27 オバケ娘と訪れる欺瞞
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「ぐぬぬぬ…」
「ぐるるる…」
スキルの確認してたら、なんだっけ?ワンプロ?みたいな事してるお二方。……うん。仲良しだねぇ。
「メルア様、そろそろ戻ります〜」
「あら?もうですか……。決着は次ですよ。くうちゃん」
「ばうっ!」
「あっ、そうそう♪新たなスキルなのですが、、さや様達へのサプライズになっています♪」
「私達…ですか?」
「はいっ♪」
たぶん訪れる欺瞞とか言うスキルのことだよね…。
「えっと…、詳細とかは…」
「うふふふ♪サプライズですから♪」
「デスヨネー」
戻ればすぐに分かるタイプだと良いんだけど…。
「それでは、またのお越しをお待ちしておりますね?さや様♪」
「…はい。メルア様。ありがとうございました」
「いえいえ♪くうちゃん。さや様をお願いしますね?」
「わふぅ…。」
やれやれみたいに首ふってますけど?……まぁ、いいや。
前みたいに足元に穴が空いてボッシュート。…うん。知ってた。
「うふふ♪界が少し広がりましたね。これで……」
はい。今度こそクランハウスにイン。みんなの前で進化するかと思ってたのにね。
「少し遅かったわね?さや。」
「おう。おかえり」
「ごめんごめん。進化するのに時間が掛かったみたい」
「う〜ん〜?何かかわったぁ?」
「せやね。メジェ神のまんまや」
「コレでも進化したんだよ?…ほら」
背中にある腕?に意識を集中してそらを掴む。
「おわっ!なんやコレッ」
「お〜。飛んでないのに浮いてる〜」
「さやがよく使う念動ではなくて?。」
「違うよ〜。こっちの方が繊細な動きが出来るっぽいし…。ほら」
「あはははッ……こそばゆいッちゅーねん!」
「凄いな。使えればかなりの脅威になる」
「ほんとッスね…」
「あの〜そろそろ私の紹介を……ウキャーッ!?」
「な、何や!?」
「なんだ、どうした?」
「驚いた…。」
「副団長もッスか?」
「あかん。団長が気絶しとる…」
「えっ……なに?」
「お嫁さんが突然ブレた〜」
「ブレた?」
「さやがブレたと思ったら、白ブラウスの髪の長いさやが出てきた。」
「怖いッス!」
凄いパニックなんですけど?!……コレか!?サプライズって!皆んなに説明しないとね…。
「ごめん。ソレ多分私のスキルだと思う」
「どんなスキルやねん…」
「えっと…訪れる欺瞞って種族スキル」
「聞いたことない。」
「僕も〜」
「初出だろうな」
「恐らく、ヘイトコントロール系のスキル。注目するとランダムで目の前にさやが来る。」
「へぇ〜」
「へぇ〜」
「何で本人が知らんねん…」
「説明受ける前にボッシュートされました」
改めて、別部屋でクオンと初顔合わせの人と面談。見た目は人間のほんわか美人さん。黒髪で大和撫子って感じ。
「取り敢えず紹介ね。料理、錬金担当の澪。」
「料理は錬金術。澪でーすっ!」
「さっきはお騒がせしました…。さやです。宜しくお願いします」
「いえいえっ。宜しく!……所で、副団長からさやさんが良いモノ持っているって聞きまして〜…」
「あっ、錬金担当だっけ…。う〜ん、どれだろ?」
「私の嗅覚が金を感じ取ってるんです!」
金の嗅覚って。まぁ、持ってるね。金のヘビの素材。…う〜ん。お騒がせして第一印象あんまり良くないよね…。……良し。
「澪さん。コレどうぞ」
「まぁ!立派な角ッコレ一本で50万Gはしますよ!?」
「私あんまりお金使わないんです。だから、クランで役立てて下さい」
「うーん…。」
「あっ、それか、呪われたアイテムが有れば優先して貰えるでどうでしょう?」
「……私が貰いすぎな気がしますが、良いでしょう!丁度使い道すらよく分からない物がありますし、ソレをお譲りしますね!」
「……終わったわね。…澪、例のアレを。」
「はいなー!」
何やらゴソゴソしている澪さん。何だろう。この、食堂のおばちゃん感。
「あった、あった、コレコレッ。はい!さやさんっ」
そう言って渡されたのは…真っ黒な石。確か…黒曜石だったはず。
「コレは?」
「持つと凄く重怠くなる石なんです!」
「たぶん呪われたアイテムのハズ。」
「…なるほど?」
カチャカチャ…!
「あ、そういえば……。くうちゃん。出ておいで」
「ワフッ…!」
自己紹介しないとね。
「進化に伴ってくうちゃんが見えるようになったよ。ほら、くうちゃん。クオンと澪さん。挨拶してね」
「ワフッ!」
「あら。改めて、クオンよ。くうちゃん。さやを守ってあげてね。」
「ワフッ!」
「まぁまぁ!可愛らしいわんちゃんですね!澪ですよ〜」
「わふん〜…」
早速ナデナデして貰ってご満悦だね。…そうだ。
「くうちゃん?コレいる?」
「ワフッ!!」
あら、即答。黒曜石を手に置いたら……あれ?
「わぅわぅ…。」
なんか、ジェスチャーしてるね?…手を招き猫みたいな?
「くうちゃんが何か伝えたいみたいね。」
「招き猫とか?」
「わぅ…。」
「違うみたいですねー」
何か引っ掛かるような横スイング…。…う〜ん?
「さや。鎌じゃない?。」
「えぇ?そうかなぁ」
「ワフッ!!」
「どうやら、正解みたいですよ!」
有ったね、そう言えば。くうちゃんにシメられたらしい鎌。
澪。26歳。言動がおばちゃん味があるせいで目上に見られがち。皆んなの財政担当兼料理人兼錬金担当と何気にハードモードの人。金の亡者。\( 'ω')/




