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弟へ《メッセージ》


「くっそ!ジャン!いるんだろう?返事をしろ!」


 ポールは枯れた草をかきわけて進む。



 自分の端末が、しらない間に《メッセージ》を送っていたのに気づいたのは、今日になってからだった。

 母親には、家に帰れない時かならず送っているので、このところ毎日つかっているが、弟へのメッセージなど、年に数度、イベントがあるときしか送らない。



 そのページにしっかりと、『きみにむかって よーいどん』と残っている。

 送った日付はついていない。



 ジャンとは、あのダイナーで会ったきりで、クラークから個人的に警備官たちと連絡をとらないよういいつけられていた。




 ジャンには、謝るか、ようすをうかがう電話をかけよう、と考えているうちに、予想通り、警備官たちに呼び出されて、実際に合うことになり、自分がその場でとった『態度』をかえりみて、これは完全に、彼らの《同僚》である弟に、謝りの電話をいれないといけない、 ―― という考えにたどりついて、その前に、もう一度《端末》にいれてきた、ジュディの情報を、と手にとったときに、ジャンへ、《メッセージ》がおくられたのだと知った。




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