表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なんとなく歩いてたらダンジョンらしき場所に居た俺の話  作者: TB
第一章 ダンジョン黎明期

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/134

第20話 商売繁盛

八月三十日 十五時


 俺は家でTBとゴロゴロしながら考え事をしていた。


 魔道具を作れるスキルとって置こうかな?

 絶対これから先は必要な筈だしね!


 昨日言ってた、達也のギルマスって発想は面白いな。

 この先どこまで対応出来るかは解らないけど、【DIT】だけで対応できないのは見えてるしね。

 最初からきちんと組織があって、一般冒険者を募る方が理にかなってるよな。


 今から三年後【D155】まで出来たらフロア数は一万二千以上になるのか。

 各フロアで二十人は活動できるし、【DIT】でも使うとしても二十万人は活動出来るって結構凄いな。


 薬品会社とかダンジョン産以外の物は、ほぼ売れなくなるかもしれないし、気合い入れてくるんだろうな。


 でも……国外のダンジョンの対応はどうなるのかな?

 さっきの【D3】マスターとか、普通に銃弾くらいじゃ倒せそうになかったし。


 五層以降では本格的にダンジョン産以外の武器では対処が出来なくなるんだし、鍛冶師も人気職業になるだろうな。


 まぁ俺が考えてもしょうがないから、そう言うのは颯太の仕事だな。

 今はTBモフる方が楽しいからそれでいいや。


 ◇◆◇◆ 


 山野さんから電話がかかって来た。

 現時点でのポーション類の買取り価格が決まったらしい。


 今から資料を持って家に行ってもいいか確認の電話だった。

「いいよ」と返事して待ってると呼び鈴が鳴った。

「いらっしゃい」と言って迎え入れる。


 買取り一覧の資料を見たが、結構な高額買取りだ。


 現状薬師のJOBは三人獲得しているが、ポーションの成功確率は凄く低く、とても需要を満たせる事は出来ない予想での価格だそうだ。


 一気にお金持ちになるな。

 使う暇もないけど。


「この間の話なんですけど『野口 環』さん無事に退院したそうですよ」

「良かったなぁ」


「それでですね、明日こちらに訪ねて来たいそうなんですが、会っていただけますか?」

「大丈夫ですよ。十五時くらいがいいな」


「十五時ですね。伝えておきます」

「早速なんですけど薬品類で納品して頂けるものがあれば、お願いしたいんですが大丈夫でしょうか?」


「大丈夫ですよ。結構数があるから持って行きましょう」

「それともう一点お願いがあるんですが、いいでしょうか?」


「ん? 何かな」

「薬品類は【DIT】が鑑定した証書を付けて販売するのですが、現状鑑定出来るのが今日やっと特技を覚えた二名がいるだけで、それもHQまでしか鑑定出来ないんです。ですのでR以上の商品については、鑑定をして【DIT】の認証紙を貼るお仕事を、お願いしたいのですが大丈夫でしょうか?」


「毎日決まった時間って言う訳にはいかないけど、手の空いた時とかでいいなら大丈夫です」


 ◇◆◇◆ 


「それじゃあ今日はこれだけで、お願いします」


山野さんと一緒に【DIT】本部に来た俺はアイテムボックスから商品を出す。

           数量  単価  総額

ポーションN     百本  三万円 300万

ポイズンキュアN   五十本 三万円 150万


ミドルポーションHQ 三十本 十万円 300万

ストーンキュア HQ  十本 五万円  50万


ハイポーションR    十本 三十万円 300万

カースキュア R    五本  十万円  50万


エクスポーションSR  二本 三百万円 600万

万能薬SR       一本 五千万円 5000万


 を納品した。

 総額六千七百五十万円だ。

 今日の晩御飯は贅沢しようかな。


 ポーションの治療では、傷跡が残らないので思った以上に価値があるようだ。


 仕入れでこの値段って事は、いくらで販売するんだろ?

 でも今のペースで作ると、どんどんJOBレベルも上がって行くし、月収十億位になりそうだな。

 だが、使う暇なんて無い……


 ◇◆◇◆ 


 納品を終わって帰ろうとしたら、今度は大島さんが声を掛けてきた。


「岩崎さんちょっといいですか? 先日の装備品の件ですが、希望が大体出揃いましたので、目を通していただけますか?」

「いいよ。どんな感じかな」


 大島さんがリストを渡してきた。


武器 両手剣  十

   片手剣 二十

   刀    十

   槍   二十

   斧    五

   鈍器   五


防具 盾    十

   装備一式 七十セット


「めちゃ多いね」

「そろそろ第二期メンバーが着任するのもあって、余裕を持った数になりました」


「もう人増やすんだぁ、大変だね」

「装備のランクとかは希望はあるの?」


「HQ品以上でお願いします。価格は武器とシールドがHQで三十万円、Rで百二十万円。防具は一人分がHQで五十万円、Rで二百万円でお願いします」


「最近生産に力入れてるから、武器と盾なら結構在庫持ってるから納品するね。防具はさ、今使えるのはうさぎさんシリーズくらいしかないけど、あれはちょっと困るでしょ?」

「そうですね……」


     攻撃力  重量  数量

刀HQ  30   5  八本

刀 R   45   7  二本  


両手剣HQ 45  10  五本

両手剣 R 50  12  一本


片手剣HQ 28   3  七本

片手剣 R 43   5  三本


長槍HQ  33   8  六本

短槍HQ  28   3  四本

長槍 R  48  10  二本

短槍 R  43   5  二本


片手斧HQ 30   5  一本

両手斧HQ 35  10  一本


戦闘鎚HQ 36  11  一本

戦闘鎚 R 51  13  一本


  防御力 重量

シールドHQ  10  3  八枚

シールド R  20  5  二枚


「取り敢えずはこんな所かな、防具は一体型で動きやすいのを作ろうと思っててさ丁度【D3】三層で材料は手に入るからもう少し待ってね」


「こんなにもって歩いてるんですね……」 

「アイテムボックス便利だよ!」


「でしょうね……」


「全部で二千七百九十万円ですね。振り込んでおきます。他の装備品も、手が空いたときにお願いしますね」


「あいよ、島さんって今どこにいるか知ってる?」

「執務室にいらっしゃいますよ」


「ありがと」


 忙しかったら悪いし、取り敢えず電話してから行こう。

 

「颯太、今本部来てるんだけど、ちょっと寄って行ってもいいかな」

「いいぞ。ちょっと聞きたい事もあったし」


 執務室に向かいノックする。


「どうぞ」と声がしたのでドアを開けると、達也と上田さんと坂内さんも居た。


「俺さ、今日【D3】討伐した後、ダンジョンに入る許可もらってないまま帰ったからさ、後で許可出しておくれ」

「あーそうだったな、この後向かおう。それでだな俺が聞きたいのはスキルの事なんだが、この後もスキル入手のチャンスはあると思っていいのか?」


「颯太が自分で討伐していけば、毎週必ず手に入るぞ」

「出来ないと解ってて言ってるだろ?」


「まぁ今日みたいな感じで、毎回一回だけなら+十レベルのマスターでも何とかなるだろうから、毎週誰かに取らせるでいいんじゃないか? ダンジョンマスターの立場だと凄い有利だからな。俺は基本自由にさせて貰ってるから、それぐらいは協力するよ。でも国の方針が変わったりするとその話も無しだけどな」

「とりあえずスキル一個取るとしたら、お勧めの系統とかはあるのか?」


「はっきり言って、これ絶対欲しいって普通に思うようなのは俺が取ってるからな。スキルリスト見ながら、自分の判断で決めるのがいいと思うぞ? 颯太はもう取ったのか?」

「まだだが、ほぼ決まってる。成長促進だな。自分のレベルとJOBレベルが上がり易くなるのは絶対神スキルだろ?」


「早く取得しないと、俺が取るぞ」

「そりゃないだろ。じゃぁ取るか」


【スキルリストオープン】


【成長促進】自分のレベルとJOBレベルの成長速度上昇。

 スキルレベルの上昇で成長割合が更に高まる。


「よし、スキルも習得したし【D3】行くか」


 その後この部屋に居たメンバー全員で、二時間ほど狩をした。

 俺はTBと三層に篭ってたけど。


 ◇◆◇◆ 


八月三十日 十九時三十分


 欲しかったドロップ品もある程度の数が手に入ったので、家に戻り防具制作を始めた。

 俺が一番最初の時にライダースーツを使ってたけど、そのイメージで急所をダンジョン鋼で補強して一体型の防具を作り上げる。


カンガルーバトルスーツHQ 防御力20 重量10 HP+200 敏捷+5 

カンガルーバトルスーツ R 防御力40 重量15 HP+400 敏捷+15


R装備だと実質重量が0になる。

デンジャーワラビーの皮とアキレス、魔鋼を組み合わせた動き易い装備だ。

見た目も普通にかっこいいから、これならDITメンバーの装備として十分使用に耐えるだろう。

とりあえずHQが五着出来た。Rは一着だけだけだから俺が使おう。


 二十時を過ぎた頃に、いつものように颯太と達也が現れる。

 今日は東雲さんと真壁さんが来てた。


 東雲さんは慣れた感じで、すぐに「台所お借りしますね」と言って、真壁さんと酒の肴を準備しに行った。

 やっぱり女性陣がいるとちょっと助かるな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ