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おしつける


 ウィルもきのう、ようやくザックに電話したところで、あの元気のなさの原因が、『ノーマン』だけでなく、気をきかせたつもりの『コウモリ』も加わっているなら、殴りに行くのは、やりすぎになるかも、と考えながら立ち上がったとき、 ―― 制服の裾を、身をのばしたルイにつかまれた。



「 ―― なんだよ、ルイ?」


 目があうと、よく知るおだやかな笑みをむけられた貴族様は、嫌な予感がした。

 


 ルイが、いつもの穏やかでゆっくりとしたしゃべりかたで、「なあ《コウモリ》」と、《ノーマン》をよんだ。



「 ―― この、『サウス卿のぼっちゃん』なら、きっとすぐ、おまえに解決策をあたえてくれるよ」



「 は?おい、『解決策』ってなに? 」


 おもった通り、ルイはなにか嫌なことをおしつけようとしている。




 笑顔のままのルイは、腕をのばしさらにウィルをひっぱると、自分はたちあがり、肩をつかんでおしつけ、ウィルを下の椅子にもどす。




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