43 オバケ娘と飢え満たされぬ群勢 その拾弐
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「さて、食い終わったし俺も殴りに行くか…」
「むぐむぐ…んぐ。…おいてかないでよぉ〜」
つーんとしているクオンを置いて行きやがりましたね…。
「えっと…。クオンの方がしなやかで綺麗だよ?」
「……。」
「それにッ上品なお猫様だし、可愛いし、……私の1番はクオンだよ?」
「……本当?。」
「本当!」
「…なら、良い。」
ふぅ…。時々スネちゃまモードになるんだから…。まぁ、とっても可愛いんですけど!!人目が無かったら押し倒してるねッ!
「ほら、そろそろ狩り終わりそうだから、行こ?」
「うん。」
クオンの手を握って派手に暴れてる奴らの所へ、レッツゴー!
「あ、戻ってきたッス」
「なんや…。副団のあのモード御せるんかい…」
「…凄いな」
「……皆んなもっと前に行きたい?。」
「冗談やん〜……な?椎名〜」
「キノコ〜…」
「それなら後で澪母さんに作って貰え」
「あのキノコ以外ッスよ?」
「美味しそうなのに〜…」
どんな感性あったらあのSAN値直送キノコが美味しそうに見えるのか…。傘が赤の斑点のエリンギ。確かに収穫したてにはなるだろうけど…。絶対に口に入れたくない。
「諦めなさい。禁制品だから、持ってるのがバレたら衛兵に捕まるわよ。」
「インベに入れたらバレないんじゃないの?」
「それがやな〜…。衛兵はん達は鼻が効くんや…」
「そのカラスは前科有りッス」
「ガン詰されてたな」
「怒らせたらアカン人たちやったな…」
「どうなったの?」
「没収、罰金、強制的に称号、[和を乱すもの]、が頭上にキラキラ目立つようになる。あと、」
「まだあるの!?」
「うん。今回が初犯だからセーフだけど、次やったら指名手配。勿論捕まったら監獄行き。」
「心を入れ替えたんや!……ホンマやで!」
「闇マーケットに売り出そうとしない…?」
「さやはん!ワイの目が再犯する目に見えるんか?!」
「うん」
「即答やん?!」
「次は無いから大丈夫よ。」
「そうや!追放は流石に堪忍や〜」
掲示板の件忘れてないから。…まぁ、反省しているなら、良いんじゃない?
「…凄いね君達。向こうでドンぱちやってるとは思えないほど、ほのぼのじゃないか」
「これが我ら永遠の彼方や!」
「一緒にしないで欲しいッス」
「らいやんもかい!」
「…何か様?。」
「いや、本当に手柄を貰ってしまって良いものかと……ね?」
「私達それなりに暴れたし、良いんじゃない?ねぇ、クオン?」
「ええ。黄昏の空は他の馬鹿クランみたいに自滅したりしないし。」
「正直な話アタシは銃の耐久がギリギリッス」
「俺も弾切れだ。殴りなら行けるが、本職じゃない」
「僕は腹ペコ〜」
「さっき食うてたやろ!?」
「あんなんじゃ足りないよぉ〜」
「私とさや、そら位しか現状まともに戦えない。それならアナタ達に任せる。うしろは任せて。」
「フッ…。そうか。…それなら安心して行くとするよ」
黄昏の空の団長さんが笑いながら片手にライフル、片手に剣を持って歩いて行った。
「凄い奇抜なスタイルだね?」
「アレが黄昏の空、織の戦闘スタイルよ。」
「予選で撃ち落とされたん、まだトラウマやで…」
「大なり小なりあのスタイルでウチのクランは酷い目にあってる。私が屠ったけど。」
おっと…。クオンが珍しくドヤってますな。
「仇討たれたやん」
「…まだ戦いたいみたいね?さや。」
「あいあい」
「ちょッ」
背中の腕でなんかもう慣れたカラスを掴む。…そうだ、新技閃いたんだっけ。[念動集中]、[パワーボム]!それっ、行って来い!
ーブンッ!
「絶対何かヤバい事したやろー!?」
ーゴスッ…。ボカーンッ!!
ギャーーッ!
前面にのみ爆発の指向性を念動コーティングしたボムだよ。…まぁ、そらは頑丈だから大丈夫でしょ。他のプレイヤーは、、…当たったらゴメンネッ。
ポーン…。
<敵を酷い爆発で爆殺しました。称号、[爆弾魔]を獲得。>
お?称号ゲット!ヤッタゼ!
ポーン…。
<真の敵討伐が確認されました。これにより、イベントを終了いたします。皆様、お疲れ様でした。>
……ヤッチマッタゼ!?
ポーン…。
<イベント集計……。評価S。今イベントMVP……プレイヤー、そら。おめでとうございます。>
……へ、へぇ〜。MVPとかあるんだ〜。
「流石ね、さや。」
「合体技だ〜」
「…諸共行かなかったか?」
「成仏するッス…」
まぁ、MVP取れたらしいし、そらも喜んでるでしょ。
ちゃんとギリギリ生きてます。何なら前爆発でドリル回転してちゃっかりボスをキルしました。さすMVP(゜∀゜)




