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第95話 小さな英雄さん

前回のお話の最後の部分を改稿いたしました。

すでに読んでしまわれたかなについては、もう最後の部分を読んで頂ければ、今回の内容が理解できます?できると思います!


特に最初の出だしが買えた場所を見ないとわからないかも…




ドカァーン!!


魔法はサラの方にめがけて飛んでいき、命中した。


「サラさん!」


サラが出て行ったのを見て追いかけたシルヴィアも、間に合わなかったという悔しい顔、そして涙を見せている。


そして男はそのシルヴィアの顔を見て笑う。


「あっはっは!ざまーみろ!この英雄の仲間の小娘たちが!あっはっーーーーーなんだと!?」


男は自分が放った魔法の方を見る。


「何故お前がそこにいる!!」


そう、そこには俺ことシトレアがいた。

そして俺はその質問に答える。


「俺が時を止めて追いついたから。かな?」


「でもだ!魔法はどうやって退けた!!追いついただけじゃ!!」


そして男は俺の光っている右目の方を見る。


「ま、まさか。それは魔眼!!!」


「そうだ。俺の右目は魔眼になっている。そして相手の魔法を打ち消す能力がある」


「なんだその魔眼は!無敵すぎじゃないか!!それだったらどうやって小娘を倒せば!

ーーーーそうだ!物理的にならなおさらじゃねえか!残念だったな小娘が!おらぁあああ!!!今度こそ死ね!」


男は俺とサラに向けて剣を刺し出してくる。


「サラ、下がって」


その言葉でサラは急いで後ろへ下がっていく。

それを見た俺は男の方に振り返る。


男は相変わらず大声をだして俺に剣を向けながら走って向かってくる。


そして俺も戦闘態勢にはいる。


「死ねぇぇえ!!小娘ぇえ!!」


男との距離があと少しとなった時点で、俺は男に向かってトップスピードで駆けだす。


そして距離がゼロになった時。


決着はついた。


「ぐはっ」


男は血を吐いてその場に倒れる。

そうこの文章通りに、勝負は俺の勝利に終わった。

が、ギリギリだった。


俺の剣が男の心臓に刺さり、男の剣が俺の肩をえぐった。


そのため、この小さな身体は肩をえぐられ体力がゼロ。

全く動かすことが出来ない。


そのため俺も男と同様に、その場に倒れてしまいそうだ。


「俺の名前は…チルド…き、さま…名は?」


「俺は、英雄アキレアの生まれ変わり、シトレアだ」


「アキ…レ…アか…どうりで勝てないわけだ…」


その言葉を発したのを最後に男、チルドは動かなくなった。


「おわっ…た」


そう言って俺もその場で倒れてしまった。


が、地面に倒れる前に誰かが俺の身体を支えてくれた。


「…サラ?」


そしてサラは俺の耳元でこう言った。


「ありがとう。かっこいい小さな英雄さん」


「えっ?」


俺はどういう意味かすぐさま聞きたかったが、俺の意識はそこで途切れてしまった。









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