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不要な心配だった




6章238話になります!


本日1回目の投稿です!!


それではどうぞ!!










「うーん...、猿の足跡と犬の足跡...。ただ延々と普通に歩いている足跡が続いてるだけだし、案外仲良くやれてるのかなぁ...」


『ワフゥー...』


クジラとリコは、残された足跡を頼りに足を進めていた。

大型の魔物の死体の場所からは、リオの足跡ともうひとつ、猿の足跡が見られた為、犬猿の仲と呼ばれる2匹の動物が何か問題を起こしてないかなと、若干不安になっているみたいである。


「んー...?なんか、あそこから煙出てない?」


そろそろリーシャ達が絶賛くつろぎ中の温泉旅館が見えてきたみたいで、クジラは目を凝らして遠くを見て、煙出てないかリコに声を掛けた。


『ワフ』


リコにはしっかりと見えているみたいで、コクンと頷いて煙が出ている事を肯定する。


「うーん、やっぱりか...。火事ではないのはすぐにわかるんだけど、なんか気になるなぁ。リコ、ちょっと急ごっか」


『ワフゥ!』


なんでこんな雪ばかりの猿の村でモクモクと煙があがってるんだと思い、クジラは少しだけ歩くペースを早めた。リコもしっかりと返答し、小走りでクジラについていく。


「ん?あれは...、旅館だよね?ということは、もしかしてあの煙は...、露天風呂か?」


旅館がくっきりと見えてきたところで、煙が発生している場所の正体に気付く。

一応日本人なクジラは、旅館と立ち上がる煙を見て、外であのような煙を発生させているのは、露天風呂なんだろうなとイメージで判別したみたいだ。

ちなみに、リーシャがこの煙を見てもしかして露天風呂?などと当てる事が出来たのは、ヨシノによる適当な日本知識の教育による産物である。


「なるほど、そういえばリーシャ、結構酒臭かったからなぁ。あははっ、もしかしたら猿にも臭がられて、露天風呂まで連れて行かれたのかもしれないね?」


クジラは、ようやくリーシャが今どこで何をしているのかがわかり、軽く笑みを見せながら旅館の露天風呂にいる理由をふざけて導き出す。

まさか、ふざけて適当に口にした理由がまさか正解だとは、クジラが知る事は無い。


「クンクン、僕も若干酒臭いか...?よし、せっかくだし僕も露天風呂に入らせてもらおうっと。リコも一緒に入る?」


『ワフッ!』


「よしっ、一緒に入ろっか!さっ、もう急ぐ必要は無いし、変に疲れたくも無いからワクワクしながらゆっくりと歩こう?」


クジラとリコは、自分達も露天風呂に入らせて貰おうと決め、もう心配する事は何もないからのんびりと歩く事にした。

クジラはやはり日本人な為、とてもワクワクウキウキといった様子で、こんな異世界の辺境の地で露天風呂に入れる事に、かなりの喜びを感じているみたいだった。






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