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本編登場人物紹介&乙女ゲーム概要・キャラ紹介

【登場人物紹介】


◇アドリエンヌ=プレジッド

容姿:金髪ツインドリル、緑色のつり目

立場:公爵令嬢、悪役令嬢、第一王子の婚約者


十歳の誕生日に前世の記憶を取り戻し、悪役令嬢に転生したことに気がつくも、ゲーム知識は友人に教えてもらった情報とプロローグまでの展開のみ。絶対断罪される悪役令嬢から逃れようともがくも、結局王子と婚約してしまう。頭はあまりよろしくない。考えることがとにかく苦手。超がつくほどの迷子体質だが、それで得たものは数知れず。

無表情で何考えているのか分からない両親に育てられるが、真夜中のダンスを目にしたことで彼らの溺愛に気づく。やや鈍感で執着されやすい。

大のドラゴン好きでよく考えずにテイム契約を結んでしまったり、父にドラゴンのブラシと牛革の手袋をねだったりする。フレインボルドと婚約する前はピンク系のドレスを、そして婚約してからは真っ赤なドレスを身につけるもどちらも本人の趣味ではない。むしろ真逆をいく。

指輪をはめられて結婚してもわりと短時間で受け入れてしまったり、学園卒業前に妊娠が発覚しても真っ先に卵生か胎生かを気にするなど、人とだいぶ価値観がズレている。

毎回記憶がリセットされているがクリアするまでに実に28度ループをしている。6つあるうちの転生ギフトを1つ使用しているが、記憶が消されているため本人ですら何を願ったのか覚えていない。

達成条件『フレインボルドに人を殺させず結婚式を行わせること※プレイヤーの生死は問わない』を見事クリアし、この世界への残留を選んだ。



◇フレインボルド

容姿:【人型】真っ赤な髪、金色の瞳 【竜】theドラゴン 真っ赤なウロコを持つ

立場:アッサム王国第一王子、レッドドラゴン(火竜)の加護持ち、アドリエンヌの婚約者、ゲームの攻略対象者


母は竜化する人間を産んだことで気を病み自殺を図り、父は兄へのコンプレックスから彼に異常なまでの執着を見せる。婚約者は竜の姿を見て恐怖し、引きこもってしまったことで彼自身も心を病む。唯一自分を見てくれた伯父は審判の竜に選ばれたことで信頼できる相手を失う。婚約者選出のお茶会でたまたま出会ったドラゴン好きのアドリエンヌに惹かれ、次第に執着していく。一人目の婚約者に怯えられたことがトラウマとなり、アドリエンヌの退路を潰したり、周りの人間の排除を行う。元婚約者にだけは少し負い目を感じているため、判断が遅れるが、基本的に邪魔だと感じた相手に慈悲はない。アドリエンヌのループ要因のほとんどが彼による害虫排除活動によるもの。アドリエンヌのドラゴン好きによって竜化した姿の自分を嫌うことはなくなったが、嫉妬をすることもしばしば。腹違いの弟がいるが、お茶会の少し前から顔を合わせていない。顔が少し似ているため、城内でアドリエンヌと顔を合わせると速攻で排除される。

転生者ではない彼にループ中の記憶はないはずなのだが、アドリエンヌが消える瞬間を薄っすらと覚えていたりする。それがトラウマとなって、ループするごとに執着が濃くなっていく。(同時にアドリエンヌのクリア難易度が跳ね上がっていく)

竜の審判が終わってからは落ち着いたように見えて、卒業した後もアドリエンヌにべったり。毎日の送り迎えはもちろんのこと、定期的に学内まで来て目を光らせてはイリアを呆れさせていた。


◇ニーナ=シンドラー

容姿:茶髪三つ編み、緑瞳

立場:乙女ゲームのヒロイン、癒しの巫女にして竜の巫女。


記憶維持勢。

『恐怖耐性』『痛覚緩和』『記憶整理』『記憶共有』などのギフト取得済み。

10才で癒しの力を開花させ、同時に竜の審判役として選ばれた。

初めはシナリオ通りに普通科へ進学するはずだったが、特定のイベント発生前に癒しの力を発現させてしまい、何度か国王に殺されている。ゲームではなかったはずの殺害に混乱しながら連続でループを繰り返し続けた。その時点でループ回数は軽く10を越している。実は何度か普通科に進んでいるが、ヤンデレからの愛に耐え切れず、自ら死を選んだこともある。ブレイズのテイムは初めてクリア直前までたどり着けた時に行っており、そこから記憶を共有している。彼をテイムした後、ゲームでは風の国の王族に殺されていたフーガを助けるために何度も殺されていたりとループをすることに躊躇はないが、自分の前で誰かが殺されることを嫌う。転生直後に何度も殺されているので国王には苦手意識を持っており、攻略対象者達のこともあまり得意ではない。二匹の竜を家族のように思っており、自分が転生したら世話をする相手がいなくなってしまうとの理由でこの世界への残留を決めた。

極度のマヨネーズ好きで、常にお手製マヨネーズとそれを飲むためのストローを常備している。料理は上手く、薬膳(ブレイズの好物)とお菓子(フーガの好物)が得意。

クリア条件『学園卒業』『審判の成功』を達成。

薬科コースを主席で卒業し、薬師認定書を取得。国と学園の推薦状のおかげで薬の売り歩きの許可を得る。

卒業後はアッセム国認定薬師になり、ブレイズとフーガの食費を稼ぐために働く。



◇アーサー=バレン

容姿:【人型】ぼさぼさの茶髪、伸びきった髭、目の下にクマ、筋肉質  【竜】もふもふとしており、キウイっぽい

立場:バレン王国王子、騎士団長


お線香の香りがする。『おせっかい焼きのアーサー』と呼ばれており、フレインボルドが傷つかないようにと興味のないアドリエンヌに婚約を持ちかけた。

好きな人がいるが、自分が人ならざるものであることを知られたくないため、想いを打ち明けられずにいる。アドリエンヌがドラゴン好きの変人で、火竜のフレインボルドと同等の執着を持っていることを知って若干引くが、加護持ちの竜化を受け入れてくれる彼女を気に入っている。あの一件以来、アドリエンヌとはたまにお茶を楽しむ仲になった。アドリエンヌと二人きりになっても怒りを向けられない唯一の男性である。



◇イリア

容姿:???

立場:フレインボルドの元婚約者兼幼馴染、公爵令嬢


フレインボルドのドラゴン姿に恐怖し、婚約解消後、長い間屋敷に引きこもっていた。ドラゴンがフレインボルド本人であったことには気づいていない。

引きこもっている間ももう一人の幼馴染とだけは連絡を続けており、彼からの手紙でフレインボルドが結婚したことを知った。婚約をしていることは知っているが、卒業前に結婚までするとは何かあったに違いない。幼馴染が悪女に騙されているのではないか。自分があの場所から逃げてしまったから、との責任感に駆られてアドリエンヌの前に現れた。初めは警戒していたが、アドリエンヌに毒気を抜かれ、同時に罪悪感からも解放された。ロマンス小説が好きで、王子ヒーローよりも騎士ヒーローがお気に入り。のちにもう一人の幼馴染と婚約するが本人は彼から執着されていることに気付いていない。



◇ブレイズ

容姿:長身、金瞳

髪は真っ赤→白と黒のグラデーション(光闇竜になってから)→黒(審判後)と変化している。

立場:フレインボルドの伯父、光闇竜


元火竜で現在は火竜の加護と光闇竜の特性の両方を持つ。聖堂のある空間を維持するなど、特殊な空間を作成・維持できる。

幼少期から火竜信仰のある父に期待され、弟からは歪んだ尊敬を向けられていた。元々婚約者はいたが火竜信仰者に殺されている。フレインボルドには自分と同じ道は辿らせまいと考えていたが、審判の竜に選ばれてからはなくなく甥から離れた。以降もちょくちょく遠目からフレインボルドの姿を見に来ており、アドリエンヌには感謝をしている。ニーナのことは変人だと思いつつも信頼できる相手であり、フーガのことは甥のように思っている。二人とも光闇竜として生まれ変わった自分に出来た家族だと思っている。フレインボルドほど執着は強くないが、彼もまた強い執着を持っており、それはフーガとニーナの二人に向けられている。

鳥粥が好きで、特にニーナの作ったものがお気に入り。

審判の後に何度かフレインボルドと会っており、その際に城に残してきた私物や金の入った通帳を渡される。城にいた頃にかなり稼いでおり、通帳の中には働かずとも三人が豪遊して暮らせるだけのお金があるものの、将来ニーナが店を構える時の資金に使おうと取ってある。



◇フーガ

容姿:【人型】??? 【竜】羽の生えたカメのよう

立場:風の国唯一の加護持ち


風の国の王族に生まれるも、すぐに山に捨てられ、縁は切られている。忌子と恐れられながらも殺されなかったのは、審判の際にウロコが必要だったから。

他の国の加護持ちとのみ交流を持っており、会話は最低限、能力の調整も出来なかった。ニーナと出会ったばかりの頃は何度も彼女を殺しており、テイム後も力を暴走させることもしばしば。記憶共有後、何度もニーナを殺していることを知る。それでも一緒にいてくれる二人を変人だと思いつつも、あの場所から救い出してくれたことに感謝している。グリフォンの丸焼きとプリンが好き。



◇アドリエンヌの両親

無表情で基本何考えているかは分からない、と思われていたが、ただ感情を出すのが苦手なだけで娘を溺愛している。ピンク色やフリル、レースなど可愛らしいものをとりあえず詰め込めば可愛くなると思ってる。



◇王子の幼馴染

初めは連絡の取れなくなったフレインボルドと、引きこもってしまったイリスの二人の幼馴染の様子を心配していた。だがいつからかイリスが自分にのみ心を許してくれていることに優越感を覚えるようになり、彼女に執着する。フレインボルドとアドリエンヌに何か言いたげな視線を向けていたのは、二人の仲が自分の障害にならないか見定めたかったから。

イリスが学園に入学した後も、自分が認めた相手以外と彼女が交流を持つことを嫌う。彼女に宛てられた手紙を勝手に燃やしたり、気に入らない本を捨ててしまったりする。フレインボルドの妻であるアドリエンヌのことはイリスの唯一の友人として認めている。自分がいない時のイリス情報は基本的にアドリエンヌから収集している。




【ゲーム版設定】


*作品概要

『Dramatic Lover 〜真実の愛を君に〜』

四竜シリーズ第三弾として発売された。

舞台は火の国、アッセム王国。

『執着』をテーマにしており、攻略対象者は全員強い執着を持つ。

ハッピーエンドでも主人公が死ぬことがある。攻略対象者が全員ヤンデレであることと、発売まで一切闇(病み)感が見えなかったことからファンの間では『ヤンデレ爆弾』と呼ばれた。


ヒロインは竜の巫女として、竜の審判を行う必要がある。審判を行うには、聖堂へ続くゲートを開く光闇竜を探し、四竜それぞれの鱗を集める必要がある。

審判ではこの先100年、加護持ちたちが光と闇、どちらの下で生きるか決めなくてはならない。


光を選べば今まで通り。

闇を選べば竜化は解ける。


かつて加護持ち達の竜化から解放させるために闇を選ぼうとした巫女が殺され、その時から四竜たちはそれぞれ異なる道へ進んだと言われている。


シリーズ共通の鍵となる四竜だが、今作のメインは火竜。

元火竜の光闇竜ブレイズのテイムとフレインボルドの好感度ゲージが大筋に関わってくる。

※光闇竜のテイムが失敗すると審判の最中に乱入者が現れて殺される。

他者攻略中にフレインボルドの好感度ゲージを上げすぎると監禁されて審判を行えず、低すぎると審判に必要な鱗が譲ってもらえない。




*登場人物

◇ニーナ=シンドラー(名前変更可)

本作のヒロイン

10歳の時に癒やしの力を開花させ、竜の巫女に選ばれる。貴族ばかりが集まる普通科への入学を特例として許され、学園への入学が決まる。



◇フレインボルド=アッセム

アッセム王国第一王子

母は自殺し、父は伯父へのコンプレックスを拗らせている。仲の良かった婚約者がいたが、竜の姿を見て恐怖し、引きこもってしまったことでフレインボルド自身も心を病む。

唯一自分を見てくれた伯父は審判の竜に選ばれたことで信頼できる相手を失う。

次に選ばれた婚約者はまるでフレインボルド自身に価値などないかのようにいつも無感情な目を向けていたが、それくらいが心地いいと愛のない一生を過ごすことを覚悟していた時に竜の巫女ヒロインと出会う。

彼女の優しさに惹かれると共にどんどん依存していき、審判のために鱗を集める際も同行してくるようになる。この際選択を間違えるとヒロインまたは竜達が殺されることとなる。作中で最も人が死に、犠牲者を出さないエンドはないとまで言われた。



◇???

アッセム王国第二王子

火竜狂信者の両親から加護もちの兄と比較され続け、劣等感の塊として育つ。

兄とは長らく会っておらず、学園に入学してから実に6年ぶりに対面を果たす。だが兄は自分に興味がなく、それどころか恨んでいるようで、それを自分が無能だからと思い込む。

自己肯定感が低く、自分を見てくれたヒロインにひどく執着するようになる。フレインボルドと話していると捨てないでくれと縋り、泣きながら監禁することもしばしば。バッドエンドに入ると自殺するか心中を図ることが多い。ハッピーエンドの一つでは兄の影から逃げるようにヒロインとともにアッセム王国を後にする。



◇???

フレインボルドの幼なじみ

自分だけがフレインボルドの影を分かっていると思い込んでおり、彼に強い執着を示す。

ヒロインが登場してからはフレインボルドの隣が取られると思い込み、ヒロインを殺害しようとする。複数回の殺害未遂を経て、ヒロインへ強い執着を示すようになり、愛ゆえの監禁や殺害を決行するようになる。ハッピーエンドでも監禁され、バッドエンドでは死姦のような描写もある。



◇???

ヒロインの幼なじみ

ヒロインが学園に入学すると聞き、村から付いてきた。普通科への入学は許されず、商業科に在籍。貴族達の中に一人きりになってしまったヒロインを心配して度々様子を見に来る。他の三人とは違い、シナリオが進むごとに元々あった執着が垣間見えるようになる。授業中の出来事やヒロインの様子を知っていたり、ヒロインを虐めた貴族の髪を引っ掴んで燃やしたり、ナイフでドレスを切り裂いたりする。また変態性も持ち合わせており、歯ブラシ共有やシャツを自室に持ち帰るのは当たり前。ヒロインの爪は食べる。足と手では味がまるで違うと主張する。バッドエンドでヒロインを監禁しても今まで通り過ごしていたり、殺した後も平然と死体と暮らしていたりする。ハッピーエンドでは光闇竜を殺した上でヒロインと共に村に帰る。



◆アドリエンヌ=プレジッド

悪役令嬢

フレインボルドに恋愛感情は微塵もなく、王子である以上の価値を見出していない。学園に入学してからフレインボルドの周りをちょこまかと動くヒロインのことを羽虫呼ばわりし、害虫駆除に勤しむ。

ほとんどのルートでフレイムボルドが竜化することを知らずに退場していくが、彼の竜化を知っても全く動じなかった唯一のキャラでもある。本編で最も多く殺されるキャラで王子ルート以外でもとにかく殺されまくる。死に方も様々で、彼女がいなければ真のヤンデレは完成しないとファンからは感謝されていた。毎年彼女の誕生日は公式のSNSにイラストが載り、作品ファンが拝むという不思議な光景が見られる。某サイトには彼女がひたすら甘やかされている漫画や小説などの二次創作がアップされるなど、ある意味作品で最も愛されたキャラでもある。



◆アーサー=バレン

四竜シリーズ一作目の攻略対象者。

本作では土竜のうろこをもらう際に登場するのみである。



◆ブレイズ

光闇竜にして元火竜

フレイムの伯父

どこか影があり、審判にもあまり乗り気ではない。



◆名無しのドラゴン

風の国にある山の一つに居座る風竜

風の国で現在生きている唯一の加護もちで、ヒロインが鱗回収に向かう前に王族達の手で殺害されている。彼のうろこは血を拭かれた状態でヒロインに手渡される。



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