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センエース(web版)登場人物一覧総まとめ(ver2.0)  作者: 嘘つきムアイク〜センエースと祝百万部さんの大ファン〜
主役枠
3/6

ゴート(主役)

ようやく、ようやくゴートのまとめが

終わりました。今まで忙しかった大学受験も、前期の

一次志望合格で無事に終わりましたが、

自分が予想していたのと違って、リアルの方は

忙しくなりそうです。なので、更新頻度は

今回みたいに落ちる事をご了承下さい。



セン→2万1232文字

ゼン→1万3052文字

ゴート→2万5790文字


純主人公よりラスボスの方が出番の多いとは......

ゴート


概要 見た目は魔人、頭脳は38歳、その名は、

ゴート・ラムド・セノワール。(注:探偵ではない)

一応センエースであり、虚数アルファ生まれの

D型センエース17兆7777億6555万3321号であり、ラムド・セノワールに召喚された存在。




性格 センエースではあるものの、歳をとっている分

凝り固まった思想を持ちがちである。また、センや

ゼンなど、とは異なる経験をしているようで、

(ミリオンさん曰く「異なるルートを辿っている」)

タナカトウシとの関係も異なっている可能性が

高いが、コンプレックス自体は抱いているようで、

タナカトウシへの怒りなども一応持ってはいる。

しかし、それ以上に虚数アルファを狂わせて混沌を

生んだ蝉原への憤怒・憎悪を抱いている。そして、

ゼノリカという理想的な組織を支えたいという思いを

抱いていた。しかし、虚数蝉原戦での一件から

リーン・サクリファイス・ゾーンの事を心から愛して

おり、孤高主義のセンとは異なり、常に一緒に

いたいと思っている。その結果、ゼノリカによる

原初の世界の征服と完全平和の実現よりも、リーンに

対する愛情の方が上回るという、かなりヤバい性格に

なってしまっており、優先順位もリーンが

絶対的なトップになってしまっている。

概して、センやゼンとはかなり異なった性格である。




強さ センエースではあるものの、無限転生を有して

いない点はゼンと同じ。また、??を??した際の

経験値99999倍という、センやゼンにはない、

謎の多い経験値増加のスペシャルを持っている。

(ミリオンさん曰く「ゴートだけのバグ的なもの」)

異世界転生直後は、拳銃の射撃技術を失っており、

存在値も少し低下している、という弱体化をくらって

いたが、真パラソルモンの地下迷宮にて、絶望の中で

真ガチャルトホテプで当てたサイコイヴ-システムを

使い、高位モンスターの全てを奪い取り、大幅な

レベルアップを果たす。また、その後も順調に

神のチートを真ガチャルトホテプから得ており、

サイコゾーン・サンクチュアリを用いて経験値を

稼ぎ、凄まじい存在値を取得。また、

Gクリエイション・プチでの経験値効率上昇で

893兆倍に上昇させているも、Gクリプチの力は

それだけではない事がガチャルトホテプによって

示唆されている。しかし、ゴートの持つ

コードゲートは完全ではなく、ステータスに制限が

設けられている。ステータス9999億という、

旧カンスト値までの制限が設けられている。

種族が魔人→究極超魔人(全ステータス9999億時)と

変化してきていたが、虚数蝉原戦で、ロギアネーム

「??????」を得て種族が??????に変質。

蝉原とバグを吸収して存在値は更に上昇した。

また、P4との戦いで究極超天使クズォテンドゥ

(アンリミテッドバージョン)を手に入れ、しかも

P型センキー・ゼロオーダーを配下に加えた。

ちなみに、今までガチャルトホテプで当てたチートは

・サイコイヴ-システム

・トラペゾヘドニョン(アイテム)

・ソンキー・シャドー召喚(召喚獣)

・カオス・インフィニット‐システム

・ダイアモンド・クロノスフィア‐システム

・オーラドール・アバターラ(かなりの強化済み)

・ドリームオーラ・ナイトメア(かなりの強化済み)

・アマルガメーション(魔法)

・サイコゾーン・サンクチュアリ(神の訓練施設)

・Gクリエイション・プチ(マジックアイテム)

・F絶図眼(見えないものが見えるようになる)

・究極超天使クズォテンドゥ(天童の本来の強さ)

である。しかし、戦闘力はゴミカスに等しく、

無くはないが、戦闘力だけで言えばハルスにも劣る。

その為、有り余る存在値を持つが、ゴートと同格の

存在値を持ち、戦闘力もある敵に対してはトコトン

弱い。また、神種すら芽吹いておらず、強くなる

余地はまだ残されている。




歴史


〜虚数アルファ時代から原初の世界への召喚まで〜

センやゼンとは異なる学生時代を送り、ジムに

通ったり、確実に早稲田に受かる為の勉強をしたりと

二時間の読書時間以外に娯楽のない、一分一秒を

切り詰めた生活をしていた。ただし、蝉原に母親の

形見の財布を踏まれたイベントは、センやゼン同様、ゴートも経験した事がある模様。早稲田を出た後は

警察官になり、警視庁公安部公安第五課に所属。

『異界事件』特別対策係の特命捜査官になり、

最低限の空気は読める性格から上に気に入られて

課長まで出世をした。そして、バグの力で、洗脳と

不死身の力を得た蝉原に対して、蝉原対策チームの

一員となり、対抗。タナカ家からのサポートも

あったものの、そもそもの力の差が大きすぎた為、

蝉原には大して抗えなかった。センエース特有の

強すぎる精神力と抗う力から、蝉原に操られる事は

無かったものの、蝉原対策チームは蝉原の脅しを

無視できず、捕縛状態で売り渡されてしまう。

そして、蝉原から「蝉原対策チームも、タナカ家も、

あくまで彼ら自身の意思で自分を蝉原に売った事」を

聞かされて、ついに折れる。それを見て満足した

蝉原により洗脳されようとした直後、動揺した蝉原に

何が起こっているのか問いただすも、そのまま

蝉原の体が光り、膨張して大爆発。その爆発に

巻き込まれて虚数アルファと共に死亡する。そして、

肉体的死を迎えて、コスモゾーンへと還る直前で

ラムドに召喚されて原初の世界に転生する事になる。

その際に、ラムドの体に憑依転生&魔人化しており、

また、ラムドの魂魄がコスモゾーンに還る前に

その一部を拾い上げて、取り込んでいる。


ラムドの召喚術により、原初の世界へと転生した彼は

UV1によりゼノリカの事を大まかに教えられて、

UV1の強さを知るラムドの記憶を持つ彼は逆らう

気にはならず、従順の意を示した。異世界転生を

果たした事に喜びつつも、UV1に自己紹介をして

自身の名前が最高位の神(神帝陛下)に付けられている事を

疑問に思うも、名前を変えなくてはいけないと

いうことで「ゴート」と名乗るようになる。

スケープゴート(蝉原への生贄)にされた自身を皮肉って付けた。

その後、UV1との会話を経て、バロール(猿顔)と対面。

空気を読んでUV1を真似て跪く。そして、センの

指示をストッパー役のシューリが役割放棄した結果、

絶賛勘違い&誤解中で空回りしていたバロールから

今後の方針や目的を聞き、自身の役割&バロールの

本音をバロール本人の口から聞かされた上で、

UV1と現地限定で同格という権限を与えられる。

また、あまり考えるのが得意ではなく、脳筋思考が

性に合うバロールに虚偽を伝え、また、バロールが

帰った後にUV1に問い詰められるも、何とか

言いくるめた。



〜ガチャルトホテプ召喚からパラソルモン到着まで〜

ラムドの魂魄の欠片を飲み込んでいるゴートは、

召喚術への意欲も引き継いでいた。早速、ゼノリカの

召喚フロアにて召喚術をするべく準備する。その際に

頭の中に、とんでもない召喚術をする為のプランが

思い浮かんできている(ゴート曰く「神の方程式」)

ラムドの魂の混じっていない、ゴート(センエース)のみの純粋な魂の一部と、その他色々を捧げて

己の魂を注いだ黒いエネルギーの塊を召喚術式に

ブチ込み、召喚術を発動。???のアリア・ギアスが

発動して、GPメニューからしか召喚できない

神の召喚獣、ガチャルトホテプを召喚した。

(???のアリア・ギアス抜きで考えると、

 擬似センエースの魂を捧げて最強の携帯ドラゴンの

 データをダウンロードした、というピーツの事例に

 似た事をやっている、と考えられる)

そして、ガチャルトホテプの頬にキスをしてガチャを

引き、ゴート限定の『真ガチャルトホテプの解禁』を

引き当てる。それにより、テプにとっての一日が

過ぎるごとにガチャルトホテプのガチャを引ける

ようになる。また、それによりガチャルトホテプが

指輪に変わり、ゴートの指に収まる事になった。


ガチャルトホテプを召喚したゴートは、その魂が

ガチャルトホテプの事を理解したことで

テプの言う事を信じた。また、ガチャルトホテプを

超える存在の召喚はできないと同時に魂が理解して

召喚術に対する熱が冷めてしまった。ゴート自身は

理由がわからなかった為、召喚以外で異世界を

楽しむ事を決意。自己鑑定で、自身の成長チートを

知る。UV1やバロールの異常とも言える強さと、

自身の「原初の世界という表層でも最強ではなく、

世界の最上層(アルファ世界やゼノリカ)では

かなり弱い方」という立ち位置を認識。それが

面白くないゴートは、レベルを上げて原初の世界での

最強、ゼノリカでの神族を目指す争いに参戦、そして

バロールを超えて神帝陛下の座を奪う事すら

考え始める。しかし、それらの理由で大部分を

占めるのは、「果てなく高次の存在となれば、

全ての創造主と言えるような存在に会えるかも

しれない。そうしたらそいつに、何故蝉原にバグの

力を貸し与えたのか、という事を問い詰めるられる」

という事であった。蝉原への憤怒から、怒りという

感情に支配されかけたが、すぐに自分を諫めて

「神帝陛下になる」という最終目標を決めた上で

それに囚われずに異世界生活を楽しむ事を決めた。


レベル上げをすると決めたゴートは、ラムドの知識を

漁って、今の自分にちょうどいい経験値稼ぎのできる

パラソルモンの地下迷宮を知ると、すぐに出発。

ウイングケルベロスを召喚して空を飛び、異世界に

来たことを実感して歓喜を覚えつつ、パラソルモンを

目指して飛んで行った。途中、UV1との軽い会話を

交えつつ飛行していたが、UV1に「自身の召喚術の

技能が劣化している」と質問された事が切っ掛けと

なり、論争になる。ゴートにとっては理不尽な事を

言ってくるUV1に、確かな苛つきを覚え、結果

ゴートはUV1に反抗の意を示した。それに応えて

躾をすると宣言したUV1により、ゴートは

ボコられる。しかし、それでも引く気はないゴートは

スリーピース・カースソルジャーを召喚。それでも

ゼノリカの天下で「何でもありなら最強」のUV1に

敵うはずもなく、機関銃で二体は完全消滅、一体は

ギリギリ死んでいない半殺し、と一蹴されてしまう。

ラムドの知識と常識から「UV1に勝てなくても

何とか抗える程度の力は、カースソルジャーには

あるだろう」と、ナメた事を考えていたゴートは

愕然とする。ハルスとカースソルジャーの戦闘の

記憶を垣間見て、世界最強と言っても過言ではない、

ゴートの最強戦力がUV1に軽い労力で無力化された

事に驚き、UV1と比較された長強やそれらを大幅に

上回る天上のバロール、五聖命王や三至天帝の

圧倒的な強さを理解して、深く絶望した。しかし、

逆に『絶対にゼノリカを超える』と本気で決意。

UV1に拒絶の意を見せつけて、絶対に折れないと

いう決意でUV1を理不尽だと言い放った。

それによって、冷静になったUV1に謝罪され、

それでもガキ臭い態度を取り続けた。殺されるかも

しれないと、本気で思っていたが、ゼノリカの秩序の

為に、自身の我を殺して、折れてみせたUV1を

本気で尊敬し、言葉遣いも戻して喧嘩を終わらせた。

そして、やがてパラソルモンに到着する。



〜真パラソルモンの地下迷宮からデコピンの死まで〜

パラソルモンの地下迷宮に着くと、転移装置を使って

地下二階まで移動。ゴートが地下迷宮に入った際に

イベントスイッチ001が密かにONになっていた。

半殺しにされてカースソルジャーが使えないゴートは

ワンダーナイトを使ってオーガを瀕死に追い込んだ。

そして、エボボ(ラムドが昔召喚した魔銃)で

オーガを射殺しようとした、が弾丸は当たらず、

虚数アルファ時代に練習した射撃能力がラムドと

融合した事で低下している事を認識。その事を

ガッカリしながらも、ゼロ距離射撃でオーガに二回

弾丸をブチ込んで殺し、レベルが上がったが

①柔軟さを無くした気がした

② ラスボス力が『6』上がった

③コスモゾーンとの乖離値が『290000』

 あがった

などと、不穏な描写が示されていた。自己鑑定で

自身のレベルアップを知ったラムドは、自身の

成長チートは本物であると確信しつつ、UV1の

問いをテキトーに誤魔化した。しかし、自身が

成長チートでこのまま強くなり続ければ、世界の

秩序を乱す事になり、天上の介入を招きかねない。

そう考えたゴートは何か対策が必要だと思い、また、

故に今日はレベル上げを止めるべきだと考えて

パラソルモンの地下迷宮を出ようと引き返そうと

した。しかし、転移のトラップを踏んでしまい、

真パラソルモンの地下迷宮の地下『17777765553321』階までUV1と共に強制的に

転移させられてしまう。


転移した先で、ゴートたちは三体のヘルズ覇鬼に

遭遇。転移したばかりで斬りかかられ、何の対応も

できずに慌てふためいていたゴートは、UV1に

助けてもらい、首がはねられるのを回避した。

ラムドの知識に無い超高位のモンスターに驚きを

隠せず、混乱しつつもUV1から軽く説明されて、

また、UV1に「スリーピース・カースソルジャーの

召喚が可能かどうか」を聞かれて説明しようとするも

最後まで聞いてもらえず、UV1は突撃してしまう。

そんな状況で、更にヘルズ覇鬼三体が出現。一体が

五体のヘルズ覇鬼のサポートを受けて居合切りを

ゴートに仕掛けてくるも、UV1が身代わりとなって

ゴートを守った。神のように強いUV1が切られて

血反吐を吐いているのを見て、オロオロしていたが

UV1の回し蹴りによって吹っ飛ばされて逃される。

その後、出現して早々にUV1に攻撃を仕掛けた

ネオヘルズ覇鬼に、見逃してもらうよう交渉を

しようとするも、あっさりと論破される。ひたすら

慌てふためき、オロオロしていたゴートだったが

自身の命を守ってくれたUV1に感動し、ゼノリカの

上層部が腐っていたとしても信頼できる上司の

UV1がいて、しかもUV1のような志を抱く者で

構成されている事にも感動。UV1を神族の一人に

絶対にする事を決意した。UV1が殺されようとして

いるのを黙って見ている訳にもいかないゴートは、

ワンダーナイトと悟鬼の二体を召喚。無論、あっさり一蹴されて殺されたが、ラムド本来の切り札二体を

生贄にしてスリーピース・カースソルジャーを

強制再召喚した。UV1からの命令に応え、

ヘルズ覇鬼六体を、攻撃がまともに通らず逃げ回る

事しかできないカースソルジャー三体で、

ボコられながらもUV1がネオヘルズ覇鬼を殺すまで

抑えきり、何とか生き残る事に成功した。


何とか生き残ったゴートとUV1は、『支え合って、

この局面を乗り越えた』事から互いに健闘を讃えたり

『壊れ堕ちる』という現象をUV1から教えて

もらったりと、短時間だが緩んだ時間を過ごした。

その後、UV1に言われて脱出の方法を思案するも

急激な威圧感と共に現れたイフリートに遭遇。

精霊種相手ではカースソルジャーは役に立たないので

(デバフのなすり付けは有効だが、二人は知らない)

存在値30程度ではあるが、支援特化の三位一体的な

召喚獣を召喚して支援した。ゴートも、勝てる相手で

ない事は分かっていたものの、センエースとしての

生まれ持った諦めの悪さから抗い続けた。しかし、

イフリートが暴露積みで秘術を発動し、迷宮内にいる

他のイフリートが出現。7体のイフリートを前に、

『正式に詰んだ』事を理解。虚数アルファ時代から

今に至るまで自身を襲い続けた地獄に嘆き、

不満や苦しみをぶちまけた。しかし、神帝陛下が

実在していたかもしれない、と思ったUV1に

アルファ世界を襲った三度の絶望について聞かされ、

UV1は実在するかもしれない神帝陛下に本物の

感謝を捧げた。そして、ヒーロー見参の前口上を

言い、覚悟を決めたUV1を止めようとするも、

UV1は絶死を発動を止める事が出来なかった。

UV1が必死に抗い、ゼノリカの為とはいえ自身に

可能性を残そうとするのを見て、UV1を救う為の

力が無い己の無力さを嘆き、しかし、何か手段は

無いかと必死に頭を回した。そして、UV1の

絶死のタイムリミットの一分を迎えそうになった時、

『命がけで自身を護ってくれた女』が死にかけている

のを見て、UV1を助けたいという思いが爆発。

ゴートの力では無意味ではあるものの、理性より

感情が先行したゴートは、UV1を助けようと

飛び出した。死に向かって突っ走るゴートだったが、

その時、ガチャルトホテプの指輪が光り、ガチャが

引けるようになった。そして、頬にキスをして

ガチャを引き、サイコイヴ-システムを引き当てる。

そのシステムの詳細を脳に刻み込まれたことによる

極度の糖分不足に対する苦しみよりも、システムの

理解による驚愕が勝ったゴートは、UV1を救うべく

サイコイヴ-システムを行使してUV1の

絶死のアリア・ギアスを解除。そして、究極超神霊の

ガチャルトホテプに驚いているイフリート7体たちを

サイコイヴ-システムで分析分解し、全てを奪い取って

レベル700に到達してUV1を超える存在値を

手に入れた。そして、UV1が気絶している間に

全力のフェイクオーラを展開して力を隠し、また、

得た力と自身の成長チートを隠す為の作戦を考えた。


UV1が目を覚ますと、当然のように慌ててゴートに

質問をするUV1だったが、全ては幻覚だったと

いう事にすることで、UV1を納得させた上で

自身の力を隠すことなく振るい、レベル上げが

出来るようになった。UV1を遥かに超える存在値を

手に入れたゴートだったが、UV1を神族にする、

という目標は見失っておらず、また、UV1のように

絶望を前にして勇気を叫べるものばかりで構成されて

いるゼノリカに驚嘆。自身の力で理想郷とも言える

世界を保つ、理想の組織ゼノリカが腐らぬように

影でも光でもいいから支える歯車の一つになりたい、

と願うようになる。しかし、今度はゼノリカの意思に

従いながら、自分が成すべきだと思うことをこなして

いく事がゼノリカの、そして、世界のためになる、と

盲信し始め、更にはUV1が神帝陛下が本当に

実在したかもしれない、という事を論理的な理由から

語ったばかりなのに、神帝陛下を偶像だと決め付けて

「本当の神帝陛下に俺はなる」などとトチ狂った事を

考え始める。ブレブレな思考を終えて、そろそろ

迷宮からの脱出方法を考えようとしたところで再び

転移の罠を踏み、地下??階に飛ばされる。


飛ばされた先は、所謂モンスターハウスのような

場所で、存在値200を軽く超えている最高位

モンスターの群れがいた。しかし、ゴートは先程の

嘘の理由から幻覚に囚われたと騙されているUV1を

見て満足しつつ、天才型のアビス・リザードマンの

命令で突撃する王級や超王級のモンスターたちに

対してサイコイヴ-システムを発動して即座に解析。

アビス・リザードマンを残して全員を分解吸収して

EXレベルが17万2377まで上昇。もはや世界で

最強の存在になった事を確信(誤解)した。そして

残ったアビス・リザードマンを捕らえて迷宮からの

脱出方法を問うが、侵入者を殺す事しか頭にない

迷宮のモンスターである為に答えてくれるはずもなく

魔法による反撃を食らう。絶闇火弾ランク15を

最初に叩き込まれるも、上がりに上がった存在値から

効かなかったので無視して尋問を続けた。すると、

次は異次元砲を叩き込まれ、防御貫通・無属性の

便利技を前に予想以上のダメージ(軽微)を受ける。

その魔法に興味を抱くも、サイコイヴ-システムでは

知識は奪えないので、そのまま尋問を続けた。しかし

話が全く通じないので、拷問に切り替えるも

迷宮のモンスターはやはり侵入者を殺す事しか頭に

ない愚か者なので、話が通じる事はなく異次元砲を

撃ち込まれる。なので、仕方なく情報は諦めて

アビスの頭を潰して吸収した。


すると、《まだだ、まだ終わらんよ》という

くぐもった声が聞こえたと思えば、突如にして

空間が十倍以上に拡張され、大量のジオメトリが

出現。二秒とかからずに一万体を超えるモンスターの

群れが現れた。平均存在値が300オーバーで、しかも

先程のアビスのような天才型も混じっており、その上

十体ほど存在値370〜390の神級のモンスターも

いるという、世界すら滅ぼせるモンスターたちの群れ

だったが、今のゴートには餌にしか見えなかった。

サイコイヴ-システムを使えば一掃できるが、自身の

力を確かめる意味もあって、サモンソードXを使って

攻撃。少しずつ改良をしていき、召喚した浮遊剣を

フィン・ファンネルのように扱えるようになった。

しかし、それでも美しさでは勇者ハルスに及ばない

事からハルスの凄さを再確認しつつ、モンスターの

群れを殲滅して全てを吸収。EXレベルが529万に

達して、神の如き力を得たゴートは、自身が神に

なったと確信(誤解)する。しかし、ある一定の

条件を満たした為、第一級迎撃プログラムが起動。

《裏秘》のストラトスジオメトリが生成され、中から

フッキ・ゴーレムが出現した。


ゴートは、自身のプロパティアイすら誤魔化す

ゴーレムに、「自身よりは強くないが、まともに

相手にはなるくらいの強さはある」相手だと誤解。

それほどの相手を吸収した時に得られるであろう力に

興奮したが、その一方で迷宮からの脱出方法が

得られなかった場合の未来を想像して、根源的な

恐怖を覚えた。それによって、少しだけ冷静になった

ゴートは、存在値数百万という領域にあるであろう

フッキ・ゴーレムに対して慎重に動くべきであり、

最悪のケースに備えた逃走ルートの確保を一瞬考えは

したものの、自身の圧倒的な神クラスの力と

それによる全能感から、その思考を捨ててしまう。

フッキから経験値を得る為に、フッキをボコろうと

近づいたゴートだったが、それによりフッキが起動。

フッキを相手にイキった発言ばかりしていた。しかし

存在値5億程度の上に、戦闘力の低いゴートに対し、

存在値が12兆5000億の上に、三至天帝には

及ばないものの、かなりの戦闘力を持つフッキが

相手という状況で、ゴートが勝てるはずもなく

サイコイヴ-システムも異次元砲も効かなかった。

そして、フッキのデコピン一発で塵と化した。



〜パラソルモン脱出から富国強兵政策まで〜

ソルの反魂の神聖式により、UV1と共に

完全な蘇生をされたゴートとUV1は迷宮の外に

放り出されていた。そして、気がつくとゴートは

真パラソルモンの地下迷宮の目の前に立っていた。

フッキのデコピンの一撃で殺された事から、大きな

恐怖を抱き、また、完全に殺されたはずなのに

生きている事に疑問を抱く。そこで、UV1が

ゴートが目を覚ましたのに気づき、全て幻覚だったと

言われるも、自身の膨れ上がった存在値からそれが

真実ではない事を知る。UV1にパラソルモンに

入るかどうか聞かれたゴートだったが、ゴートも

「ゴートたちを殺したゴーレムが何なのか」

「確実に殺されたであろう自身に何が起こったのか」

が何一つ分からない状況で前に進めるほど馬鹿では

ない為、UV1の質問に対してロクに答える事が

できず、ただただ困惑していた。イキるだけイキっけ

フッキの圧倒的な力によって殺され、

心がへし折られてしまったゴートは、UV1との

会話でもロクに決断を下す事もできず、一旦思考を

保留にして、UV1からの命令に従って魔王国に戻る

事になる。フッキへの恐怖心から、少しでも早く

パラソルモンから離れたいゴートは、来た時のように

ウイングケルベロスを装着して、真パラソルモンの

地下迷宮を飛び立った。


飛び立った直後には、ただただパラソルモンから

離れたいという衝動的な感情に支配されていた

ゴートだったが、1〜2分経って物理的にも距離を

取ると、一度は保留にした思考を再開する。調子に

乗ってフッキに殺された事への羞恥心に引きずられ、

また、それの原因となったフッキが迷宮から

出てくる可能性を世界の崩壊と結びつけてしまい、

恐怖がより一層大きくなってしまう。強くなり過ぎて

しまった故に、ゼノリカの上層部にも頼れないと

考えて(誤解)、強すぎるフッキの力に対する恐怖に

囚われるが、その中で絶望とそれによる地獄は嫌だと

強く思う。そして、フッキの行動の可能性について

知る為に情報が必要だと考えた。こうしてゴートは

ゼノリカは頼りにならないと勝手に自己解釈し、

フッキへの恐怖心を我慢して、センエースエンジンに

突き動かされて最初の一歩を踏み出す事になる。


情報を集める必要性を悟ったゴートは、ゼノリカから

こっそりと情報を盗む事を決める。また、UV1たち

ゼノリカをフッキのような絶望から守り抜く事を

決意する。しかし、ゴートは自身の経験値チートを

フッキのような化け物からゼノリカを守る為のもので

あると考えてしまい、大きくなった責任感から

不可能の理由探しをしようとしてしまう。

(センは自身の経験値チートで得たその強さを

 ゼノリカを守る為に使ったので、あながち

 ゴートも間違っていない)

そう思った直後、ソルを名乗る存在から通信魔法で

話しかけられる。顔を見せず、何者かも明かさない

ソルに対して警戒心を露わにしていたゴートだったが

自身とUV1を蘇らせたのはソルだと教えられて

無視し続ける訳にもいかず「今の自分は間違いなく

自分なのか?」という哲学的な問いに答えるのを

条件として、腹を割った話し合いをする事を約束。

反魂の神聖式の存在を教えられる。そこでソルの

正体について疑問を抱き、神の上位者なのかと聞くが

「説明しないのではなくできない」と答えられる。

そして、アリア・ギアスを積んで無茶して蘇生を

成し遂げたと恩着せがましく言ったソルを、一旦

本当に命の恩人であると仮定して、ソルの話を聞く。

「エレガ・プラネタという最低最悪な神の所業」

についてと、センエースはあくまで偶像にすぎない

という()を教えられた。その後、ソルとの会話で

ゴートにとって都合のいい情報()を与えられて、ソルに

洗脳されてしまう。あっさりと洗脳されてしまった

理由としては、イキるだけイキった挙句フッキに

負けて心が弱っていた事により、心の弱い所をソルに

あっさりと掌握されてしまったのも原因である。

こうして、ゴートは「エレガさえ殺せばフッキは

停止する。つまり、世界は救われる。」という事を

真実だと誤解した、洗脳された状態になった。

また、ここで「今に至るまでの何度も何度も

繰り返されたゴートの決意がゴート自身の意思に

よるものではなかった事」や、「ソルが遠いところ

ではなく、ゴートの中にいる事」が示唆されている。

更に、この時にゴートのフェイクオーラはソルにより

手を加えられており(ソル曰く、「加工」)

以後、誰の目からもゴートの正体が見抜かれる事は

無くなった。


その後、ゴートは呆けながらもウィングケロベロスね

飛行していて、UV1に大声で呼びかけられるまで

意識が戻らなかった。そして、ゴートはソルとの

会話の記憶をソルに消されたか、封印されたようで、

エレガを殺せばフッキは止まるという事のみが

ゴートの中に残り、ソルと交わした会話自体を

ゴートは忘れてしまう。ソルとの会話を忘れた為に

「何故自分がフッキの解決策を知っているのか」

という、至極もっともな疑問を抱くが、次第にそれを

「どうでもいい事。」「それは大事じゃない」と

切り捨ててしまう。その後、魔王城に近くまで

来たところで、UV1との会話で従順さと素直さを

見せつつ、自身のミッションである「エレガ暗殺」の

流れを自身の中で反芻。ここでそのミッションこそが

ゴートの存在意義であり、本能よりも一段階奥にある

原始の情動である事が描写されている。ちょうど

己の任務内容を反芻したところで、魔王城の庭に

到着。着陸して、召喚したウィングケロベロスを

還している際に、サリエリと出会う。急に出てきた

サリエリに、一瞬驚いたがすぐに冷静になり、

とにかく、自分がラムドであることを、絶対的な

前提として話を強引に進めてゴリ押した。そして、

サリエリに自身がゴートである事を伝えた。そして、

自身がかけた次元ロックのバックドアを使って

サリエリと会話をしながら魔王城内部に転移。

リーンと面会し、コミカルにふざけを交えつつ

会話をした。UV1に対してもしたように、

テキトーな事を言って誤魔化つつ、大部分を嘘で

固めた虚構をリーンたちに伝え、リーンたちに

自身がゴートであると認めさせた。


そして、宰相であるラムドであるゴートは、ハルスが

魔王城に攻め入った事に関する緊急特別会が

開かれる事を知らされる。当然のように他人事と

しようとしていたゴートだったが、参加するよう

命じられると体調不良のフリをして休もうとしたが

嘘はバレバレで当然の如くリーンに強制連行される。

サミットに参加したラムドは、最初こそ

リーンの動向を見守っていたが、あまりにも戦争に

反対しすぎて搾取を受け入れるリーンの道化っぷりと

ラムドの召喚術の研究データを奪われそうに

なった事、そして、あまりにも極端に不条理でクズな

セファイル含む人間国家に対して、ゴートは各国に

宣戦布告。食ってかかってきたトーン共和国代表の

カバノンに対して、ハルス殺しの証拠を明示するよう

要求したりと至極真っ当な事をしていたが、

「ラムドは力を消耗しているはず」と常識的に考えた

各国の首脳陣に対して、舐めたツケを払わせると言い

スリーピース・カースソルジャーを召喚。それに対し

最初にラムドを止めようと動いたサリエリを

呪縛ランク6で黙らせ、サーナ女王の発言を

きっかけとして、宣戦布告を宣言したラムドに怒りを

爆発させたリーンの口を塞いで黙らせた。その後、

カースソルジャーで十秒と経たないうちに各国の

首脳陣(冒険者)を治療できる程度に叩き潰し、

リーンを呪縛で縛ってからカバノンと交渉(物理)を

した。人類最強だった勇者(ハルス)を殺されたという事が

何を意味するか、揺るぎない態度でカバノンらに

言い、一方的に叩き潰す事を伝えた。また、

カバノンがフーマーに働きかけた際にも、フーマーの

意思を理解している点とゴートに異論はなく喜んで

それを受け入れるつもりである、という点を

露骨にアピールし、エレガ暗殺に近づく第一歩を

踏み出した。この際、ゴートはソルに洗脳されている

為か、『フーマーがラムドを使徒として迎え入れる

つもりである』というのが前提になっている、という

最も不自然であり疑問を抱くべき点を不思議にも

思うことが出来ていなかった。


ゴートの変貌と力、頭脳に恐れをなしたセファイルの

代表の二人の即時判断による謝罪と手のひらドリルと

責任転嫁を受けて、それを皮肉った言い回しをした後

理不尽な恫喝をしつつも、不平等な同盟を結ぶ事も

検討する事をセファイル代表二人に伝えた。そして、

この戦争の後はフーマーと魔王国の二大国家体制で

進み、他の国は奴隷のように扱う事を宣言した。

そして、真王国との戦争を聖戦であると強調する

カバノンに対して、生きるか死ぬかの戦いに正義も

悪もなく、自身が世界の支配者になると言い放ち、

混沌を振りまいた。


その後、リーンとサリエリを魔法で拘束したまま

魔王城に戻る。二人の拘束を解除した途端に

怒りと共にゴートを非難するリーンと、ゴートが

ラムドであるか否かを疑うサリエリに、敵を騙すには

まず味方から、と語るが、戦力の差と味方の有無から

論理的に考えても負けると判断したリーンに対して

何もせずに魔王国を国として保たせていた

ラムドの研究成果が奪われようとしていたのを

見ても何もしなかった事を責めた。責めたとおもえば

今度は「平和を望み続けて今に至るまで必死になって

平和を実現しようとしてきた」事を褒めて、

問題は何もないと言い切った。そして、ギリギリで

ラムドらしさを残しつつ、センアースの輝きを

魅せつけた。「俺の決断は揺るがない。絶対に折れて

やらねぇと心に決めたから」そう言ったゴートは

かつてリーンが叫んだ言葉を引用して、リーンを

激励した。


その後、最悪の場合にフッキを止められるだけの力を

手に入れようと、ガチャルトホテプのガチャで

複数のチートを手に入れ、そのうちの一つ、

サイコゾーン・サンクチュアリでボロボロになるまで

修行を積み、終わった後はリーンの隣で寝るという

生活をしていた模様。リーンやサリエリ、UV1には

サイコゾーン・サンクチュアリを「自分が召喚した、

自分しか使えない特殊な訓練施設」と説明していた。


サイコゾーン・サンクチュアリでのレベル上げで

飛躍的に強くなり、6320万のEXレベルを得ていた

ゴートは、早朝にリーンの隣で起きてすぐに

サイコゾーン・サンクチュアリに向かおうとする。

心配するリーンとの会話を終えて、向かう途中で

UV1から新たな指令を与えられる。そして、

リーンを誑し込んだことに釘を刺されたが、

「惚れているから」と言えるわけも無く、目を少し

泳がせながらも言い訳をした。そして、UV1が

影に潜ってからすぐに、テプ0時が過ぎて現れた

ガチャルトホテプだけを隠す閉鎖空間を生成。

心の中で呟いたように、UV1の目を掻い潜って

ガチャルトホテプのガチャを引き、Gクリ・プチを

引き当てる。ステータスそのものすら弄れる

チータコマンドのような力に驚きつつも、脳に

刻まれた情報量に見合わない糖分枯渇の苦しさの

程度に疑問を抱くも、分からないので思考を

切り替え、早速経験値効率を弄った。予想の斜め上を

飛び越えたGクリプチで上げられる経験値効率は

893兆倍まで上がり、それに驚愕しつつも、自分が

想像すらできないレベルまで自分を高めて

くれるであろう経験値効率に期待を抱き、予定通り

サイコゾーン・サンクチュアリへと向かった。


その後、サイコゾーン・サンクチュアリに着くと

インフェルノモードでサイゾーと対決。

アバターラ併用でのファンネル魔法で時間を稼ぎ、

昨日当てたばかりのカオスインフィニッターと

ソンキー・シャドー、アマルガメーションを

使用して、防御を固めたサイゾーを火力のゴリ押しで

ブチ抜いて倒した。それにより、ゴートは

EXレベル9兆5200億に到達。それとともに、

各種ステータスが9999億(旧カンスト値)に

到達した。しかし、旧カンストとは違い、バフで

上限突破が可能だった。急激なステータス上昇による

体調不良を我慢しつつ、深呼吸を繰り返して

完全集中モードに入り、それを二時間ほど維持する

ことで、ダイアモンド・クロノスフィア‐システムの

効果により、通常よりも圧倒的に早い時間で

カオス・インフィニット-システムや

ソンキー・シャドーとアマルガメーションの

リキャストタイムを再度使用可能にした。そして、

もう一度インフェルノモードでサイゾーと戦おうと

したが、イキってフッキにデコピン一発でやられた

苦い経験から思い直し、最も簡単なモードを選択。

しかし、旧カンスト値まで来ると、サイゾーの強さは

神闘知らずでは話にならない強さで、ゴートの持つ

全てを使って戦い、しかし、その時のサイゾーは

サイコイヴ-システムに相性の良いシナジー重視の

ビルドだったにもかかわらず、勝ちの芽は無かった。

流石に差が大きすぎて、無理だと悟ってギブアップを

した。フッキに殺された時のフッキの強さを、

先ほどのサイゾーから感じたゴートは、対抗策として

戦闘力を磨くか、戦闘力の差を無視して圧倒できる

膨大な存在値を手に入れるか、どちらかだと

考え、エレガが行動を起こす前にフッキを消すのが

最大の目標であると考えたゴートは、後者の方が

合っていると考えた。ゴートは、世界の命運が自分に

かかっている(と、本人は認識している)のに

不謹慎ながらも、「フッキ(絶対に倒せない敵)を倒す為には

どうするべきか」をワクワクしながら考え、

センエースらしくその時間を楽しんでいた。


しかし、考えがまとまらなかったので、外の空気を

吸ってリフレッシュしようと考えたゴートは

一旦サイコゾーン・サンクチュアリから出て

魔王城の中庭をぶらついていた。すると、突然にも

空間魔法で閉じ込められたが、すぐにアンテナを貼り

二人のムキムキの男と細身の女を発見。しかし、

舐められる為か、あえて空間魔法に閉じ込められた

事にすら気づいていないフリをした。二人が

天国の五神の二人であることを聞かされて、エレガを

暗殺するために、エレガに近づく道ができた事を

幸運に思いつつ、UV1よりもはるかに弱い二人の

偉そうな態度に心の中で呆れながらも、二人に

従順さを示した。そして、ホルスドの「(センのアバターラ)

という言葉から、別件か何かで動いていることや

エレガが冒険者試験に注力しているという事から

天国で何かが起こった事などを察した。そして、

ゴートの記憶から冒険者試験の期間には大きな揺れ幅(最短で一日、最長で一ヶ月)がある事を知ったが、

大体1〜2週間で終わると仮定して動く事を決めた。

そして、それだけの時間を積んで、さらに強くなった

未来の自身を想像して気合を入れた、が、その時

サリエリが慌てて声をかけてきた。ゴートは訓練に

集中するあまり、自分自身が決めた国会の開催時間を

すっかり忘れており、サリエリに言われてようやく

それを思い出したゴートは、時間に遅れつつも

魔王城中心部の議事堂へと向かう。


議事堂に着くと、今回国会を開いた意義について

話し、戦争の進め方についての意見を一応聞いておく

ために、早速質疑応答を始める。戦争反対派の左と

戦争賛成派の右での白熱する議論を前に、それを

止めようとしたサリエリを大声で制し、ラムドへの

タメ口を「宰相=リーンを除く全員の上司」という

立場から、止めるように高圧的に叫び、止まなければ

腕を斬り飛ばすと言い、実際にタメ口を止めなかった

戦争賛成派のワイルの腕を斬り飛ばした。そして、

「味方に損害を出す奴は、誰も信用できない」として

それをワイルに理解させようとしたが、自身に剣での

一騎討ちを申し出たワイルに応えて、切り飛ばした

片手を回復魔法で回復させてから、剣を構えた。

当然、ステータスが旧カンスト値に至っている上に

サイコイヴ-システムによる数多くのモンスターの

固有技能や魔法を吸収したゴートの力は圧倒的な

もので、ワイルを「壊れない程度」の殺気を放って

威圧。また、その余波を他の連中にぶつけて

自身の強さを見せつけた。ワイルに、自分が

剣においても強い事を見せつけたゴートは、

左の戦争反対派のダオも一睨みで黙らせ、質疑応答を

終了させる。そして、今後の魔王国の政策として、

「アルティメット富国強兵」を宣言した。



〜魔王国の拡大から虚数アルファの蝉原戦まで〜

その後、龍の国と鬼の里、妖精の都に魔王国に協力を

するよう、使者を送った。また、朝からジョデヒと

その子分五人が隠れていたが、あえて気づかない

ふりをしていた。そして、執務室に入室してきた

ダオとワイルに交渉決裂と協力要請の拒否を

伝えられる。そうなる事を見越していたゴートは、

二人に「存在値25のラムドキマイラを何度も何度も

召喚できる魔カードの改造版」のラムドカード百枚を

セファイルで売り捌くプランBを指示。そして、

自身はリーンと共に先述の三つの政治的共同体に

魔王国への協力を約束させる為の交渉(物理)を

するべく、龍の国がある南大陸の西部へと向かった。

なお、ルビから考えるに、ゴート本人はデート気分。

(ちなみに、ラムドカードをばら撒こうとしているが

 ゼノリカが起こしている魔カード革命に横槍を

 入れる形になり、ゼノリカのコントロールの邪魔を

 しかねないという事にゴートは気づいていないので

 裏でUV1に話を通している可能性もある。無論、

 そうでない可能性もある。)


龍の国に到着したゴートとリーンは、龍の国代表の

ガイリューと面会。「龍の国は魔王国の一部であり、

州のようなものなのでリーンに従え」と要求した。

しかし、龍の国を含めた三つの政治的共同体は、

「無理に恭順を求めてくるのなら、戦争してもいい」

と考えている為、当然のように反発される。そして

挑発してきたガイリューに対して挑発で返し、

それに反応したリーンにガイリューが話に入って

くるな、と恫喝。魔王国の女王であり、南大陸の

絶対的なトップであるリーンに対して舐めた発言を

したガイリューに(今までの自分の事は棚に上げて)

不快感を露わにした。そして、最強の王を自称した

ガイリューと魔王国の王として戦うよう、リーンに

指示。(魔王国の絶対的トップ発言どこ行った)

リーンが本気を出すよう、逃げ場を絶った上で

観戦し、リーンがガイリューに勝つのを見届けた。

そして、負けたにもかかわらず、魔王国に従うか

どうかを悩むガイリューに、三十枚のラムドカードで

召喚した十体の双頭のラムドキマイラ(存在値60)を

ガイリューに見せつけ、さらに百枚のラムドカードの

デッキを取り出し、中でもガイリューより明らかに

強い、デッキ内で「上の中」の強さを持つ

ラムドサンダーバードを召喚。それらの解説をして

更に、デッキの切り札である量産不可能の最強カード

『ラムドアイズ・ウルトラバイオレットドラゴン』と

それより更に強いスリーピース・カースソルジャーを

召喚して見せるかどうか、ガイリューに尋ねた

タイミングで、ガイリューが屈服。世界がこれから

どうなるのか尋ねたガイリューに、自分を含めた

全員が、世界がまとまる為の歯車になると答えた。

その時、姿を現したダークエルフのジョデヒに対して

「ジョデヒが自分を試すかどうか」を試し、

ジョデヒを驚かせた。そして、配下に加わる条件と

して、ジョデヒにガイリューと共に鬼の里を魔王国の

配下にする事を提示し、出発させた。


ちょうどそのタイミングで、テプ0時が過ぎて

ガチャルトホテプが出現。すぐに閉鎖空間を生成して

姿を隠した。そして当てたのは、F絶図眼。

「見えないものが見えるようになる」という、

詳細がまるで不明な能力に困惑しつつも、

ガチャルトホテプが消えると閉鎖空間を解除した。

閉鎖空間の外にいた為か、リーンはゴートがぼうっと

していたように見えたようで、働きすぎだから

休めと言われる。虚数アルファでのブラックな職場を

経験した事のあるゴートならではの返答をしたが、

突然目の前に現れた上に、自分にしか見えていないと

推測できる巨大な扉に驚愕。その動揺を、リーンは

「ラムドが疲れすぎておかしくなった」と感じて

再度、休むように言われた。ゴートはそれを受けて

少し悩んでから、休暇を取る事にして、扉の中へと

冒険に出かけると言った。扉の前まで進み、扉を

押してみると、扉には鍵がかかっていなかったようで

簡単に開く。それを見て、今すぐ行くべきか、準備を

してから慎重に行くべきかを悩んでいるうちに、

オバキュームのような吸引音がしたと同時に、

近くにいたリーン共々扉の中に吸い込まれた。この時

影の中に潜んでいたUV1との接続が切れたのを

感じていた。


扉の中は、大魔王の城内というのが相応しいような、

RPGの最終ステージのような雰囲気の空間だった。

ゴートは、リーンが一緒に吸い込まれたと考えて、

急いで探し始める。しかし、何故かこの空間では

視界拡大系の技や気配感知系の技が使えなくなって

いたので、走って探した。途中で『薄羽の生えた

中型犬サイズの大きなサソリみたいなの』という

転移直後のゼンも遭遇していた存在に直面。頭上まで

飛んできたその虫の、1千億を超える存在値に

驚愕。この時のゴートのEXレベルが9兆5200億で、

他の神のシステムや魔法、アイテムもあるので

存在値なら圧勝だったが、リーンはそうじゃない、

そう考えたゴートは、真っ青になって急いで脱出口と

リーンを再度探し回る。そして見つけた階段を上り、

巨大な広間へと出る。そこで突然、聞き覚えのある

声で話しかけられて、虚数蝉原を発見する。

巨大な広間の最奥で玉座に腰かけて、優雅に足を

組んでいるラスボスのような虚数蝉原と、その周囲に

いる存在値1千億オーバーの化け物一万体、そして、

虚数蝉原が足蹴にしているリーンを見て、ゴートは

虚数蝉原にリーンを解放するように要求。それを

拒否する虚数蝉原に対してオーラを充満させて、

自身のコアオーラを見せつける。しかし、蝉原は

究極完全態グレート・バグの事をゴートに教え、

しかもバグから力を受けとっている事を

伝えた。自分はよく状況が分かっていないという

虚数蝉原に対して、あまり信用はせずに会話をする。

自分を殺したいという虚数蝉原に対して、「何故」と

当然の疑問をぶつけ、迷惑極まりない返答を受ける。

会話を終えて襲いかかってきた虚数蝉原は、ゴートが

明らかにフッキよりも強いと感じるほどの

異常なほどの存在値を有していた。

(フッキは存在値+そこそこの戦闘力だが、

 虚数蝉原は莫大な存在値+カスみたいな戦闘力、で

 しかもフッキはセイバーリッチ召喚やエグゾギア、

 クロスオーバーソウルや天影太陰モード、更には

 サイコジョーカーなど、数々の技を使用せずに

 戦った上に、しかもゴートはフッキに、辛うじて

 見える速さのデコピンで負けたので、一概に

 フッキ<蝉原と言えない。あくまでゴートの感想)


そんな異常な強さを持つ虚数蝉原に、ゴートは

リーンの解放を要求するが、蝉原は絶対にゴートの

要求には従わず、逆にリーンを5分後に殺すと宣言。

オーラと魔力を練り上げた虚数蝉原を見て、ゴートも

叫びながらオーラと魔力を練り上げて、ソンゴートに

なったりアバターラを使ったりシステムを使ったりと

全てをぶつけたが、(グレート)バグの支援を受けた結果

ゴートを圧倒的に超える存在値を手に入れていた

虚数蝉原との差は大きく、勝てないと理解。

ガチャルトホテプに賭けようとしたが、虚数蝉原に

「ガチャルトホテプは扉の外で隔離中」と教えられ、

ガチャルトホテプという精神的な支えを失う。

(精神的な支えを奪われる、という意味では、センが

 ゼンにパラソルモンでやったことに似ている。)

それでも、リーンが喰われるという恐怖と戦いながら

ガムシャラに虚数蝉原に抗い続けたが、虚数蝉原の

圧倒的存在値を前に届かず、5分が経ってリーンが

Gバグに喰われてしまう。リーンを助ける為に戦って

いたゴートは、一瞬、頭の中が真っ白になり、

精神が壊れかけてしまう。それでもゴートは

虚数蝉原の話を最後まで聞くことなく、オーラを

限界まで引き上げて、虚数蝉原を消し飛ばすべく

全力を込めた異次元砲を放つ。しかし、ゴートの

全力を込めた異次元砲ですら、虚数蝉原に

傷一つつける事すら叶わず、気力が限界を迎える。

そうしてゴートは諦めてしまい、蝉原のGバグに

喰われ、咀嚼されて飲み込まれてしまう。


Gバグに喰われたゴートは、Gバグに噛み砕かれて

肉体を失い、ただただリーンに謝罪の言葉を

述べていた。そこで、リーンに叱咤激励を受け、

そこで、ゴート・ラムド・セノワールという

ゴート自身の名前でリーンに呼びかけられ、

リーンの全てに包まれて、リーンの全てを託される。

そして、ゴートはいつまでも消えてくれない

自分の『弱さ』の奥で、第一アルファで歳を取り、

蝉原に負けて折れた事もあって見失ってしまった

自分の『全部』を求める。自分の弱さを自覚し、

『だけれども』と自分自身に呪い(アリア・ギアス)を打ち込む。

そしてゴートの全てが沸騰し、リーンの『核』に

触れて知った、彼女の底知れない気高さから

ゴートは狂愛を抱き、リーンを想う。そうして

混ざり合った魂魄が溶けあって、一つの形になる。

繋がった命のカケラは、真理を砕く狂った愛の嵐を

吹き荒れさせる。狂愛の嵐はGバグの中を貪り食い、

想いの(かたち)を奪い取って『狂愛のアリア・ギアス』を

発動。Gバグをゴート・ラムド・セノワールという

闇に染め上げて、Gバグの全てを奪い取った。


漆黒の輝きを放ちながらGバグを奪い取ったゴートは

リーンをお姫様抱っこしながら、輝きの収束と共に

虚数蝉原の前に現れる。虚数蝉原に語られた、

「『完成した(センエース)』を殺して、俺は『俺の物語』に

最高のフィナーレを飾るんだ。『とてつもなく

恰好いい正義の味方』を倒した、宇宙一のヤクザ。

俺の物語を締めるために、完成した君の存在は

欠かせない」そう言った虚数蝉原に、ゴートは

「自分はヒーローじゃない」と言い、正義に対する

不快感を示しつつも「世界を救う」と言い放つ。

虚数蝉原との会話を終えて、オーラを加速させ、

膨れ上がらせながら虚数蝉原と闘う。虚数蝉原すら

超えたゴートだったが、ゴートを殺して自分の

フィナーレを飾ると言う虚数蝉原は、絶死を発動。

真に宇宙一のヤクザとなった虚数蝉原の狂気と絶望に

『リーンの狂愛を受ける前』の、少し前の自分なら

折れていた事を認めながらも、リーンと一緒なら

どんな困難に直面しても諦めずに抗えると言い、

そして叫ぶ。「俺はゴート・ラムド・セノワール!

『運命を殺す狂気の具現』っっ!!」それにより、

劇的なキッカケを得て、ゴートは自力で

自分自身の中に眠る可能性の扉を開く。結果、

ゴートのコアオーラに革新が起きて、ゴートの

持つ全てのスペックが大幅に上昇。『世界』が

『ゴートは??????である』と認めた。

そうして、『数値』を超越した領域にたどり着いて

絶死のアリア・ギアスを積んだ虚数蝉原すら超えた

ゴートは、絶死のタイムリミットを迎える寸前の

虚数蝉原と言葉を交わし、異次元砲を放って

虚数蝉原を消滅させた。そして、虚数蝉原の魂魄と

Gバグの全てはゴートの中へと溶けていった。


その後、リーンを自室のベッドへと連れて行った。

リーンに対して自身の愛を伝え、自分はヒーローでは

なく、守りたいものだけを守ると決めた。

リーンを強く抱きしめて、その腕の中にいる

リーンの温かさを感じながらも、ゴートは思考する。

ヒーローとして、ではなく狂気の最果てとして、

世界を包み込む事、そして、不条理や運命などの

絶望を殺し、絶望させる悪の神になる事を決意し、

それを可能にできるだけの自身の可能性を

正しく理解した。



〜ショデヒの野望のギャグ化からお約束展開(中ボスを仲間にする)まで〜

虚数アルファで警察組織に身を置いていた経験から

ショデヒの「フーマーとラムドをぶつけて消耗させ、

残った方を裏で組織した親衛隊で倒し、世界の王に

なる」「その為に、ラムドを使い潰してやる」という

内心の悪意に気づいていた。その上で、ショデヒの

政治力を見込んで魔王国を纏める為の右腕にした。

これは、ゴートのリーンに対する愛情が強く

なりすぎた結果、リーンからの愛情>>>世界征服

ということになっており、当然、バロールとUV1に

命令された「魔王国の強化」「混沌をばらまく」の

ミッションの優先度も相対的に下がってしまった。

その結果、超重要である「今後のラムドカードの

運用戦略」を決める会議に「ラムドカード開発者」が

参加しないという異常事態を引き起こす。リーンから

もっと愛されたいという気持ちが暴走してしまって

いる為、「ショデヒがいれば何とかなる」と考え、

「ラムドカードの運用方針戦略会議」の会議における

全権をショデヒにぶん投げた。それに狂喜乱舞した

ショデヒの内心も、当然理解していたゴートだったが

それも「どうでもいい」と片付けてしまう。

(ちなみに、ショデヒはゴートの事を「召喚に

 頭脳の全てを全振りしたバカ」だと考えている。

 その上、ゴートの力を完全に見誤っており、

 全ステータス9兆9999億、EXレベル99兆9999億

 だとは考えていない。フーマーと同格程度にしか

 考えていない。その為、読者視点ではショデヒの

 行動の全てがギャグのように見えてしまっている。

 ソルによるフェイクオーラの加工や、圧倒的な

 存在値にまかせたフェイクオーラそのものの質も

 あるので仕方ないところもある。しかし、議会で

 ワイルを圧倒&一蹴し、魔道具に頼らずに高位の

 回復魔法すら使ってみせた事は、議会にいた全員が

 知っている周知の事実。それを知らないショデヒは

 情報収集を怠っていることが分かる)

 

UV1の監視がないので、転移を使って最速で

リーンの執務室まで移動。今すぐリーンに会いたい

ゴートだったが、親しき仲にも礼儀あり、という事で

服装を整え、扉をノックして返事を待った。しかし、

数秒経っても何の反応も無い。リーンが仕事で

疲れて寝てしまったのかと考えて、オーラ探知で

室内を探ったが、誰も居ないことに気づく。室内に

入り、周囲を見渡して何者かが残していった

脅迫状のような決闘の果たし状を見つける。それに

ブチギレたゴートは、置き手紙の指定場所である

サイコゾーン・サンクチュアリの扉の前に瞬間移動。

扉を蹴破るように中に入り、浮遊したクリスタル内に

閉じ込められたリーンを発見。しかし、EXレベルが

約100兆の自分が、クリスタルを神のシステムである

サイコイヴ-システムを使っても解析できないことに

驚愕し、ならばとオーラソードで斬ろうとしたが、

絶対に切れない異次元の硬さからクリスタルには

傷一つ付かなかった。焦りから冷や汗をかき始める。


それと同じタイミングで、次元に入った歪な亀裂から

黒い電流が放出され、やがてその中からP4が

出現。P1同様に、言葉にならない何かを高速で

口にしていたのを、最大限の警戒をしながら

見ていたが、「俺はダレだ」発言を聞いてから

この状況に対する質問をいくつかしたが、

ゴートの質問に対してまともに返答しないP4。

会話にならない会話をしつつ、サイコイヴ-システムで

解析しようとしたが、クリスタル同様に解析不可。

同じく、プロパティアイによる解析も不可能。

軽口を叩きながら、あらゆる方向から解析しようと

試してみたが、どれも完全に不可能だった。そして、

P4との会話の中で、P4に敗北を認めさせる事が

リーンを救う条件である事、P4はゴートの剣であり

ゴートを倒す者である事を聞き、困惑しながらも

対策を考える。しかし、存在値10程度の雑魚にも

かかわらず解析は不可能で、会話からして精神的に

狂っているであろうP4に拷問は効かない、つまり、

前提で詰んでいる、そう考えたゴートは、何とか

P4の心を折って負けを認めさせようと考えたが、

思考がまとまらず、安い脅し文句を口にする。

それに対して、センエースをキメ顔で語ったP4に

「センエース=偶像」と洗脳されているゴートは

奇妙なイラつきを覚える。それをすぐに抑えて

何とか言葉を並べてP4を折ろうとしたが、P4は

まるでガートの話を聞かない。P4の繰り返される

名乗り上げに鬱陶しさを覚えたと思えば、

「俺は」「俺は」「俺は」と連呼するP4を見て

本格的にP4が壊れたと考え、壊れたキチガイ相手に

敗北を認めさせるという無理ゲーに、頭を抱えた。

そこで突然、P4の声が落ち着きのある声に変化し、

しかし、相変わらずなP4の訳の分からない発言に

ため息をついていたが、その口から飛び出した

「ソンキー・シャドー(マニアクス)」という、

ガチャルトホテプで当てた召喚獣の一体であり

ゴートに馴染みのある単語に反応。そしてP4が

P型センキー・ゼロオーダーになってしまう。


P型センキー・ゼロオーダーになった彼を、

(ソンキー・シャドー)妄想(偶像のセンエース)の合体した雑種だと切り捨てて、

右腕を切り落とそうと手刀を放つが、躱される。

そして、逆にゴートの首を取ろうと後ろへ回り込んだ

P型センキー・ゼロオーダーの、存在値が

10兆程度まで跳ね上がった右腕を、彼がまだ

P4だった時に仕掛けていた仕掛けで爆破。

「まだいくつか仕掛けているぞ」「変身するなら

早くしろ」と煽るだけ煽り、舐めプをしていたら

さらに存在値が三倍以上跳ね上がって、そのオーラを

練り上げるP型センキー・ゼロオーダー見て、

それでもまだ自分の方が強いと判断。EXレベル

99兆の力を全力で解放するべく、オーラと魔力を

練り上げて、P型センキー・ゼロオーダーに

「まだ自分の方がハッキリと強い」と告げて

彼の心を折ろうとした。しかし、それに対して彼の

「1分後に自分を超える」発言を「ありうる事」だと

考えて、手加減無しで殺そうとした。しかし存在値が

数十兆まで至っているP型センキー・ゼロオーダーを

1分で削り切るのは容易でなく、結局1分が経過して

P型センキー・ゼロオーダーに「今までP1から

ソル・ボーレまで引き継がれ、磨き上げられてきた

破格の戦闘力のダウンロード」と存在値を後押しする

携帯ドラゴン、「P型ルナ・センエースの生成」を

許してしまう。今度はペラペラと口が回る彼に

睨みをきかせ、「逃げるのなら追わない」と言う

P型センキー・ゼロオーダーの舐め腐った態度に

当然、反発。複数のジオメトリで存在値を上げて

P型センキー・ゼロオーダーに殴り掛かったが、

最強クラスの戦闘力とゴートすら超える存在値を前に

手も足も出ず、一方的にボコられた。いつもいつも

強くなるたびに自分の前に、自分を大きく上回る

変態的な強さを持つ敵が現れるという、自分自身の

不運が過ぎる運命を嘆いた。そんな絶望の中で

どう乗り越えるかを考えていたが、究極の闘神と

いうべき強さを持つ規格外の絶望を前に、

ガチャルトホテプのチート100個は無いと勝てないと

考えていた。


すると、ゴートの思考を読むかのように指輪が光り、

ガチャルトホテプが現れる。ガチャルトホテプの

ガチャでチートを得るのをを黙って見ていると

宣言したP型センキー・ゼロオーダーの舐めた態度に

イラつきながらも、エゲツないチートが出るのを

願いながらガチャを引いた。そして当てたのは

GPメニューの召喚獣の、究極超天使クズォテンドゥ

(アンリミテッドバージョン)だった。脳に刻まれた

情報から、おおよそを理解したゴートだったが、

神の召喚獣の最高峰であるソンキー・シャドーを

既に持っているゴートにとって、クズォテンドゥは

「強いけれどP型センキー・ゼロオーダーを

殺せるほどの強さを持つ召喚獣ではない」と判断。

ガチャルトホテプにもう一回のガチャを懇願するも、

さっさと帰ってしまったガチャルトホテプに

悲痛の叫び声を上げていた。すると、いつの間にか

究極超天使クズォテンドゥが召喚されており、

ゴートの「せめてソンキー・シャドーの亜種みたいな

【使える召喚獣】を・・・」という発言を聞いた

クズォテンドゥに叩かれた。天童(てんどう)久寿男(くすお)という

本来の名前を取り戻し、アンリミテッドバージョンで

力に制限がかかっていない天童に、坊や扱いを

された事に反論したが、ゴートを超える美しく荘厳な

圧倒的オーラの解放を見て、ゴートは圧倒される。

天使なのにデビルの名を冠する天童の剣翼に

ツッコミを入れるも、次に召喚された天使軍が

千人近い人数の上に、全員が存在値一兆を

超えているのを見て、驚愕。天童の話に聞き入って

いた。そして、P型センキー・ゼロオーダーと

天童率いる天使軍の戦いが始まる。その際に、

秘密裏に天童の作戦を伝えられており、出力だけなら

天童をも上回るゴートのフェイクオーラで身を隠し、

カオスインフィニッター・フルバーストをひたすら

溜めていた。こっそりと天使軍と天童自身のバフを

受け、圧倒的な火力をP型センキー・ゼロオーダーに

ぶつけた。こうして、奇しくも、

「ぁ、いや、まあ、現状だと、皆無ではないか。

『極積みしたロマン砲』なんかをぶちこまれれば、

あるいは削り切られる可能性もなくはない」と

P型センキー・ゼロオーダー自身が言っていた通りの

方法で、ゴートは彼を削り切り、殺す事となった。


しかし、P型センキー・ゼロオーダーはP1が

所持していた無限転生・改の残りのストックを

所持していたようで、復活してしまう。オーラも

魔力も気血も全て使い切ったゴートは、ゴートの持つ

センエースエンジン故に諦めて全てを投げ出すことは

しないものの、今の状態でもう一度

P型センキー・ゼロオーダーを殺す事は不可能で、

しかもまた復活する可能性がある、という現実を前に

自身の不運な運命とそれを乗り越えられない

ゴート自身の弱さに憤りを覚えつつも、リーンだけは

助けたいと考えながら、復活したばかりの

P型センキー・ゼロオーダーに警戒の目を

向けていた。そして、再び戦闘になると考えて、

P型センキー・ゼロオーダーと天童の会話を見て

いたが、P型センキー・ゼロオーダーの敗北宣言を

聞いて、思考が固まってしまう。その後、

P型センキー・ゼロオーダーとの会話をして、

彼の心臓を投げ渡される。困惑しつつも、それを

受け取り、彼の「ゴートの剣として配下になる」

という提案に疑いの目を向けていたが、彼の提示した

条件の良さから「不穏な動きをしたら即座に殺す」と

宣言した上で、ゴートは彼を配下に加えた。そうして

異常なほどの狂気あふれる過剰戦力を秘めた、

ゴートは率いるラスボス軍が結成された。




名乗り上げ


年齢は38。出身は、早稲田大学法学部。ここに来る前に所属していたのは、警視庁公安部公安第五課。役職は課長。職業を正確に言うなら、『異界事件』特別対策係の特命捜査官。名前は――」


 ――閃壱番(せんえーす)

(長過ぎるので改行部分を一部カットしています)

センエースのF章11話より。

UV1に「お前は誰?」と聞かれて答えた。


「俺はゴート・ラムド・セノワール! 『運命を殺す狂気の具現』っっ!!」

センエースの新C章18話より。

絶死のアリア・ギアスを積んだ虚数世界の蝉原に

対して、殺されるしかない絶望の中で叫んだ。




余談


ゴートの鑑定における結果は、最初の方は

ゴート(ラムド・セノワール)となっていた。しかし

虚数蝉原戦における名乗り上げをした後は

ゴート・ラムド・セノワールに変化している。

ゴートが、思ったより出番が多くて、かなり長く

なってしまいました。洗脳の所とかは、だいぶ

端折ってます。ニコニコ大百科や、pixivを見て

もっと楽に簡潔にまとめられたらな、と思ったりも

します。まとめるのは苦手なので許してください。


誤字報告は誤字報告機能を使っての報告を

お願いします。また、「どう直せばいいか

分からないが、変だ」と感じた場合には、

感想欄に書き込んでもらうよう、お願いします。


次は、シグレかアダムについてまとめる予定です。

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