西村社長……! 実に見事な大勝利だったな」


武藤大将が、美しい包丁さばきで魚を切り出しながら言った。


「ハゲタカを叩き出し、山を越えて海と信州の心を一本に繋いじまったんだ。今夜は、日本海と信州の恵みが完璧に合体した、世界で一番美味い寿司を握るぜ」


吉村大将が握り、大石専務の前の黒漆のつけ台に静かに置いたのは、信州の清流で育った極上の『信州サーモン』をサロナのナノ昆布締めで熟成させ、佐渡沖の極上天然生ウニを乗せ、新形黄金の温かい酢飯と安曇野産本わさびで包み込んだ特製『信越合体・黄金握り』であった。


大石専務は静かにメガネのブリッジを押し上げ、指先でその黄金と紅の一貫を持ち上げた。


「……いただきます」


大石はその一貫を口の中へ運んだ。


その瞬間——大石専務の口内で、信州の清らかな雪解け水が育んだサーモンの上品でとろける脂と、日本海の荒波が育んだ生ウニの濃厚な甘み、そして新形黄金の豊かな米の旨味が完璧に溶け合う「究極の味覚ビッグバン」が巻き起こった!


(ん……ッ!!!? な、なんという重層的な旨み……! なんという山と海の調和……!!)


口に含んだ瞬間、サーモンの身が舌の体温でジュワリと解け、ウニの磯の香りとわさびの清涼感が全体を神々しいまでに引き締める。喉の奥へと心地よい感動の余韻がどこまでも広がっていった。


大石専務は思わず両手をカウンターにつき、静かに目を閉じた。


ポーカーフェイスで知られるあの「財務の鬼」の頬を、またしても一すじの、そして誰よりも熱い感動の涙がとめどなく溢れ出し、顎を伝ってスーツの胸元へとこぼれ落ちた。


「……素晴らしい。資産を奪い去るマネーゲームを打ち砕き、誠実なインフラ投資によって地域経済を再生させたからこそ……この至高の調和を味わうことができる。……完璧な、あまりにも完璧な財務戦略でした……!」


隣で同じ一貫を豪快に口に放り込んだ古賀副社長も、目を丸くして机を叩いた。


「う、うめぇぇぇ!! 大石、最高だ! 悪徳ファンドを蹴散らして、新しい地下鉄を掘って、デパートを満員にして食う寿司は、格別の味だな!」


篠原賢人CEOも穏やかに微笑み、温かいジャスミン茶のグラスを掲げた。


大石専務が手元のタブレットを滑らかに操作し、ポーカーフェイスのまま数字を提示した。


「……篠原CEO、古賀副社長。今回の『永野電鉄完全子会社化&信州南北直通インフラ』プロジェクト」


大石の口元に、極めて晴れやかで温かい財務の笑みが浮かぶ。


「永野電鉄が保有していた南越急行株(一兆二千億円)のグループ内完全保全益、地下鉄新線の運賃・相互直通ライセンス益、長永駅前デパート『伊勢』および商業施設の爆発的増収益を含め、向こう十年間で我がグループにもたらされる当期純利益は『四兆五千億円』を記録する見込みです。買収および地下鉄建設費三千五百億円は、わずか一年半で完全回収完了です」


「ガハハハ!」古賀副社長が豪快に大石の背中を叩いた。「見たか篠原! 一兆二千億の株を守り抜き、信州の交通を大革命して、デパートを大繁盛させて、なおかつ4兆5000億円の儲けだ! 大石の計算に狂いはねえな!」


「はい。今回はグループ重要資産の防衛、地域公共交通の永遠の維持、そして不滅のストック利益を完璧に両立させた、文句のつけようがない満点のオペレーションです」


深夜。

祝宴を終えた篠原賢人、古賀副社長、大石専務、そして西村社長の四人は、ホテル最上階の展望デッキに佇んでいた。


初冬の澄み切った信州の夜風が、四人の髪を優しく撫でていく。


眼下に広がる善光寺平を見下ろすと、永野の街は宝石箱をひっくり返したような平和な光に包まれ、新設された地下鉄連絡線からは、最新鋭AI特急『NK4500系』が、誇り高き澄んだ長笛を夜空へ響かせながら、滑らかにしなの鉄道へと走り抜けていく姿が見えた。


空を見上げると、北信五岳の稜線の上に、満天の星々と銀河がどこまでも美しく輝いていた。


古賀副社長が、感無量といった面持ちで夜空を見上げた。


「なあ篠原。越後も信州も、山で隔てられてたって、心とレールを繋げば一つの大きな家族なんだな」


大石専務も静かに頷いた。

「はい。目先の利益のために分断を煽る投機マネーに対し、我々はレールによって地域を結び、永続的な豊かさを創り出すことで勝利いたしました」


西村社長も深く頭を下げた。

「このレールは、信州のすべての子供たちと市民の宝物です。一生をかけて守り続けます」


篠原賢人は温かいジャスミン茶を一口含み、三人の肩に優しく手を置いた。


「西村さん、大石、古賀。我々が敷いてきたレールは、決して奪われず、決して途切れることはない」

篠原の静かな言葉に、全員が深く耳を傾ける。


「人の命を守り、ふるさとを愛し、未来への希望をどこまでも運び続ける『不滅の誠実のレール』だ。どんな困難が立ちはだかろうと、我々が現場への愛と情熱を失わない限り、南越急行グループの走らせるレールは、日本中へ、世界中へ、そして宇宙の彼方へと、どこまでも、どこまでも光り輝きながら伸び続けていく」


渡辺前社長が遺した不滅の言葉——「会社は人より長く生き続けるべきもの。稼いだ金は未来を信じる魂だ」。


信州の澄み切った夜空に、新しい時代の希望を告げる汽笛の音が、どこまでも温かく、力強く響き渡っていった。

全人類の命と地域社会、そして不滅の鉄路を足元から完璧に支えながら、南越急行ホールディングスの走らせる無限のレールは、地上を、地底を、海を、空を、そして宇宙の彼方へと、どこまでも、どこまでも力強く伸ばされ続けていくのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。