67 オバケ娘と白わんこ
宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+
頑なに視線を合わせない、白わんこ。
「首輪が付けられてるけど、これは壊していいやつ?」
「…ウォン」
「お願いします、だそうです」
さっきの威勢は何処へやら…。[念動集中]ッ
バギッ…。カランカラン…。
「クゥーン…」
「えへへ、ありがとうございますッ」
何故かよくわからないけど、仲良くなってる。
「あ〜…。その、、な、さや様」
「何よ?」
「檻を壊す時に目が爛々と輝く。」
「目力が…な?」
「怖いと申すか」
「私は好きよ。」
「ならば良し」
「で?その白わんこはチョコちゃん家の子になるって事でいいの?」
「えっと、どうなんでしょう?」
「ウォン…」
「あ、こちらこそ、宜しくお願いします」
「…また、賑やかになるな」
「6匹目。」
「…ウォン」
「あ、ご紹介しますね、タロちゃん、エリさんッ」
「きゅんッ」「がう」
「ワフッ!?」
「この子がプチウルフのタロちゃんで、こちらがフォレストベアのエリさんですッ」
「きゅんッ」「がう…」
「ハッハッハッ」
何やら白わんこの視線がガッツリタロちゃんに。
「…食べないよね?」
「バウッ!…ウォフ…」
「あはは…。食べちゃいたい程可愛い。らしいです」
「…ショタ好きかよ」
「大きい従魔が2匹は食費が掛かりそうね〜」
「あ、私の能力でなんとかなりますッ。エリさん縮小ッ」
「がう…」
あっという間に小熊に。
「わんこライダーは頭に乗せないと変身出来ないみたいなんです」
「だからこその縮小か」
「…クマはわんこでは無いと思います」
「そこらへんはゆるいらしくて…。えへへ」
「それで、名前は何にするの?」
「うむむむ…。…おゆきさん」
「ウォン」
「おゆきちゃんね。宜しくね。さやよ、そして、くうちゃん、スイちゃん」
「わふっ」「キュッ」
「この子がくうちゃん。で、こっちのハムイタチがスイちゃんね」
「ハッハッハッ」
…ショタ好きと言うより、小さい子が好きなご様子。
「…それじゃあ、地上に戻るぞ。PKに注意だ。護衛が増えたからな。増援もあり得る」
「チョコちゃんもエリちゃんと変身して戦う?」
「やりますッ。私も永遠の彼方なのでッ。ねっ?えりさん!」
「がうッ!」
ガシッ!
「変身ッ!」「がうッ!」
パァアーーッ!
ドスンッ…。
「くっ、目にデバフか?!」
「コイツ、天井にいたのかッ!」
黒装束の男が変身の発光で落ちて来た。それも、チョコちゃんの目の前に。
「行きますッ」
ブォンッ…、グシャッ!!
「グギッ…」
「チョコちゃん凄いじゃん」
「…わんパンかよ…。さや様、マジで何処で見つけて来たんだ」
「えへへ、ありがとうございます。…でも、私のレベル不足のせいで自傷ダメージが凄いです…」
「ちょっ、シロガネ回復ッ」
「お、おう、[ヒール]」
「う〜ん。暫くは2匹とも護衛担当だね〜。それでも十分強いんだけどね」
「はい…」
流石、エリアボスらしいクマだね…。
「さっきのヤツって結構な手練れだよね?」
「狙いは王女様。」
「変身してなかったらヤバかったかもな」
「私達もデバフだったからな…」
「事前に言って欲しかったわ〜」
「す、すみませんッ」
何気に凄いデバフなんだよね…。あの発光。
見た目はエリちゃんの目の傷がヘルメットに反映されて、少し厳つい。茶色のパワータイプヒーローだね〜。
「まぁ、結果オーライだよ。チョコちゃん」
「天井も警戒ね。」
「アイツ、[一発屋]か?」
「…有名人?」
「暗殺が得意なPK。[一発屋]の串田。」
「…お笑い芸人?」
「いや、ガチの凄腕PKだ。…名前と二つ名が悪さをしているけどな」
「二つ名の由来は一撃必殺を得意とするから。」
「…一応暗殺者界隈では有名人…」
「本人は良くSNSで愚痴ってる。」
「…あの三馬鹿といい二つ名付きって…」
「ギルドにセンスのいいヤツがいるんだろ」
「串田もね〜」
今度、天井に張り付いてたら、揶揄ってみよ。
串田。周囲に擬態して上から刺す事に情熱を燃やす。槍使いPK。[一発屋]は無いだろ。と毎日SNSで呟く。




