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第十一話 生後一ヶ月

 今日は俺達が(生まれて三十日♪)


 一ヶ月おめでとう!!(ドンドンパフパフー!!)


「きょうはメアちゃんがうまれて、ひとつきたったんだよ♪」


 古い抱っこ紐の中に俺達は居る。これのおかげで不器用な母さんでもかなり快適だ。サンキュー! ケ(・)チ(・)ケ(・)チ(・)お(・)ば(・)さ(・)ん(・)!!




 いつも通り母さんはカレンダー?に丸を書いている。カレンダーの数字?にはすべて印がされて、次のページもあるようだ。つまりこの世界にも一ヶ月単位の何かが存在する。俺の誕生日は?月の一日であるのは確定だ。


「メアちゃんもすっかりおおきくなった~~……のかなぁ~?」


「メア様はお産まれから五百g(グラム)大きくなられましたよ。現在は二千三百g(グラム)位です」


「なんでわかるの?」


 母さんがバカっぽく口を開けて、メイドさんと話しているな。


「メイドですから」


 とつぜん胸を張ってハタキを腰に据えている。


「メイドってすっごーいー! メアちゃんはどんなこになるのかな~ね~♪」




「あ~む~あ~ま~」


 俺達は新たに発声練習とリスニングを重点的に訓練している。成果は(ぜんぜんなのよね)そうなのだ。とくにリスニングが絶望的で、まるで成果がない。


 しーかーしーッ! 希望はあるのだ!! その名もオウム返し作戦である!!!(説明しようっ!!! まずオウム返しができるくらいに発声練習をして、何でもいいのでお母さん達の会話を真似します)


 別にできなくてもいい。するとどう反応をする?(きっとわたしの名前、代名詞の単語などをジェスチャー付きで教えてくれるはずだわ)あとは一つ一つ確実に覚えていけば会話ができるのだあ!!!


 完璧!!!(っよ!!!)

「エッヘッヘッヘッ!」


「きゃあ~メアちゃんがわらった~!!」

「キャキャキャッキャ!!」




…………




……




「(……メア様は少し――いいえ、かなり発達がお早い。普通は声を出して笑うのは四ヶ月位、早くても三ヶ月、それがまだ一ヶ月それより以前にお笑いに――)」


「(他にもおかしな点があります。トイレも、発声も寝(・)返(・)り(・)の事も、まるで昔話に聞く転生者のよう――)」


 珍しくメイドさんがボーっとしている(疲れているのかな?)




「(まさかお亡くなりになられたラルム様なのではっ!? ラルム様は世界を救った英雄で、女(・)神(・)ラ(・)ヴ(・)ィ(・)様(・)の加護をその御身に授かった尊きお方)」


「(ですが先の災厄で命を落とされ…………。女神ラヴィ様のお慈悲で転(・)生(・)をさせてもらえたのかもしれません!)」


「(……なんて愚かな事を考えているのでしょうか? ……でも……もしも……ラルム様なら――、ティア様とまた三人で――、すこしだけ様子を見てもいいですよね?)」


 メイドさんが俺(・)の(・)玩(・)具(・)箱(・)から、がらがらを取って来た。


「メア様がらがらですよ~」




「あーーー! ティアがわたすからーー、それかしてぇぇーー!!」


 おうふ! 母さんががらがらを受け取るためにハイジャンプしている(お尻に膝蹴りがぁ!)


「いじわるなお母様ですね~♪」


「ぶ~!! ティアはおかあさんだもん。それくらいいいもんっ! ……べつにきにしてないもんー!!」


「拗(す)ねないでください。ウソですから」


 メイドさんから古いがらがらを貰ってご満悦なようだ。


「がらがらですよ~」




 ガラン! ガラン! ガラン! ガラン!

 がらがらを貰うために手を伸ばした。

 しかし、効果はないようだ。




 ガラン! ガラン! ガラン! ガラン!

 がらがらを貰うために手を伸ばした!!

 残念! 効果はないようだ。




 ガラン! ガラン! ガラン! ガラン!

 がらがらを貸して欲しそうな顔をして、

 ナシはおおきく手を伸ばした!

 無念! 現実は非情である!!!




 ガラン! ガラン! ガラン! ガラン!


「……何を……されているのです? メア様がお手を伸ばされていますよ?」


「べ、べつにたのしくなってぇ……? あそんでたわけじゃないから! ――ハイ、どうぞメアちゃん」


「……メア様がも(・)う(・)少(・)し(・)成長さられましたら、ティア様とはきっと、良き遊び相手になられるでしょうね」


「ほんとうに!? やった、はやくおおきくなってね! ティアいまからたのしみだな~♪」


 (ついに! ついに!! ナシ達は伝説の聖剣を手にした!!! ちゃっちゃら~ん♪)やっとの思いで古いがらがらを渡してもらえた。フフフ、訓練の賜物で獲物を持つぐらいできるぜ!!


 ガラン! ガラン!


 異世界と言えば!!(剣に魔法よね!!)魔法はまだ小さいからできなくても(この古いがらがら(カリバーン)があれば剣の練習ができる!!!)


 チノ!!!(ナシちゃん!!!)




 ≪必殺閃光剣≫




 ガガラン!!! ガガラン!!!

「キャッキャッキャッキャ!」


「ブフゥ!!(――あの速度!? 赤ちゃんがだせるものではないです! やはり剣(・)聖(・)ラルム様!?)」


 なかなかに良い物をくれたなケチケチおばさん(まだ言ってるのナシちゃん! 良い人じゃない。きっとあの人がお母さんのお姉さんよ。――ケチだけど)


 やっぱりケチじゃないか!?(だって在庫処分みたいに古い物しかくれないもん。でもね、役に立つ物しか貰ってないわよ? すっごく美人さんよ? おばさんは可哀そうだわ)


 イイヤ! 母さんとの関係が確定するまでは、ケチケチおばさんのままだ。それにイジメおばさんからはランクアップしている。ま、まあその後の善行しだいでは、ケチケチお姉さんにランクアップしてやってもやぶさかではない。




 ガガガガガガガラン!!!

「キャキャキャッ!」




 ぐぅ~~~~!


「ごはんのじかんですよ~♪」


 チノごめん代わって?(はいはい)


 お食事タイムがきてしまったので、交代して感覚の共有を切った。




……




「は~い、メアちゃんおっぱいでちゅよ~」


 ゴクゴク


「ティア様、大変申しあげにくいのですが。粉ミルクか乳母を雇われたほうがよろしいかと」


「え! なんで!? はい、メアちゃんつぎはひだりね~」


 ゴクゴク


「さきほどのお腹の音なのですが、ティア様の母乳の量ではそろそろ限界のようです」


「…………」


 ゴクゴク


「わかったわ――。ちょっとじかんをちょうだい……」


「承知しました」




…………




……




「こな……ミルク……にする。メアちゃんはティアがそだてるってきめたから……! ほかのひとのおっぱいはイヤ!!!」


「そうおっしゃると思ってましたっ!!」


 ササッ!! パク!!!


「エ、エイド! なにをしてるの!?」

 (ナシちゃんっ、ナシちゃんっ!!)


 終わったのか? どうしたそんなに慌てて……。


 いつものようにチノの呼び掛けにより、感覚の共有を始める。何だコレ? 口の中に変な感覚が、まさかコレって――。




 オイィィッッ、なんて状態でえぇぇ……えっ?




「メア様に粉ミルクをあげています」


 目の前に哺乳瓶らしきものが。どうやら俺の早とちりだったようだ。そうか、もう哺乳瓶か――。


 チノ交代して~♪(どぞー)これなら俺でも食事ができる。じつに三週間?ぶり!!


 ゴクゴク




「ほにゅうびんは、いつからもっていたのー!!」

 おいし~~い~~♪


「朝から用意してましたよ」

 (お母さんのおっぱいの方がおいしいわよ?)


「ティアのメアちゃんをかえしてーー!!」

 チノ~食事中になんてことをするんだ。


「いいじゃないですか、私もやってみたかったのですから」

 チノがやったのは、大量生産品で満足している人に最高級料理を振る舞うくらい外道な行為だぞ!


 ゴクゴク




「さいしょからこのつもりだったのおー!」

 (え? 良い事じゃない?)


「ハイ、もちろん! こうでもしないとやらせてくれませんからね~♪」

 今まで食べていた物に満足できなくなる極めて卑劣な行為だ。


「ん~~!! エイドのいじわる、バーカ、アーホ、メアちゃんをかえせ!!」

 (……その幸せな感情すこしでも引っ込めたら説得力があるわ)


「てへ♪」

 てへ♪


 ゴクゴク

 ドン! スッ! ドン! スッ!


 母さんとメイドさんが喧嘩!? 母さんが全身捨て身タックルをするが、難なく避けられている。しかも振動が無い! このメイドさんヤバない(うっわぁ~すっごく悪い顔になってるー。あ~あ、お母さんが今にも泣きそう)


「ズルいです! そんな顔をするなんて、返しますから」


「メ゛ア゛ぢゃん゛は~! ディア゛のメア――だか……だがら゛~゛~゛!!」


 とうとう泣いてしまった。メイドさんが困った顔をして俺を母さんに返そうとしている。




 ガガシィ!!


 つ、潰れるー!(お母さんイタイよ~)お、お助けーー!(イスナーちゃん~!!)


「申し訳ございません。でも私もやってみたかったのです」


「い~や~い~や~!」

 『わたしを呼ぶのはダ~レ~』


「ティア様ではメア様のお食事をご用意できないでしょう、なので三日に一回でいいですから、ね?」

 ナシちゃんズだ!(っよ!)


「いやいやいやいやい~や~!!!」

 『……またナシちゃんのお母さんに、イジメられてるの~』


「私のおやつもあげますから」

 不器用なだけ!(っよ!)


 母さんは見た目通りの幼い行動をするので残念な人なのだ(でもそこが魅力なのよ)メイドさんを見ると、お願い事をするようなポーズをしている。




「いやいやいやい――ふぇ!? ……おやつ?」

 『……前にも言ったけど~、この程度で呼ばれてもね~。何もできないよ~?』


「(食いついた! これはチャンスよ。エイド!!!)」

 痛みに強くなる加護を授けてくださいイスナー様ッ!!


「おやつ一回につき一回、メア様のお食事の権利を貰えないでしょうか?」

 『ダ~メ~~!』


 そんな殺生なッ! 体から鳴ってはいけない音が聞こえる。骨が軋(きし)んで悲鳴をあげるような!!




「いっかいにつき……まいにちにかいふえる……?」

 (何でもするから、お願い!! イスナーちゃんッ!!!)


「し、しかたないな~♪それでいいからっ! そのことばわすれないでね。ぜったいよ! ぜったいのぜったいのぜったいっ!!」

 『今~何でもするって言ったよね~?』チ~ノ~それは言ってはいけないヤツだ!


「(あいかわらずチョロいですねティア)わかりました。今日のおやつは私の分もお召し上がりください」

 『だいじょうぶよ~。簡単なお願いと訓練をまたやってもらうけど~。それでいいかな~?』




「わ~いやった~。おやつだおやつ~!」

 わ~いやった~。ありがとうイスナー!

(わ~いやった~。ありがとうイスナーちゃん!)




 うわわ~危ない~!(きゃあ!)


 母さんが急に手を離してしまい落ちそうになったところを、メイドさんが時でも止めたように助けてくれた。それと知らない間に喧嘩は終わっているようだ。終始ニコやかな雰囲気になっている。


 喧嘩するほど仲がいい?




…………




……




 コンコンコン




イベントクリア報酬

ゲットスキル

【厨二病】

カリバーン? 中二病は治りません症状が出ずに潜伏しているだけです

補正 MP+10%UP


【剣聖?】

≪必殺閃光剣≫が使える※意味がない

補正 攻撃力+1


【寝返り・幼】

寝返りができるようになりました

補正 なし


【言語・幼】

なにかを喋っていることは理解できる 未熟な発音ができる

補正 なし


【トイレ・幼】

我慢できない状態

補正 なし


エイド

【盲信++】 ⇒ 【盲信SP】

盲信? 妄信? 猛進?

補正 攻撃力+3 <new>攻撃力+30%UP


ティア

【食いしん坊++】 ⇒ 【食いしん坊SP】

一日三食 おやつ二回+エイド分

補正 <new>HP+10 回復量+100%UP


ゲットアイテム

[ラルムのがらがら]

普通のよりちょっと重い

補正 ステータス成長速度+1%UP


【幼】シリーズは成長の目安です。

創作日記:殆ど会話しかない

下手に文章挟むとテンポが悪くなるような

会話に会話があるけどこの表現は読みづらいかな?

でも分解するとなんか違う

小説と言っていいのかな?

文章より会話の方が書くのが楽しいのが悪い、うん!!


未来日記:この小説の文章表現は狂ってマース。

ルビで文章、地の文(笑)な状態、いちおうエッセイなどでお勉強はしたのですが――。

二重人格になった時点で自然とこうなった。――三重人格か? メアチノイスナー。

そのせいで情景描写に心理描写がぜんぜーん上達してない。

開き直って地の文も会話主体です。


『小説』を読みにきた人には切られるやろな~。

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