第六十話
ベンガルさんとシュガールさんの親父さん達から聞かされた爆弾発言!
二人がユウ先輩を婿にすると言っている!
果たしてユウ先輩はどちらを選ぶのか!
「おい、シュガール、ベンガル。これはどう言う事だ?」
「ちょ、ちょっと待って下さい!私も何がなんやら」
「あ、アタイも訳が分からないよ!」
「何を言っているんだい?シュガールはあの戦いの後から毎晩言ってたじゃないか?彼なら結婚してもいいと」
「おう、ベンガルも言ってたじゃねーか!アイツはいい男ってな」
「ちょ、ちょっとお父さん!やめて!」
「親父もやめろよ!」
顔を真っ赤にして止めようとするシュガールさんとベンガルさん。
何て言うか・・・
「ユウ先輩、モテモテっすね」
「本当に、羨ましいですねー」
「おいコラ、ノリ、ダイ!こっちを見て言ってみろ!
」
「師匠は結婚しないって言ってました!だからしないですよね師匠!」
「なんですって?貴方、シュガールの何処に不満があるのですか?」
「おう、ベンガルの何処に不満があるだよ?」
「やめて!お父さん!」
「親父もやめろよ!」
「だー!面倒くせー!」
その後も親父さん達の追求を受け流してたユウ先輩!
三十分ぐらいしてやっと落ち着いて話を出来る様になった!
「いやー、すまないね。大事な娘の事だからつい、熱くなってしまって!」
「本当に面目ない」
「っで、今日来たのは娘さんの件だけか?」
「いやいや、勿論違うよ。この街の危険を助けてくれたお礼をしたくてね」
「聞いた話だとアンタ等がいなかったら、娘も危なかったと聞いた。そのお礼もしねーとな」
「気にすんなって」
「いえ、流石に何も無し、と言う訳にはいかないからね」
「おう、だから何か要求はないか?聞ける事なら聞くぜ」
「そうか、・・・一つ言いたい事があるな」
「おっ、なんだい?娘をくれっていう事以外ならきくよ?」
「そうだな。余程の事じゃなけりゃ、聞くぜ」
それを聞いたユウ先輩が話初めた。
「なんでアンタ等は仲が悪いんだ?そのせいで街の奴らは苦労してるじゃないか。一体何故、争う事にしてるんだ?」
「そ、それはですね」
「あー、なんて言ったらいいか」
「それについては私からお話します」
「ちょ、ちょっと待ちなさいシュガール!」
「そうだぜ!無理に話さなくてもいいんじゃないか?」
「黙ってろよ親父!」
「はい!」
「元々は、そんなに仲が悪くはなかったのですが、ある一つの出来事で仲が悪くなったんです」
「っで、その出来事ってのは?」
「女だよ。全く情けないことにね。我が親父ながら情けないよ!」
「ち、違うぞ!ベンガル。俺はそんなちっちゃい事で揉めたりなんか!」
「そうですよ。ヴイーヴルの事が原因では無いですから!」
「えっと、つまり二人が同じ女性を好きになって、取り合って仲が悪くなったって事っすか?」
「まあ」
「有り体に言えばそうかな」
「はぁ~、くっだらねー」
「なっ!貴方達!」
「確かに俺達も若かったからだけどな!そこまで言わなくても良くないか?」
「そのくだらない理由のせいで、民衆が苦しんでんだよ!争いたくも無いのに無理やり争って!売り上げにも影響出てんだぞ!分かってんのかダメ親父ズ!」
「だ、ダメ親父ズ!」
「いや、でもな。今更仲良くなんて、なあ」
「おい、シュガール、ベンガル!」
「「は、ハイ!」」
「明日、朝一にもう隣街同士で争わなくていい。協力して街を盛り上げましょうって発表させろ!分かったか!」
「はい!お父さんを引きずってでも連れていきます」
「アタイも親父を引っ張っていくよ!」
「ちょっと待って下さい!私達の都合を!」
「そんなもん却下に決まってるだろ!」
「な、何て理不尽な!」
「あーあ、ユウ先輩アレを報酬にするつもりっすよ!」
「まあ、活躍したのはユウ先輩だからいいですけどね」
俺達が話している間に向こうの親子が揉めている。それを見ながらユウ先輩が口を開いた!
「おし、必要な事も話したし、帰るか!」
「そうっすね!」
「では、宿屋に戻りますか」
「師匠!修行しましょう!」
「そうだな!行くぞマシロ!」
「あっと、そうだ。ユウ先輩。先に帰ってて下さい。私とダイは少し寄り道をして帰りますから」
「ん?そうか、分かった!」
そう言ってユウ先輩とマシロは部屋を出ていった。
俺とノリ先輩は部屋に残って、シュガールさんとベンガルさんに話かける。
「あー、ちょっといいですか?シュガールさん、ベンガルさん」
「あれ?ノリとダイ。貴方方は帰らなかったのですか?」
「ええ、実は貴方方にお願いがありまして」
「アタイ達にか?一体なんだい?」
「実は、俺達と一体一で特訓しませんか?」
「特訓?どうして私達と?」
「簡単っすよ。俺もノリ先輩も強くなりたいっす」
「それに、貴方方も強くなりたいはずですよね?」
「成程、目的は同じという訳ですか」
「いいねえ、本気でやってもいいんだよね?」
「当たり前です。出来れば神器解放も使って下さい。そうじゃないと特訓になりませんから」
「言うねえ。面白い!やってやろうじゃないか!」
「ええ、私達『十二守護獣』を舐められては、いけませんからね」
「では、ダイはシュガールさんと。私はベンガルさんとやりましょう」
「分かったわ。では、明日お父さんの発表が終わったら特訓をしましょう」
「久しぶりに腕がなるぜ!」
「俺も負けないっすよ!」
こうして、シュガールさんとベンガルさんとの話し合いは終わった。
俺とノリ先輩も今より強くなる為に、特訓することになった!
今より強くなって、絶対に日本に還るぞ!
やーってやるぜ!




