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隠しきれない怒り




6章247話になります!


本日2回目の投稿です!!


それではどうぞ!!










「ねぇ、リーダー。幾つか聞きたい事があるんだけど、いいかな?」


クジラと雪猿は、リーシャが部屋で着替え始めた為、廊下に出た。

そこで、クジラは床に腰掛けながら口を開く。


『ウン、ナニカナ?』


「まず、なんでメス猿はリーシャにあの呪いのドレスを着させたのかなって思ってさ。メス猿は、呪われてるって知らなかったのかな?」


クジラは、腕を組みながら難しい顔をして、質問した。


『ゴメン...、オコッテル?』


そんなクジラの表情を見て、雪猿は質問の返答の前に、恐る恐るクジラの様子を伺うように声を掛ける。


「悪いね、少し怒ってるかもしれない。だって、リーダーのおかげで何もなくて済んだけど、僕の大切な人が誰かに襲われるかもしれない状況だったんだよ?」


『...ボクタチ、イタズラ、スキナンダ。ダカラ、メスザルモ、アソビダトオモッテル...ハズ』


雪猿は、自分達は悪戯が好きだと語る。だから、メス猿がリーシャにあのドレスを与えたのも、悪戯でしかなかったという。

リーシャにドレスを着せた後、突然姿をくらました理由も納得だ。


「悪戯か...。まぁ、悪意は無いんだね?リーシャが楽しそうに着てたし、今回だけは許すか...。リーダー、リーシャにドレスを着せたメス猿にはキツく言っておいてくれないかな?」


『ワカッタ、キビシク、イッテオク』


クジラの言葉を聞き、悪いのは完全に自分達だと知った雪猿は、力強く頷いてクジラの怒りを買ったメス猿をキツく叱ると誓う。


「...ありがとね。はぁ、ダメだ。うまく笑えないな。一旦怒りを鎮めよう....」


クジラは、怒っているのがよくわかる表情を無理やり崩して、ぎこちない笑みを浮かべながら礼を言った。

そのあと、流石に今のは笑えていないと自覚し、両頬を強めにバシバシと叩いていつもの穏やかな表情へと、強制的に治す。


『ソロソロ、イイカナ?』


クジラが頬を叩くのをやめ、落ち着いた頃に、雪猿が話を再開して大丈夫かと聞いた。


「...うん、多分大丈夫。とりあえずドレスを着せた件はおしまい。もうひとつ質問があるんだけど、移っていいかな?」


『ウン、ドンドンキイテ?』


「ありがとう。あのドレス、呪われてるとか言ってたけどさ?どういう事なの?」


クジラは、そう言ってリーシャが着替えている部屋の扉を見つめる。

確かに、突然呪われていると言われて、はいそうですかと理解出来る者などいないだろう。

ましてや、魔法の世界の事なんてちんぷんかんぷんなクジラには全く理解出来ない物品のはずだ。


『ボクモ、ハッキリトハ、ワカラナイ。デモ、ヒトヲイジョウニ、ミリョウスルコトダケハ、ヨクワカル』


「...そのよくわかる理由は?」


『コノムラ、ハイソンニナッタ、リユウ』


「えっ...?」


あのドレスは、人を魅了する事が出来る事だけははっきりしているという雪猿の言葉に理由は?と、問い掛けると、予想していない返事が返ってきた。

クジラもその返答は、全く予想出来ていないらしく、間抜けな声を出している。


『ナガイケド、キキタイ?』


「それは、僕が聞いても大丈夫な話なの?」


『オワッタコトダシ、イイトオモウ』


「そっか、それじゃあさ、リーシャが着替え終わったら部屋の中で話してくれないかな?」


『ウン、ワカッタ』




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