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ダンジョンの街ゲィストランブ

ダンジョンのある街ゲィストランブに到着した。


街の中に入るのに検閲の列が長く続いている。とりあえず馬車の列に並ぶ。


検閲は徒歩の列、馬車の列、貴族の列と別れている様だ。フィーリアが貴族であるが特に急ぐ旅でもないし、貴族間に来たことがバレると挨拶回りで大変で探索どころではなくなるそうなので商人達と一緒に並んでいる。


後々バレる方が面倒な気もするが、これにはルーラも同意で元姫の奴隷なのでバレると煩そうと全面的にフィーリアを指示していた。


貴族の事は良くわからないのでとりあえず二人に任せることにしよう。


ゲィストランブはマップ探索範囲よりも広い様で検問所では街全体を把握できない様だ。これは久々に散歩ですな。

中心地すらマップ範囲に引っ掛かってもいないのでその広大さには驚きしかない。よくこの広大な土地に壁を築いたと感心する。


「おや若いの。ゲィストランブは初めてですかな?」


「あ、はい。そうなんです」


隣に並んだ馬車に乗った小肥りのおじさんが話しかけてくる。


「それではダンジョンに潜るために?」


「はい。ダンジョンでひと稼ぎしようかと思いまして」


「それでは今はダンジョンに気を付けた方が良いですぞ。今はダンジョンの魔物の最盛期。一番魔物が活気づいてダンジョンが沢山の魔物を産む産卵期です。この時期にはダンジョンから魔物が溢れだす事もあるほどです」


「ほぉ。ゲィストランブのダンジョンは丁度ハザードバーンの時期かこれは腕がなるなトウカ!」


馬車の後ろからルーラが顔を出して勇み声を上げる。


ダンジョンには世界に四季があるように季節のようなものがあるそうだ。


ダンジョンが最も活気づき沢山魔物を産む時期をハザードバーン。


ダンジョンの活動が低下し、魔物の出現間隔が長くなり閑散とする時期をネーバグレッチャー。


ダンジョンの活動が緩やかになるミストラル。


この3つの期間が存在し交互にやってくるが、必ずしも順番に来るわけでなくランダムにやってくるそうだ。

なのでネーバグレッチャーが続くダンジョンは閑散としており探索者も少ない。


ダンジョン運営は国益に大きな影響を与えるため、閑散期が続くと国が傾くと言われているそうだ。


「若くてよいの。美女を二人も連れて旅とは私も後10年若ければ・・・羨ましい限りだ。お、そろそろ私の番のようだ。そう言えば紹介がまだでしたな私はカル・ビジマ。この街で武具と薬品を扱ってます。良かったらうちの店をご贔屓に」


しっかり店の宣伝をして検問所に入っていった。


次に俺達も呼ばれ検問を受けるが特に問題もなく入ることができた。

通行料は一人銅貨1枚。これは奴隷も一緒だったので3人で銅貨3枚だった。荷物は最低限の食料を馬車の荷台に置いていたが特に関税を取られることはなかった。


商人にも大量の売買をするため以外には特に関税をかけていないそうだが、ダンジョン産の物を街から持ち出す時には少なからず関税がかかるそうなので気をつけろと検問の騎士さんが教えてくれた。


そんなこんなでとうとうダンジョンの街ゲィストランブに到着だ。街は活気に溢れ多種多様な種族が街を闊歩している。

この街ゲィストランブも特に種族差別は無いそうだ。


種族差別をしていてはダンジョンを攻略できない。


それがこの街の総意。


ゲィストランブはハザードバーンがよく起きるダンジョンだそうで過去に何度も魔物がダンジョンから溢れ出した事があるらしい。

街を囲む壁も外的に対するためよりは内敵でるダンジョンの魔物に対してだそうだ。


「こう活気づいてると興奮するな。早くダンジョンに潜りたいものだ」


ルーラの銀の毛並みの尻尾がブンブン左右に揺れている。それだけで凄い楽しみにしてるのがこっちにも伝わってくる。気持ちが分かりやすいやつだ。


「ルーラ気持ちはわかるが少し落ち着け」


「そうですよ。急いては仕損じると言うじゃないですか」


「まずはダンジョンの情報収集とルーラの装備を買おう」


「そうね。ならダンジョン探索ギルドに行きましょう。あそこならダンジョンの情報に良い武具店、それに良い宿も紹介してもらいましょう」


ダンジョンの入り口は街の中心。ゲィストランブはダンジョンを中心に商店が建ち並び、時が経つに連れて商店が商店街に商店街が街に変わっていったそうだ。



ダンジョン探索ギルドにやって来た。


ダンジョン専門のギルドで流通を一手に担っている。なのでダンジョンの依頼掲示板を見ると、その国の国営の舵切りがどうしたいのかもわかるって言われる程に密に繋がってるらしい。


チラッと掲示板を見たが、俺にはさっぱりわからない。


「いらっしゃいませ。当ギルドは初めてですか?」


「はい」


緑色の制服。軍服に近い感じでベレー帽を被っている。受付は全員女性の様だが、チラッと見た限り全員がレベル15を超えている。なかなか強い。


屈強な探索者を相手にするのだから強さは必須か。


「では、ギルドを利用するのにギルドカードが必要ですので作成の手続きに入らせてもらいます」


フィーリアが手早く手続きを3人分終わらせてくれる。流石出来る女は違う。


「ではカードができるまでギルドカードの説明をさせてもらいます。

まずカードですが、身分証にも使えますのでなくさないようにお願いします。今回は無料ですが、無くした場合手数料がかかりますので気を付けてください。

それでカードの中身ですがまずランクについてです。探索者ランクは10~1まであります。1が一番下のランクですので皆様のランクは今は1になります。次にダンジョンの到達階層が自動で記録更新されます。ゲェストランブ以外のダンジョンに潜られても自動更新されます。ランクについての話に戻りますが、ランクは到達階層や依頼の達成率、後はギルドへの貢献度、信頼度によっても上がります。

ランクが上がれば上位の依頼を受けることが出来ますし、指名依頼の受注も可能になります。ギルド内の情報屋や食堂でも割引が効いたり、素材買い取り価格に上乗せもありますので頑張って下さい。

ではギルドカードについての説明は以上になりますがご不明な点はございませんか?」


「ないです」


「あと依頼の受注については依頼の掲示板を確認してください。たまにダンジョン外の依頼もありますので気にしてみてください。後は魔石や魔物の素材の買い取りはその日のレートもありますので注意してください」


「質問は無いんですが、良い武具店を紹介してもらえませんか?」


「それでしたら・・・3店舗程ありますね。価格帯も違いますのでまずは行って見てみるのがよろしいかと思います」

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