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ミッドウェー海戦の兵装転換について  作者: 田丸 彬禰


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ミッドウェー海戦の兵装転換 26

十一機の戦闘機で、戦闘機十二機と爆撃機四十三機、雷撃機六機を完全に抑え込むことは不可能。

飛竜の状況は珊瑚海海戦の祥鳳、第二次ソロモン開戦の龍驤と変わらぬことになったことだろう。

つまり、こちらも沈没。

双方が目的を果たしたものの、母艦を失うということになる。


ただし、アメリカ軍にはミッドウェー島にホーネットの攻撃隊をはじめまだ多くの航空機が残っている。


主力空母四隻が作戦続行不能になり、機動部隊所属の全航空機を失った日本軍は敵空母三隻を撃沈したことに満足して引き上げなければならないことになった。


沈没した蒼龍、飛竜はもちろん、赤城、加賀も自沈するしかない。

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