06 陰陽太極
念動君の扱い方もある程度分かった。物理…?あの子なら、しばらくお留守番かな。
「では、最後に陰陽太極の説明をしていきますね。まずは、そのスキルを私に使ってみましょう♪」
「……?アクティブスキルなんです?」
「はい♪是非、わ、た、し、に!」
満面の笑みである。圧もすごいんですけど……
まぁ、いいか。メルア様にスキル陰陽太極発動っと。
ドクン……!
「……うふふ。」
ドクン………!
「…………うふふふ。」
えっ……なんかヤバそうなんですけど。えっコレ大丈夫なヤツ……?メルア様が胸に手を当てて蹲ったまま、なんか笑ってるんですけど……。それと、デカい鼓動のお……と…?
ドックン…!。ドックン…!。ドックン!!…………トクン…。トクン…。トクン…。トクン…
「うふふ♪流石さや様です……貴女のおかげで、私の存在が。…………うふふふふ♪」
怖いんですけど。えっ……このスキル大丈夫なヤツじゃないでしょ!絶対ヤバいヤツ!
「えっと……大丈夫ですか…?」
「はいっ♪ご心配いただきありがとうございます♪……うふふ。次はさや様にそのスキルを発動してみましょう♪」
「えっ」
いやいやいや。怖いんですけど。あんな場面見せられて、じゃあ私もって事にはならんでしょう!…しかも、満面の笑みである。
「うふふ♪」
うむむむ…。行くしか、無い…よね。……えぇーい!女は度胸その2!。陰陽太極発動!…………うん?
何にも起こらないんですけど…………お?
ポーン…。
<ユニークスキル[陰陽太極]により、[魔法耐性Lv1]を(形成)。[物理耐性Lv1]を(循環)し[物理魔法耐性Lv1]を獲得。>
えっ……
ポーン…。
<ユニークスキル[陰陽太極]により、[四足歩行]を(形成)。[浮遊]を(循環)し[天地無用]を獲得。>
ちょっ……
ポーン…。
<ユニークスキル[陰陽太極]により、[聖者Lv1]を(形成)。[下級不死者Lv1]を(循環)し[彷徨うモノLv1]を獲得。>
まっ……
ポーン…。
<ユニークスキル[陰陽太極]により、[物理攻撃Lv1]を(形成)。[念動Lv1]を(循環)し[念動力Lv1]を獲得。>
……。
ポーン…。
<ユニークスキル[陰陽太極]により、[光魔法Lv1]を(形成)。[闇魔法Lv1]を(循環)し[混沌魔法Lv1]を獲得。>
…………。終わった?……なんか、色々ヤバそうなのが生えたんですけど。えっ……良いの?…コレ。
ポーン…。
<称号、[祖になりし者]を獲得しました。>
はい。……もうお腹いっぱいなんですけど。なによ祖って。と言うか、陰陽太極とかいうブッ壊れ。直ぐにナーフされるんじゃないの?……良いの?…コレ。
「うふふ♪おめでとう御座います。さや様。チュートリアルは以上になります♪」
「あぁ……はい。ありがとう?ございます…」
まぁ、何かあったら、運営がナントカするでしょ。……たぶん。
「新しいスキルが増えたことで、操作に慣れるのが大変でしょうが、頑張って下さいね♪」
「えっ」
「では、またお会いしましょうね♪私のさや様。」
「ちょっ」
突然足下から穴が空き、浮遊も効果なく落ちていく。ニコニコ顔でバイバイするその顔は、最初の作り物めいた顔よりもどこか、生気に満ちていた。
ポーン…。
<称号、[女神のお気に入り(嫁)]を獲得しました。>
…………。
……………。
「……うふふ♪世界って素晴らしいですね。さや様♪」
ヤンの波動(=゜ω゜)ノ嫁!\( 'ω')/




