張り合うヨウコさん
みんなぁ~!!
今日も来てくれたありがとうぉ~♪
楽しんでってねぇ~!
談話室でヨウコさんと二人きりになったが、これが本当に久しぶりで少し懐かしさを感じる。
ヨウコさんに聞きますが、配下の神獣に名付けしたところ思いがけない事になりましたが、それでヨウコさんは困りませんか。
困るのなら名づけを外す事も考えますと、言うルイネにヨウコさんは「私への配慮は本当にありがたいです、ルイネお嬢様。
特に玄武に付いては大いに驚きましたが、結果だけ見るとアレはアレで良かったと思っています。
玄武いやパープルの私への思いが少しだけ分ったように思いますし、パープルも言い方が少し違っていましたが、私の事がアニタに良く分るように話したのだと思いますから」と、ヨウコさんが聞かせてくれた。
そうですよね、私の名づけの結果で人語を理解して話すようになるのは、本当に想定外でしたから。
私は神界でパープルが話すヨウコさんに付いて聞き、前に話してくれた使徒についてですが、神界ではヨウコさんにも少しは非が有ったのだと納得していました。
しかし深く考えてみると、度々主からアイテムボックスに仕舞われ続けていたヨウコさんとしては、少し焦りの様なものがあったのかもしれませんね。
当時の主に私の事を良く知って欲しいとの思いからの行動の様にもとれますからね。
それで、ゴズさんとの比較対象でヨウコさんがやったと思うと、私はヨウコさんを責めませんし不安もありません。
それに、もう過ぎた遥か昔の話なのでしょうと、ルイネが言った。
場合によっては、私も同じような事をするかもしれませんしね。
ところで、明日はアースンが帰還しますから、少女性奴隷の解放もですが、貴族対策で忙しくなると思います。
まだ、アニタに荒事を見せようとは思いませんから、ヨウコさんを頼りにしています。
それに、荒事に関しては今の私は完全に不向きになりましたから、この先は一時的に別行動をしてもらう事が出てくるかもしれませんが、その時は頼みますね。
ルイネお嬢様、私に任せ下さい。
黒妖犬程度の事は私にも十分可能ですからと、ヨウコさんが言ってくれた。
ルネは私から離れたくないと言って来ると思ますから、今はルネに別行動を期待しても無理そうなので、ヨウコさんが大助かりなのだ。
でも、ヨウコさんはヨウコさんですから、ゴズさんと競争と言うか張り合う事は要りませんよと、言うルイネに対してヨウコさんは、次は黒妖犬に私の配下の神獣を見せて漸く互角と思いますと、言い出すからゴズさんと張り合うなと言ったところで無理だとルイネは判断した。
「では、アニタについてですが、お嬢様はどの様にお考えなのでしょうか」と、ヨウコさんが聞いてきた。
「ヨウコさんの懸念は良く分ります。
ですが、アニタに付いてはなり行きに任せてみようかと、今は思っています。
2月の上旬位迄は私が本格的に動く事は今のところは無いと思いますから、アニタに付いてはその頃という事でしょうか。
その頃は、新しい使徒も増えていると思いますからね」
ヨウコさんにすると大いに不満かもしれませんがねと、言うルイネにヨウコさんが反論した。
「お嬢様、前にも申した様に私はもう少しだけ忙しくても構いませんし、それが心地いいのですから」と言い出した。
そう、それですよと、言いルイネが可愛い声で笑い出した。
その後急に真面目になったルイネが、日神様が今は急がないが近いうちに仕事を頼むと話されましたが、アースンが催す社交界に重ならないと良いのですがね。
それに、今度も簡単に終わってくれると私としては大助かりなのですがねと、言うルイネにヨウコさんが不思議そうに聞いてきた。
「私の考え過ぎと思いますが、人の選別です。
私の場合は大雑把に大陸や国を消滅させる事は簡単に出来ますが、人の選別迄言われると時間が掛かり過ぎて困りますから」と言うルイネの話にヨウコさんは、それは最もだと同意してくれた。
バトラーがやって来て「夜も大分更けてきました。
お嬢様何かお持ちしましょうか」と、気を利かせてくれた。
「そんなに時間は掛からないと思いますから、アニタが起きてくるまで待ちます。
それから、今日の話をしましょうか」と、言うとバトラーが喜んだ。
今のところはアースンがナルディ市へ帰還してくると同時に私達はベッサム侯爵に会う事になりますから、ベッサム侯爵がステイシーの件を断らないなら、アースンの社交界の下準備も出てきますし、もしかするとヨウコさんには快適な環境になると思いますよと、面白そうに言うルイネにヨウコさんは喜んでいた。
まぁ、アースンの方はルリ様と共同と言う形になると思いますが、ゴズさんとセレスはまだしばらくの間は執事役と思いますねと、言うルイネにヨウコさんは納得してくれた。
それから雑談をしていると戸を叩く音がして、何時もの御辞儀と共にアニタがやって来た。
その後からルネが付いてきた。
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