始まりのステップ
しばらくして、ジャンクの言う修行がはじまった。
「ルシファーの全能がどこまでなのかわかりません。それに対応するためのはじめのステップです。」
突然「今犬と散歩している方を見てください」
といわれ、見る。
そして、「よく見てみてください」といわれたので、ただなんとなくみていると、後ろから腰にグーパンをくらった。
「痛い!何すんだよ。」
「みていてといってもスキをつくらないでほしいんです。見ながら、風邪とか足音とか煙が舞う音までちゃんと聞いて。」
「そんな無茶言うなよ。」
「あなたなら出来ます。私のご主人様なんですから。」
「そうだぜ!あんたならできる!」
ゼロノスが会話にはいってくる。
「仕方ないなぁ。」
また人が歩いてくる。
ジャンクはまた、同じくみてという。
見ながら風をきき、音を聞く。
だが、次の瞬間ふたたびグーパンは背中に唸った。
「うーん。もう一踏ん張りですよ。」
俺は再び冷静になり、道ゆく人を見ながら音やにおいをかぐ。
その瞬間、かすかだが、ふくのかすれる音がした。
俺はすぐに振り返り片手で、ぐーの字ににぎった彼女の右手を受け入れる。
「よくできましたね。3回目でできるなんてさすがは我らが神」
「いや、自分でも信じられないよ.こんなすぐにできるなんて」
「では、4回目も頑張りましょう!」
その後俺は複数回合計7回して、5勝2敗となった。




