表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
202/251

№27 ― 間に合え ―

おわりまで、あとすこしです。




 警備会社の黒いバンは、警察のものよりは新しいし、防弾処理もしていないから車両は軽い。


 とはいえ、さまざまな装備品と、大柄な男たちをのせているのだから、急な停止にはむいていない。



 ひどい音をたてながら半回転したバンの後部ドアが開いたのは、壊れたからではなく、外からとりついた男が、入ってきたからだった。



  「ケン!いきなり飛び出してくるヤツがあるか!?」



 運転席との仕切りがひらいたままだったので、ウィルの文句がきこえる。



 遠心力で、ちぎれそうなほど開いたドアを元に戻した男が、文句ににやけながらザックの横に座った。



 バンの後部は、窓がある場所はふさがれ、左右に細長い座席がとりつけられ、むかいあって座るようになっている。




「先にサリーナたちがむかってる」


 ルイが言うのに、「マークたちもな」と横にいるニコルがつけくわえた。



 ザックが不安そうに、間に合うかな、とつぶやく。



「間に合わせるよ」



 運転しているウィルがこたえ、緊急通行用のサイレンをいれた。




ようやく、あとちょっとです。

あとすこし、おつきあいください。。。。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ