自虐気味な彼女
6章248話になります!
本日1回目の投稿です!!
それではどうぞ!!
ガチャ
「おまたせーっ。魅力が無くなったリーシャだよーっ?どうかな?心がドキドキしたりしないよね?」
クジラが与えたティアラを頭に付けたまま、地味な服に着替え終えたリーシャが自虐を口にしながら部屋から出てくる。ドレスは、近くに使っていないハンガーがあったらしく、部屋の隅っこに綺麗に掛けられていた。
「着替え終わったね?待ってたよ。早く中に入ろう」
『ウン。サッソクハナシ、シヨウ』
自分の事を自虐してリアクションを求めるリーシャを軽く流し、扉の前に立つ彼女の横を通り抜けて、クジラと雪猿は部屋の中へと入っていく。
「あれぇ?私ってドレス着てないと、軽くスルーされちゃうほどに魅力無いの...?」
何かしら自分に対しての励ましが欲しかったリーシャは、かなりしょんぼりとしながら、3番目に部屋の中に戻る。
「さて、リーシャにも事前説明をしなきゃね」
「え、なぁに?私がいない間にどんな事話してたの?」
リーシャは、自分によくわからない話が展開されそうだったので、さっきまでどんな事を話していて、今からどんな話をするのか、首を傾げながら聞いた。
「えっとね?ザックリと言うと、そのドレスが原因でこの村が廃村になったんだって」
「えぇっ!?これそんな悲しい歴史持ちのドレスなの!?」
クジラは一言にまとめて話を聞く前の事前説明を終えると、リーシャは目を見開いて驚く。
『ウン、イマカラ、ハイソンノリユウ、ハナス』
「うえぇっ、そんな話、私達に話しちゃっていいの?」
「あはは、僕と同じこと聞いてるね」
リーシャは、先ほどのクジラとまるっきり同じような返答をした為、クジラはつい笑みをこぼす。
『ウホホ、ダイジョウブ。フタリナラ、シンヨウデキル』
雪猿も軽く笑いながら、2人にならば話せると伝えた。
「そう...?ならば、私も真剣に聞かなきゃ」
リーシャは、雪猿の真剣そうな顔を見て、しっかりと座り直して聞く体制を整える。
『アリガト、ソレジャアハナシ、ハジメルネ?』
「うん、おふざけ無しでしっかりと聞かせて貰うから、よろしく頼むねリーダー」
リーシャが聞く体制バッチリなのを確認した雪猿は、話を始めると言いながら、クジラを見る。
クジラは、ぜひ話してくれとでも伝えるように、ゆっくりと首を縦に振り、真面目な目つきで雪猿を見ながらよろしく頼むと告げた。
『ワカッタ。マズ、ボクタチサルハ.....』
雪猿は、クジラの準備も出来ている事を確認すると、村が廃村になるまでの話を始める。
2人は、言葉通り雪猿をじっと見つめながら静かに話を聞きいるのだった。




