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第七十五話

戦争の事後処理も終わり、とうとう送還の義の為のアイテムを探しに行ける様になった俺達!

街長達の送迎も問題無く終わり、ユウ先輩達と合流してダンジョンを目指し始めた!


「さてと、それでダンジョンは何処にあるんだ?」


「冒険者ギルドによると、此処から大体、五日程離れた場所にあるそうですよ」


「結構遠いな。ちなみに、近くに街はあるのか?」


「近くどころではなく、その街の中にダンジョンがあるそうですよ」


「街の中にダンジョンか。結構デカイ街なのか?」


「街もデカイっすけど、ダンジョンもデカイらしいっすよ!」


「マジかよー!アイテム探すの面倒そうだな」


「いえいえ、今回も場所は分かっていますから、そんなにはかからないと思いますよ」


「へえー、それなら良かったな!」


「まあ、ダンジョンの何処にあるかは分かっているのですが、そこまでが遠いのですけどね」


「まあ、ヒントも無く探し回るよりはいいだろう。またドロップ系か?」


「そうっす!今回はクリスタルバタフリーが落とすみたいっすよ!」


「クリスタルの蝶かよ!ギルドにドロップ品ないかな?」


「使用用途も無く、しかもクリスタルバタフリー自体が強い事もあり、ほぼ出回らないそうですよ」


「まあ、そうだろうな。ちなみにダンジョンってどんな感じ何だ?」


「それは見てのお楽しみです!さあ、行きましょう」


「何だよ。気になるじゃないか!ダイ、お前も知っているのか?」


「そんなの勿論知らないっすよ!」


「自信マンマンに言うなよ。取り敢えず行ってみるか」


「ユウ先輩、どうするっすか?魔力列車か飛行機で行きます?」


「いや、今回は急ぐ必要もないし、馬車で行こうぜ。エクリアデュナレスまで送迎した帰りに、馬を用意して貰ったからな」


「なら馬車の本体は俺が作るっすよ!その方が快適っすからね!」


「よし、頼んだぞ!」


「了解っす!」


そして俺達はゆっくり次の街を目指して出発した。

道中も何も問題無く、俺達は目的の街まで辿り着いた!


「遂に着いたな!ここが目的の街、名前なんてたっけ?」


「マーサスワート。この街はこの大陸最大都市になっています」


「確かにデカイな。それよりも目を引くのは・・・」


「街の中心にあるあのデカイ木っすよね」


「あれが私達の目指すダンジョンです」


「あの木がダンジョンなのか?」


「どうやら木の中にダンジョンがあるようですよ。そして、お目当ての物も!」


「じゃあ、取り敢えず行ってみようぜ。さっさとアイテムをゲットして次の大陸に行こうぜ」


「私も頑張りますよ!師匠!」


「それじゃあ行くぞ!」


俺達は街へ入った。街へは問題無く入れた。本当に順調だ。宿屋を確保して俺達は今後の方針を話し合いを行う。


「先ずは情報収集だな」


「なんか、最近情報収集ばっかっすね」


「仕方ねーだろ。情報がなけりゃ動きにくいからな」


「そうですね。ではまた二手に別れますか?」


「そうだな。流石に知らない街で一人行動は危ないしな!」


「チーム分けはどーするっすか?」


「前と一緒でいいだろ」


「そうっすね。じゃあ、ノリ先輩と俺は街の左側を!ユウ先輩とマシロは右側ってことでいいっすか?」


「それでいいだろ。適度なとこで切り上げて宿屋に戻って来いよ!くれぐれも面倒事は起こすなよ」


「ユウ先輩、それはツッコミ待ちっすか?」


「そうでしょう。どう考えてもユウ先輩の方がトラブルを起こしていますから」


「そ、そんな事ない!・・・はずだ。多分」


「とりま行って来るっす!行きましょうノリ先輩!」


「ええ、では行ってきますね」


「俺達も行くぞ!マシロ!」


「了解です!師匠!」


俺達はユウ先輩達と別れて街へと出た!


「ノリ先輩、何処から行きます?」


「取り敢えず冒険者ギルドでしょう。一応、アイテムドロップの確認と出現場所の確認もしないといけませんからね」


「そうっすね!ってか肝心の冒険者ギルドはどこっすか?」


「宿屋で場所は聞いています。コチラですよ」


「前々から思ってたっすけど、ノリ先輩手際いいっすよね」


「ユウ先輩やダイがもう少し、しっかりしてくれたら良いのですけどね」


「さー!頑張って行きましょう!ノリ先輩!」


「誤魔化さないで真面目に聞いて欲しいですけどね。まあ、行きましょう」


俺はノリ先輩の案内で冒険者ギルドに着いた。このギルド、今まで訪れたギルドで一番デカイな!


「それじゃあ入りましょう」


「了解っす!」


ギルドに入るとデカイだけはある。酒場も併用され、かなり賑わっている。昼間なのに結構人がいるな!


「それでは私は受付で少し話を聞いて来ます。ダイは酒場で話を聞いてみて下さい」


「ラジャーっす!」


とは言ったものの、知らない人に話しかけるのはちょっと面倒だから、カウンターで飲み物を飲みながら聞き耳を立てていた。

少ししたらノリ先輩が現れた。


「お待たせしました。やはり、前情報に間違いは無かったですね」


「良かったっす」


「それで、ダイの方では何か情報はありましたか?」


「特に無いっすね」


「ダイ、貴方聞き込みしてないんですね?」


「そ、そんな事ないっすよー」


「まあ、いいでしょう。じゃあ街の中を少し見て周りましょうか?」


ノリ先輩と酒場を出ようとしたら、知らない三人組が出口を塞いだ。


「おいおい、お前等新顔だろ。それなら俺達に挨拶くらいしたらどうだ?」


「そうだよなー!俺達アカゲ三連星に挨拶しないなんて事ないよな!」


「まあ、俺達は優しいから有り金全部払うなら許してやるよ!優しいだろ。なあ!」


おっ!久しぶりに絡まれてるっすね!


「そう言えば、ノリ先輩と一緒の時に絡まれるのって初じゃないっすか?」


「確かにそうですね。いつもはユウ先輩やマシロに絡む輩はいても、私達には絡む事無かったですからね」


「ごちゃごちゃ言ってないで払うの痛い目に・・・グハッ!」


男の一人がノリ先輩の肩に手を置いた瞬間にノリ先輩の蹴りが男の腹部にめり込んだ!そして、壁まで吹っ飛ばした!更に弓を構えて吹っ飛ばした男の顔の横に弓矢を放った!


「それで、私達に何か用でしょうか?」


こんな暴力を振るった後に、相手に笑顔で話しかける。ある意味ユウ先輩より怖いぜ!ノリ先輩!


「あ、いや、えっと!」


「そこをどいて頂けますか?」


ノリ先輩がそう言ったら、アカゲ三連星の残りの二人が二手に別れて出口を開ける!直立不動になってる!まあ、気持ちは分かるぞ!


「さあ、行きましょう」


二人の間を堂々と歩くノリ先輩!マジカッケーっす!

けど、これって?


「ノリ先輩、これ面倒事にならないっすか?」


「大丈夫でしょう。これくらいユウ先輩もやってるでしょうし、それに・・・」


「それになんっすか?」


「いざとなれば消してしまえばいいんですよ」


笑顔で言うノリ先輩!マジこえーっすよ!


「冗談ですよ。じゃあ行きましょう」


俺はノリ先輩の後ろに付いて酒場を後にした。


「この後、どうするっすか?」


「そうですね。取り敢えず欲しい情報も得ましたし、一度宿屋に戻りましょうか」


俺とノリ先輩は宿屋に戻った。既にユウ先輩とマシロも帰っていた。


「あれ?ユウ先輩早いっすね!」


「まあ、色々あってな!」


「まさか自分が言ってたのに面倒事を起こしたっすか!」


俺は冗談ぽく言ったのだが、ユウ先輩は目線をそらした。


「えっ!マジで何か面倒事起こしたっすか!」


「お、起こしてねーよ!ちょっと絡まれたから殴り飛ばしただけだ」


「やっぱりユウ先輩も面倒事起こしてるんじゃないっすか!」


「うるせぇ!ってちょっとまて!ユウ先輩もって事はお前等も何かあったのか?」


「えーと、俺達も酒場で絡まれて、それをノリ先輩が蹴り飛ばしたっす!」


「ノリが!珍しいな!」


「少しムキになってしまいましたね。恥ずかしい」


「まあ、いい。それで何か情報は手に入ったのか?」


「こちらは、今まで手に入れた情報の再確認ですが出来ました」


「こっちはあまり有益な情報は無かったな。マシロ!」


「はい!串焼きが美味しかったです!」


「いや、それって観光してただけじゃ!」


なんて話をしているとドアがノックされた。


「はいよ!一体誰だ?」


ユウ先輩がドアを開けると困った顔をした宿屋の関係者が立っていた。


「何だ?何か用か?」


「その、すいません。お客様方に用があると宿屋の前に来客が来ているのですが」


「はっ?俺達、今日初めてこの街に来たのに知り合いなんていないんだが?間違いじゃないのか?」


「いえ、先方にも確認しましたが、お客様方で間違い無いとおっしゃるので。申し訳ありませんが一度会ってみてもらえないでしょうか」


「分かった。今から行く。案内してくれ」


俺達は従業員の案内により、宿屋入口に着いた。すると腕組みをし、仁王立ちしている一人の男がたっていた!


「待っていたぞ!オラの子分共を倒したのはお前達だな!オラが敵討ちにきたぞ!」


突然宿屋に現れた謎の男!

男がいう敵討ちとは、ユウ先輩とノリ先輩のどっちなのか!

俺達は無事にダンジョンでアイテムをゲット出来るのか!

元の世界に早く還りたい!少しづつは近づいていると俺は信じたい!




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