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君と僕の境界線

 人と人 他人と自分

 重なり合う境界に不安になる僕がいる

 傷つくと分かっていて突き放し

 安心が欲しくて確かめる


 増えた淋しさの答えを探して

 尋ね歩いても 誰も知らない


 君は傍にいる筈なのに

 不安な僕はいつまでも見えないまま

 二人の距離は笑えるほど離れてる


 君には僕がわかるのに

 僕には君がわからない

 融けていた境界線は いつか二つに


 増した虚しさの答えを探して

 尋ね歩いても 誰も知らない


 君は傍にいる筈なのに

 不安な僕はいつまでも見えないまま

 二人の距離はどこまでも離れてく




        ――1998/06/17

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