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ミッドウェー海戦の兵装転換について  作者: 田丸 彬禰


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48/68

ミッドウェー海戦の兵装転換 48

資料を見ると、飛竜は九時に収容完了、赤城も九時十分に収容完了とされている。

ただし、蒼龍は九時五十分まで収容がかかっている。


十時二十二分から二十六分。

三空母被弾。


偶然とはいえ、多数の雷撃機がやってきた後に、急降下爆撃機が現われては、レーダーのない日本海軍に防ぎようがない。

ここを変更するだけの材料はない。


蒼龍に関しては格納庫に第一次攻撃隊を降ろし終えた直後であったために攻撃準備に入っておらず誘爆は起こらない。

一方の加賀と赤城は一時間前に着艦を完了しているため、当然爆弾は格納庫内に持ち込まれている。

二百五十キロ爆弾十八機分。


三隻とも沈没は免れても大破は確実。


だが、ここで瑞鶴を追加した効果が表れる。

飛竜だけではなく瑞鶴の第一次攻撃隊が攻撃に加わることができるのだ。


飛竜の第一次攻撃隊の戦闘機九機と艦攻十八機うち、損害は艦攻一機。

瑞鶴は、戦闘機十五機、艦爆二十七機、艦攻六機とうち、艦爆三機と艦攻一機を失ったのみ。

ほぼ全機で再出撃可能となる。


第三次攻撃隊は十一時には発艦可能。


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