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A班ファイル ― コウモリは湿地でお茶する ―  作者: ぽすしち
おいかけっこ

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217/251

離脱しまーす


 すると、ほかの方向からも草をわけて、警備官たちが顔をだす。



「これ、完全に遊ばれてるでしょ」

 おれたちには無理ってことだよ、とウィルが前髪をはらう。



「でも、もう一回まわれば、みつかるかもしれねえじゃん」

 顔色も白いザックが意気込むのを、ニコルに頭から上着をかけられて、おさえこまれる。




「どうする?マーク」



 みんなに目をむけられた責任者の判断は早かった。




「『おいかけっこ』にいれてもらえないのなら、ぼくらはここで離脱です。 はやく戻って、暖かいものをでも飲みながら、クレイグ兄弟の『おいかけっこ』でも眺めましょう」



 ほほえんで上をむくと、すう、と息をすいこんだ。




「 コウモリ!! こっちは行き止まりだ! おまえがジャンとポールを見つけてくれ!! 」

 




 みんながみあげた曇り空に、不安定にとぶ生き物が現れた。





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