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新しい家族はもふもふでした!幼女はもふもふと幸せな明日を生きる事になりました。  作者: ぷらなちか


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ごほうびを頂けるらしいです。

お久しぶりです。

申し訳ございませんm(_ _)m

桜舞う春ですねぇ~花粉も舞ってますが……。

 ハラハラさせた長雨がやんで一ヶ月以上が経過しました。

 わざと決壊させた川岸もみんなの協力で無事にもと通りに修復されて、普段の生活が完全に戻ってほっとしていたら、とうさまに陛下からの召喚状が届きました。

 召喚状には今回の豪雨災害に尽力した功績を(たた)えて、辺境伯家に褒美を与えるから登城するようにと書かれているそうです。

 なんと!びっくりすることに、この召喚状にはとうさまだけでなく私の名前まで書いてあったんです!!


 なんて言ってますが、とうさま、にいさま、おじいさま方の名前や、協力してくれた近隣の貴族家の名前もありました。

 領民たちにも褒美があるので運べるように馬車を連ねて登城するようにと書かれており、とうさまはすぐに準備に取り掛かりました。

 わたしも今回は正式な登城のため謁見の為のドレスを数枚用意する事になり、大急ぎで仕立てなくてはいけないために、針子さん達にすごく頑張ってもらいました。

 とうさまは近隣の貴族達にもお願いして領民の褒美を持ち帰る為の馬車を何台もかき集めました。

 何を貰えるのかは分かりませんが足らないでは済まないので多いくらいに集められた馬車は人が乗る箱馬車よりも荷物用の荷馬車の方が多いのですが、こんなに沢山の荷馬車を引く馬も必要だし、馭者も馬車の数だけ必要です。

 もちろん帰りに馬車を守る護衛だって必要なのだそうで……本当に大変な状況だなぁと眺めてしまいました。


 こんな事は辺境伯領では初めての事だとおじいさま方も苦笑い。


 そしていよいよ出発です。

 辺境伯領を空っぽにする訳にはいかないので、かあさまとねえさま、おばあさま方はお留守番。


 王都に滞在するのは3日ほどの予定ですが、かなりの大所帯なので滞在先にも困りました。

 とうさまが交渉して王城に近い離宮をまるまる借りることができたので、馬車も馭者も護衛も召喚状に名前のある貴族家の当主たちもみんなで一緒に泊まることになりました。

 お世話については王城からメイドさんや料理人が派遣されてくるみたいですが、辺境伯家の使用人も一緒に行く事になっているので、多分大丈夫なはず?

 もちろん私の従者兼護衛であるバロックも一緒です。


「そろそろ出発するぞ!馬車は遅れないように隊列を組んで進行する。護衛の騎士の指示に従うように!先ずは隣の領にある転移門までの行進だが、この数だ全ての馬車が転移門を通過するまでに時間がかかる。先頭は先代辺境伯、しんがりは私の馬車がつとめる。皆無事にこの地に戻って来られるように気を張って努めるように。騎乗せよ!」


 とうさまの号令に騎士たちが一斉に馬に乗る。

 馭者さん達は馬車の馭者台に乗り込んで手網を引く。

 わたしもあわてて馬車に乗り込んだ。

 私が乗るのは馬車の列の真ん中あたりを走る予定の箱馬車で、ハインツにいさまと従者、わたしとバロックの4人が乗る。

 ライオルにいさまはとうさまと一緒に最後尾の馬車だ。

 おじいさま方は仲良く先頭の馬車に乗っていて、その後ろに荷馬車を挟みながら貴族家の馬車とわたしの乗る馬車が続く。

 ずらっと長い馬車の列が順番に出発していくのはなかなかに壮観だと思う。

 見送りのかあさま達に手を振ってわたしの馬車も動き出す。

 領民たちも見送ってくれるので窓から身を乗り出して手を振っていたらにいさまにもバロックにも心配されて、ちょっと怒られた。

 転移門がある隣の領までは馬車で3時間ほどだが、この行列だから余計に時間がかかるらしい。

 見送りの領民たちもびっくりの行列である。


 領民たちが途切れたあたりで座席に座ったが、さすがにちょっと疲れた。

 ハインツにいさまに誘われるままに抱っこしてもらって速攻で夢の世界にGO!したのだった。


 その後目を覚ませば、すでに転移門を通過し馬車の列は王都に進行していた。

 しんがりのとうさまの馬車も無事に転移門を通過し、全ての馬車が隊列を組んだまま離宮に向かっていると聞いてほっとした。

 わたしは転移門の手前で休憩した時も起きなくて昼食を食べ損ねたらしく、お腹がくーくーと空腹を主張してしまう。

 その音にハインツにいさまとにいさまの従者さんが笑いを堪えているのだが、バロックはお構い無しで大笑いしながら、わたしの分の昼食を手渡してくれる。

 まるいパンで焼いたスパイシーな薄い肉をはさんだ、サンドイッチなのか?ハンバーガーなのか?な感じの物が昼食だった。

 ちょっと行儀は悪いけど、がぶっと齧り付く。


 うん。ハンバーガーだなこれは。

 なんだか懐かしい気がしながらバクバク食べていく。

 バロックは時々甘い果実水を飲ませてくれて、わたしは2つ目を食べ満腹になったとにへらっと笑う。


 その頃には離宮が近くなっていたのだが、王都を行進する辺境伯領の馬車の隊列に見物人が増えてきて、なかなか思う通りに進めなくなってきたようだ。


 ちょっと困ったなぁと思っていたら、王城から援軍の騎士たちが来て見物人を捌いてくれたので、予定より少し遅れたものの無事に離宮に到着することができた。


 離宮はさすが王城って感じに綺麗に整っていて素晴らしかった。

 行列してきた馬車も全て敷地内に収まり、馬たちも全ては厩舎に入れなかったものの飼い葉やお水をもらってゆっくり休めるようにしてもらえたので良かった。

 騎士たちも馭者たちも、貴族家の当主たちも、そしてわたしの家族もみんなで広い食堂で一緒に夕食を食べた。

 別々で食べると給仕が大変だし時間もかかる。

 今夜はみんな疲れているんだから無礼講だ!との号令でみんなでわいわいとごはんを食べる。

 川の補修作業の時も領民のみんなや騎士たちと食べたし、うちの辺境伯領ではわりと普通なんだけど、王城のメイドさんや給仕さんには見慣れない事みたい。


 今この離宮で一番偉いのはとうさまだから、びっくりしつつも従ってくれる。

 家からついてきた使用人たちも給仕に加わっているので、先導して動いてくれる。

 初めてのごちそうに遠慮している馭者さんたちも、ちゃんとお腹いっぱい食べてくれるように給仕をお願いしておいた。

 もちろんわたしもバロックの給仕で久しぶりの王城料理を堪能し、お風呂に入ってあっという間にバタンキューしたらしい。

 お風呂から上がったところまでは記憶があったんだけど、たぶんベッドにはバロックが運んでくれたんだろうなぁ……。

 記憶にないまま一日目は過ぎていった。


 明日は久しぶりの謁見かぁ~ちょっと緊張するなぁ。













読んでいただけて

ありがとうございます。

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