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記憶領域・失われた国  作者: 柊夕
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ある予言

                祈れ 祈れ


            汝らの想いは、きっと神へ届く


            王冠は文明に永遠の繁栄を導く

              (支配は首を刎ねる)


           庭園に咲く花は決して枯れることなく

             (賢者は目を閉ざされる)


           鏡に映る歳月は時の流転を映し出す

             (運命は神意に従わない)


           悠久に響く鐘の音こそ生命の揺り籠

             (創造は太古より停滞する)


                 栄えよ


            永遠の王国は希望に満ちあふれる

             (偽りの願いは崩壊を招く)


                 捨て去れ


            失われし王国は滅びを免れない

            (貪欲なる心は裏切りを呼ぶ)


               そして最後に――


               朽ちたる指輪は


           「人」の手によって天上へ返される

             (すべての魂は追放される)


                祈れ 祈れ


            汝らの想いは、きっと神へ届く

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