表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミッドウェー海戦の兵装転換について  作者: 田丸 彬禰


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/68

ミッドウェー海戦の兵装転換 28

一応、ここまででケース一、すなわち、兵装転換をおこなわなかったらどうなったかというものを想像してきた。

せっかくだから、この後についても少しだけ触れておくことにしよう。

まず、史実より二隻空母を失ったアメリカ軍であるが、この時点で修理しているものを含めても、サラトガとワスプしか空母がいない状況になる。

とりあえず空母一隻という形で第二次ソロモン海戦はおこなえるだろうが、その後立て続けに潜水艦攻撃を受け、ワスプ沈没、サラトガ大破という被害を受ける。

当然南太平洋海戦は起きない。

直後サラトガが復帰するものの、翌年春にエセックスが加わるまで空母一隻体制となる。


一方の日本軍。

史実通り四隻の空母を失い、主力は翔鶴と瑞鶴となる。

そこに、龍驤、隼鷹、飛鷹、瑞鳳が加わる。

空母の数では圧倒するわけなのだが、珊瑚海海戦、ミッドウェー海戦で真珠湾攻撃に参加した搭乗員の多くを史実史上に失っている。

特に各空母の飛行隊長や分隊長クラスがこの時点でほぼ戦死しているため、史実では転出するはずの何人かは空母に乗り続けることになるのかもしれない。


そして、ここから泥沼のソロモンの戦いが始まる。

残念ながら、日本海軍は陸軍の支援より空母や戦艦の撃沈することを優先するため、有利な状況を生かすことなく翌年からのアメリカ軍の大攻勢を受けることになる。


結局、大量の物資と兵員を乗せた十隻の輸送船を沈めるより軍艦一隻を沈めることに価値を見出す思想と、数で劣る身でありながら生存率を上げる努力をしない、最高の条件が揃わないと勝利しないような作戦を好む日本海軍には勝つ道はなさそうに思える。


続いて、ケース二。

空母発見直後に陸用爆弾を抱えたまま攻撃に出たら?

ということになります。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ