49 オバケ娘と花畑の戦い
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「きゅぅ…」
小動物が好きな人なら効果抜群でした。…お疲れ様。スイちゃん…。
「ふぅ…。満足ですわ〜」
「それは、何よりです…」
しかし、凛々しい藍那さんにも可愛い所があるんですなぁ…。
「そう言えば、手配書はご覧になって?」
「いえ、見てないですね…」
手配書ってギルドに貼ってある賞金首とかの奴だよね?
「赤毛の手配書を配ったのです。しかし、見た目が…その…」
「あぁ〜…」
SAN値直送された…と。…確かにあの見た目は、…ねぇ?
「私達が到着した時はあの見た目だったのです。カラスさんが言うには素顔を見れたとか?」
素顔〜?……う〜ん?…スクショとかしてないからなぁ…。
「顔が見れれば分かりますけど…」
「…この中に赤毛のPC、NPCの手配書が有りますわ」
…分厚い紙束渡されても…。えぇ…、この中から探すの?
「そちらは差し上げますわ。…それと、……フレコの交換をしませんか?小動物好きのよしみですし…」
「…ふふッ」
「なっ、何ですの!?」
「…いえ、喜んで!くうちゃんも喜びます。ね、くうちゃん」
「わふぅ…」
「まぁッ」
やっぱり隠れてやがったね…。まぁ、人懐っこい性格だから大丈夫でしょ。
キャーッ…。
「何ですの?!」
「…ッ。くうちゃん!行って!」
「わふっ!!」
「私達も追いますわよッ」
「はいッ」
このノンアクティブが殆どの草原で叫びとはね…。
「放せっ!イヌッころ!」
「がるるるっ」
「犬如きになに手間取ってやがるッ!」
尻もち付いてる女の子と、周りに男が3人。くうちゃんが足を齧ってるから、実質2人。恐らく、PK。頭上に赤いネームタグが付くんだ?…初心者エリアで?
……ふむ。
「初心者狩りとか恥ずかしくないの?」
「あぁ!?」
「さやさん。こう言う者たちは性根が腐っているのです。羞恥心なんて有りませんわ」
「言わせておけばッ」
「あ、くうちゃん。やっちゃって良いよ」
「わふっ!」
「……へ?」
ベギッ…。ゴリゴリ…。
「ひぇッ」
視えない顎に咀嚼されるとプレイヤーってあんな感じになるんだ〜…。
「くうちゃん」
「わふっ」
「美味しかった?」
「…わうわう〜」
そんなにらしいね…。及び腰になってるPK共。見た感じ剣持の接近職。
「どうします?1人ずつ相手するか、くうちゃんのオヤツにするかなんですけど…」
「そ、そうですわね〜」
「おいっ!テイマーをやれッ!本体は雑魚だッ」
あら?2人してこっち来るの?
「死に晒せッ」
「ひぃッ」
欺瞞が発動して、1人恐慌。片手で剣を振るうには練度が足りない。アッサリ回避。
「…その片手は飾りなのかな?」
「舐めんなっ[ファイアーボール]!」
「おっと…」
片手で魔法を使うと…。なら、こちらも。
「[カオスランス]」
「なッ…ぐふ…。」
「魔法には魔法をぶつけるんだよってね〜」
土手っ腹に突き立てられたランス君。痛いでしょ。
「バケ、モンが…。ぎゅぺッ…」
「酷いこと言うな〜。そんな事言うから捩じ切っちゃったじゃん」
「酷いやり方ですわね…」
「PKの末路には相応しいでしょ」
少し火傷したからね。腹いせも込みですとも。
「コチラは怯えていて直ぐに制圧出来ましたわ」
「あぁ〜、確率引いたんですよ。それよりも、大丈夫ですか?」
未だに尻もち付いてる女の子…。あれ?西門に居たわんこ連れの子じゃん。
「立てますか?」
「す、すみません…痺れ罠みたいなのに掛かってしまって…」
思ってた以上に畜生だったか…。まぁ、顔は覚えた。
「初心者にやるにしては悪辣ですわね…」
「1人で出たの?」
「えっと、……はい、貴女も行ったから私も行けるかなって…」
いや、藍那さんこっち見ないでよ…。
「はぁ。この方はとある戦ジャンキークラン期待の新人さんですわよ…。普通ではないのです」
「おい」
「そうだったんだ…」
「で。何で狙われたの?」
「えっと…。私、テイマーなんです…」
「ふむ?珍しいと言えば珍しいですわね…」
「そうなんです?」
「このゲームでも、経験値割りが有りますの。テイマーが不遇なのはどこも一緒かと。それと、テイマー自身が貧弱。コレに尽きますわ」
「テイマーだから、狙われたの?」
「いえ、恐らくは、、もし?アナタのもんすちゃんはいらっしゃる?」
「はい…。おいでッ」
「きゅーん…」
「まぁッ!?」
「タロちゃんです…」
抱っこされて力の抜けたプチウルフだね。確かに可愛い。藍那さんがくねくねしてるよ…。
「やっぱりレアもんすちゃんですわ〜ッ!」
……どこが?分からないんですけど…。
「ほらっさやさんッ!この眉毛ッ」
「眉毛?……確かに太呂眉ですけど…。あ、だからタロちゃんなんだね」
「きゅんッ」
「この子狙いのPKだったって事?…テイムモンスって奪えるんです?」
「所有権の破棄で野生に帰りますの」
だから、麻痺罠で苦しむような嫌がらせしようとしたと…?
「絶許ですね」
「勿論ですわッ」
「あの…。私はどうしたら?」
そこに行き着くよね…。放っておいたらまたアイツらみたいなのが湧くかもだし…。うむむむ…。
モンスターの中にはレア個体やらユニーク個体やらいます。MMOあるあるだねッ・:*+.\(( °ω° ))/.:+




